摂食障害を乗り越えた私が思う原因と向き合い方

先日、コロナ禍のストレスなどにより「摂食障害」で受診する若者が増えていることがニュースになっていました。お子さんやご自分に経験のある方はいらっしゃいますか?今日は摂食障害を乗り越えた私が思う原因と向き合い方をお伝えします。

摂食障害って知っていますか?

皆さんは
「摂食障害」という言葉を
聞いたことがありますか?

 

モデルの方や歌手の方が
すごく痩せてしまったという
ニュースなどを見たことが
ある方もいるかもしれません。

 

厚生労働省のホームページを見ると、
食事の量や食べ方などの異常が続き、
体重や体型のとらえ方など、
心と体の両方に影響が及ぶ病気
まとめて摂食障害と呼ぶとあります。

 

代表的な病気には
神経性やせ症、神経性過食症
などがあります。

 

摂食障害は
10
代から20代の若者が
かかることが多く、
女性の割合が高いと言われています。

 

日本で医療機関を受診している
摂食障害患者は
1年間に21万人とされています。

 

さらに、
治療を受けていない方も
多数いることがわかっています。

「摂食障害」と聞くと、
食物を極端に食べなくなったり、
逆に食べすぎてしまったり
という症状から、

 

「食べ物に関する病気」
思われている方も
多いかもしれません。

 

確かに食べ物に関すること
なのですが、この症状には
実は心の問題がすごく
関係しているんです。

 

摂食障害を乗り越えた私が思う原因

今でこそ、こんなふうに
語っている私ですが、
実は私も高校生の時に
摂食障害になりました。

 

当時のエピソードは
本当に色々ありすぎて
ここでは
語り尽くせないのですが、

 

きっかけは
普通の高校生が思うような
「痩せてキレイになりたいな」
そんな想いからでした。

 

私は他の記事でも
たびたび書いていますが、
人と違うんだなと感じる
幼少期を過ごしてきました。

 

そして、
自分の力で努力して
自分を変えてきたような
過去があります。

 

そのことが関係しているのか
はっきりは分からないのですが、
「もっと良い自分になりたい!」

 

そんな想いは
人一倍強かったと思います。

 

運動はそこまで得意では
なかったのですが、
勉強は割と好きだったので、

 

高校も先生の勧めで
理数系の進学クラス
行きました。

 

そこでは
今までの色々な子がいる
クラスとは違い、
みんな勉強に励んでいる
ような雰囲気で、

 

ほぼ勉強一筋
生活だったような気がします。

 

そんな中、
ふとしたことがきっかけで
ダイエットに興味を持ちました。

 

正直、かなり
意志は強い方なので、
痩せることはそんなに
難しいことではなかったんです。

 

けれど、一度痩せて
体重が減ったという
嬉しさを知ると、
どんどん結果が出る楽しさ
のめり込むようになりました。

 

そうしたら今度は、
体重が増えたらどうしよう
という不安が生まれるように
なりました。

 

こんな一連の流れを経験して
今思うことは、当時は
「もっと良い自分になりたい!」
「もっと頑張って
 自分のことを好きになりたい!」

 

そんなふうにいつも
考えていたなと思うんです。

 

これって、ある意味では
素晴らしい考えでもありますが、
行き過ぎると、
「今の自分ではダメ!」という
考えと紙一重だと思いませんか?

 

そして、
この想いの根底にあるのは、
「そのままの自分を認められない」
「今の自分に自信がない」という
ことだったんだと想うんです。

 

あくまでも、
これは私の考えですが、

 

私が「摂食障害」になって
一時期、BMI が15になった
原因はここにあると
思っています。

今日は私が
そんな辛い経験を
乗り越えられた方法
お伝えします。

 

あなたの本当の想いを聴いて欲しいんです!

私が乗り越えた方法を
お伝えする前に、
1つ大切なことを
お伝えします。

 

BMI 17を下回るような
場合には、
必ず医療機関
行くようにしてください。

 

「摂食障害」は
回復することができますが、
一方で死に至る可能性
あるからです。

 

家族だけで抱え込まず、
医療機関を
受診してくださいね。

 

私も地元の病院を受診した後、
大学病院を受診した
経験があります。

 

前置きが長くなりましたが、
私が乗り越えた方法
お伝えしますね。

 

それは
自分の本当の気持ちと
「会話するようにした」
ということです。

 

たったこれだけですが、
これはとっても重要です!

 

会話といっても
「無理に頑張らせるのではなく」
「落ち込みすぎるのでもなく」

 

「ただありのままの気持ちを
 認めて、優しく寄り添う」
ということです。

 

あまりイメージが
湧かないと思うので、
具体的な心の中の会話を
紹介しますね^^

 

例えば、
夕飯に家族とご飯を食べる
という場面。

 

「正直、食べたくない」
という気持ちが湧いてきます。

 

ここで自分に聞きます。

 

「どうして食べたく
 ないんだろう?」

 

「太りたくないから」

 

「なんで太りたく
 ないんだろう?」

 

「痩せてる方が良いから」

 

「なんで痩せてる方が
 良いんだろう?」

 

「痩せてる方が可愛いから」

 

「痩せてると確かに
 可愛いよね。」
「痩せてないと
 可愛くないって想ってる?」

 

「痩せてる自分の方が
 見た目が良いから」

 

「見た目が良くないと
 ダメかな?」

 

「自分に自信がない」
「もっと自分のことを
 認められる自分になりたい!」

 

そんなふうにして、
本当は自分がどんな気持ちを
抱えているのかを
分かってあげる
ようにしました。

 

心の中の会話を紙に書き出して
自分の本当の気持ちを
理解するのも良いと思います。

 

私はこれをしたことで、
「本当は食べたい!」
「本当は気にせずに生きたい!」

 

そう願っている
自分がいることに、
気づいてあげることができました。

 

そこから、
少しずつ食べたいものを
食べられるようになっていきました。

 

一時期は生理も止まってしまいましたが、
今では体も元に戻り、
子どもも3人産み育てています。

もしお子さんが
「摂食障害」に
なってしまった場合には、

 

とても心配だと思いますが、
「食べた方がいいよ」
「十分痩せてるじゃん」よりも、

 

「そっかぁ、食べたくないんだね」
「食べたくなったら
 いつでも食べていいからね」など

 

お子さんが安心できる言葉
かけてあげることが
オススメです。

 

本当は本人も
楽しく食べたいと
想っているのでは
ないでしょうか?

 

少しでもお役に立てたら
嬉しいです^^

 

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