今日はメルマガ読者さんからの
ご質問コーナーです!
中学2年生の男子のお母さんより
▼
中学生になり
学校に行けなくなる時期があり
今は別室登校をしています。
息子は発達検査をしたことが
ないのですが
検査をした方が良いでしょうか?
▲▲
ここまで
不登校の小中学生が
34万人を超え
不登校児童・生徒の3〜5割が
発達の特性があるという
調査結果もありますので
不登校になったことをキッカケとして
発達の特性では?と考え
病院や発達・教育センターへ
相談された方も
いらっしゃるかもしれません。
ここで
改めて検査について
考えてみましょう!
検査には
発達検査と
知能検査がありますが
小中学生になり
一般的に検査として
行われるのは
WISC検査という
知能検査が多いです。
今は
WISCⅣと
WISCⅤ(最新版)
が使われています。
このWISC検査でわかるのは
基本検査からIQと
言語理解
知覚推理
ワーキングメモリー
処理速度
といった数値が算出されます。
(上記項目はWISC4のケース)
子どもの
知的発達を知ることができます。
この知能検査は
病院だけではなく
行政にある
発達センターや
教育センターといった
専門機関で受けることができます。
ここで知ってほしいのは
この知能検査を受けることと
発達障害や
グレーゾーンと診断されることは
イコールではないよ!
ということです。
発達障害かどうかを
診断することは
医師にしかできません。
そして
検査をしても
グレーゾーンのお子さんの場合
「様子をみましょう」
と言われることがほとんどです。
また、
発達検査にしろ
知能検査にしろ
その結果がお子さんの全ては
ありません。
例えば
感情をコントロールする力や
コミュニケーション力など
EQ(心の知能指数)は
知能検査ではわからないですね。
さて、読者様の質問の
回答になりますが
検査をした方が良いと
私が考えるのケースは
2つあります。
1つ目は
お子さんが学習に困難さを
抱えていたり
生活習慣が全く
身につかないケース。
お子さんが何に
困っているのか?を知って
適切なサポートを
していくためです。
2つ目は
通級や特別支援級など
特別支援を利用した方が
お子さんをもっと
伸ばしてあげられると
考えられるとき。
学校で特別支援を利用する際には
行政によって対応が違います。
発達検査
知能検査だけで利用できる
学校もありますし
医師の診断書が
必要なところもありますので
学校(もしくは教育委員会)に
確認する必要があります。
一番お伝えしたいことは
お母さんが
うちの子は困った子!
と感じる時、必ず
お子さんが困っている!
ということです。
その困り感の背景には
今日、お伝えした
検査でわかることもあれば
わからないこともあります。
目の前のお子さんが
なにに困っているのか?
何に不安を感じているのか?
その背景には
脳の発達の未熟さが
隠れていることが多いですから
脳をしっかりと発達させる
そんなコミュニケーションを
マスターして欲しいと
願っています。
次回は
知能と発達についての
違いについて解説していきますね!
今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。