今日は私がお母さんたちに
発コミュを広げたい!と
使命を強く感じたきっかけになった話をします。
今年2月に、私は
自閉症スペクトラム障害があり、特別支援学校を卒業し
成人したお子さんがいらっしゃる方の講演を聴講しました。
発達障害の2次障害で、
自傷行為や物を壊すなど
周囲の人に影響を及ぼす行動をし
家庭でかなり努力をして
養育しても難しい状態が続き
特別な支援が必要な状態、のことをいいます。
現在は良い環境で支援を受けられ
すこしづつ落ち着いている
のとのこと。
そんな大変な経験を
お父さんがお話されるという
貴重な講演でした。
特別支援学校在籍中に
自閉症スペクトラムの
正しい知識を持ち、
予防の視点があったなら
今の状況は変わっていた」
親御さんの反省として
・幼いころからの圧倒的な
障害に対する知識の不足
だが、通学途中でものを壊すなどの
強度行動障害になっていたのに
対策がうてなかった。
・困っても
どこから情報を得ればいいか
わからない状態だった
車を壊したりして
どんどんひどくなり、
今度は人を殴ったりする他害に
発展してしまった。
苦手な事やフラッシュバックがおこる
スイッチを知り、対処しているけれど
という後悔が本当に重い言葉でした。
そして、もう一点
特別支援学校や福祉施設には
専門家がいるから
任せていたら安心ではないんです。
息子さんは
福祉施設で虐待を受けていました。
そのため一人では過ごせなくなり
24時間体制でたくさんのヘルパーさんの
助けを得ながら生活しているそうです。
障害のある人が過ごす場所で
集団行動ができないなどの理由で
いじめや虐待をしている人や
専門家をうたいながら
自閉症スペクトラムの人に
合った対応を知らず、
合わない対応を行う人が
いる現実を知りました。
それが、
発達障害の人の脳を壊してしまう。
自分で表現ができない
弱い立場の障害のある人は
伝えたくても伝えられない。
しつけや教育と称して
合わない対応をされ
大人になって、他害をして
「困った人」と白い目で見られる。
「困った人」じゃないんです。
「困っている人」なんです。
この息子さん、幼いころは穏やかで
自分でいろいろなことができて
学校では優等生だったそうです。
幼いころは穏やかで
暴れることなんてなかった。
中学生の時、家族で分譲マンションに
引っ越して環境が変わったら、
息子さんの強度行動障害が
始まってしまった。
息子さんが中学進学と、引っ越しという
環境の変化がきっかけで
強度行動障害になってしまったのは
幼いころからの
「通常のしつけ」の教育で
叱責の経験を
積み重ねてしまったことだと
お父さんは
大きな後悔をしていました。
けっして厳しく育てたわけではない
世の中で普通に行われている程度の
しつけの教育です。
自分たちが無知だったと。
息子の特性にあった対応を
知らなかった、と。
私は重い言葉に涙がでました。
私は対応を知らなかった、といって
後悔する親を見たくないんです!
苦しむ子どもを見たくないんです!
私は発コミュを知って、
娘の特性に合った対応を知り、
救われました。
私が娘を理解することで変わり、
娘が変わりました。
もし、まだお子さんに合った対応を
知らないなら
お子さんに癇癪がある
物に当たる、反抗的で暴力がある
不安が高くてうつうつしがち
お子さんにこんな
二次障害の予兆があるなら
見逃してほしくないんです。
今すぐ悪化しないうちに
親が学び、
凸凹の子どもにあった対応を知り
理解することが何より大切だと感じます。
子どもに合った対応を知りたい方、
ぜひ私に会いに来てください。