発達障害で引きこもりの子を育てた叔母がもし発コミュを知っていたのなら

おはようございます!

 

昨日は引きこもりの現実について
お話ししました。

まだ読んでいらっしゃらない方は
こちらをお読みくださいね!

▼▼▼引きこもりの現実知っていますか

引きこもりの現実知っていますか?
おはようございます! 子育てしている方は どなたでも、子育てのゴールは 「自立」だと 考えられていると思うんです。 大人になったら自立する。 これ、当然でしょ。 いい年齢になったら シゴトしてお給...

私には引きこもりについて
長年胸にしまっていた想いがあり
今日はそれをはじめてお話します。

私には同い年の女性のいとこがいます。

彼女は早産が原因で
脳機能に障害があり足が不自由です。

幼いころ、
一緒に遊んだ記憶がありますが、

大きくなってからは
会うことはありませんでした。

小さいころ彼女と接していて、
私自身が違和感を感じていました。

この子はなにか違う…

彼女に異質なものを感じて、
なるべく避けたいと思ったのです。

今思えば、身体の障害のほかに
知的障害もあったのかと感じます。

大人になり、
叔母に年賀状をだすときも
家族写真で出すことは控え、

当たり障りのない
年賀状にしてだしていました。

傲慢ですが、
きっと家で引きこもる
同性で同い年のいとこと

自立して家庭を築いて
幸せに暮らしている私を
比べてしまうのではないかと
感じたからです。

それでも、
心の中では叔母はどうしているか
気になり、毎年年賀状だけは
出していました。

何となく私は叔母には会いにくいし、
叔母とその家族のことを口にするのは
タブーだと感じ、避けていました。

その家にはきょうだい児の弟もいました。

弟はいまでは遠くに住み
結婚をしたけれど、

姉が嫉妬するから
結婚も内緒にしていて
実家には帰らないと聞きました。

自分の子どもが知的障害と知ったとき、
叔母のこと、従妹のことが頭をよぎり

息子も家に
寄り付かなくなるんじゃないか、

人目を避けてひっそりと
暮らさなくてはいけないのではないか

そして、
きっと私の姉妹や周りの人も、
私が心の奥底でもった障害への
差別意識を持ち

私たち親子とは「関わりたくない」って
思うんじゃないかなと感じました

私が人にしてきた障害に対する偏見の目
自分の娘に注がれるのは当然だし、

その気持ちもわかってしまうし、
自業自得だとお先真っ暗でした。
孤独でした。

5年前の母の葬式の時、
私の結婚式以来16年ぶりに
叔母に会いました。

叔母は私たち姉妹に
1万円を渡し手を握り
「これ取っておいてね」といいました。

専業主婦ですでに年金生活の叔母が
私たちにへそくりの1万円を
渡してくれたんです。

その1万円は
叔母にはとても大きなお金でしょう。

白髪になってすっかり年を取った叔母が、
自分の姉の葬式で死を身近に感じ、

自分の死後、娘のことをよろしく、
という意味だったと私は捉えました。

久々に会った叔母に
まだ障害があるとはわからなかった娘の
子育ての大変さを話しました。

「落ち着きがなく
 育てにくい娘で大変だけど、
 それでもかわいいところがあるんだよ」

と話をしたら

「わたしは子どもを
 一度もかわいいと思ったことがない
 ただ責任感で育てていただけ」

と、ちょっと驚いたような顔で言いました。

「我が子を一度も
 かわいいと思ったことがない」

なんて辛すぎる

年老いて子育てを振り返ったときに
楽しい子育てを思い出すのではなく

「可愛いと思ったことがない」
と話すとは

叔母は娘と一緒に暮らして、
子育てをして

その子育てはどれだけ苦しくて大変だったのだろう
と、想像できないほどでした。

「かわいいと感じたことがない」
そう言いながら

叔母が姪である私たちにお金を握らせ
「亡き後はよろしく」と頼んでくる

叔母の親としての責任感や
子を思う心配の気持ちを感じて

長い年月を経て
老婆になって
自分の死後の娘の心配をしている

叔母の肩にのしかかる
子育ての責任の重さが伝わり
私の気持ちを重くしました。

その後、従妹が父親に対し他害をして
新聞に載る傷害事件を起こしました。

たまたま私の姉が
地元の新聞を読んで見つけ
姉から教えてもらい知りました。

今は従妹は叔母の家から離れ
グループホームで暮らしています。

ここにきてやっと
支援らしい支援を得たのかもしれません。

警察沙汰になって
事件を起こしてやっとです。

成人をした後は
さらに支援が受けにくい現実。

子育てをして50年以上、
これまで旅行することもなく、
家の中から出ることもなく

ただただ
夫や娘の世話をして
過ごしてきた叔母には

何かやりたかったことはなかったのか

いまやりたいことはないのか、
一緒に楽しむ友達はいるのかと
聞きたい気持ちになるのです。

私は年老いた叔母の人生を
ゆったりIQっ子を育てるお母さんの姿に
重ねたくありません。

もし、叔母が発コミュを知っていたら、
経済的に自立して、
自分の自由を選べていたら

子育てが楽しめただろうし
仲間もできただろうし

人生が充実もしただろうし
なにか違う展開があったかもしれない。

そう思うと居ても立っても居られない
気持ちになります。

だから、私は
ゆったりIQっ子を育てるお母さんには子育てを楽しんで
お母さんの人生を楽しんでほしいんです。

ゆったりIQっ子の
子育てをがんばるお母さんを
元気にしていきたいから
発コミュを伝えています。

発コミュを習ってみたい方は
個別相談を受け付けています。
私に会いに来てくださいね!

ではまた!

タイトルとURLをコピーしました