登校しぶりが続いているとすでに
いろいろ試してきたかもしれません。
本も読んだ。
Instagramでも調べた。
子どもを責めないようにしてきた。
褒めるようにもしてきた。
それなのに、
朝になると
「学校に行きたくない」
はどんどん強くなっている。
家でのイライラが増えてきた。
だけれども
学校の先生からは
「学校ではいい子ですよ」
「特に問題ありませんよ」
と言われる。
するとお母さんは、
だんだん分からなくなってきますよね。
そんな時
「私の褒め方が足りないのかな」
「もっと優しくした方がいいのかな」
「このまま学校に
行けなくなったらどうしよう」
そんな不安が
大きくなっていくので
はないでしょうか。
だけど、ここで一度
見方を変えてほしいのです。
褒めるだけで
「学校に行きたくない」が
解消されるわけではありません。
ただ、登校しぶりが
長引いている子には、
褒め言葉が脳に届く順番があります。
必要なのは、
もっとたくさん褒めること
ではありません。
まずは、
ママの言葉が
プレッシャーや責め言葉
としてではなく
安心の言葉として
届く脳の状態をつくること
です。
たとえば、
「すごいね」
「できたね」
「大丈夫だよ」
という言葉も、
子どもの心と体が
緊張しているときには、
安心ではなく、
プレッシャーや期待として
届いてしまうことがあります。
「また頑張らなきゃいけない」
「できる子でいなきゃいけない」
「ママをがっかりさせちゃいけない」
そんなふうに、
子どもの中で
変換されてしまうことがあるのです。
特に小学校低学年の子は、
自分の不安や疲れを
まだうまく言葉にできません。
本当は、
「学校でずっと緊張している」
「先生の声が怖い」
「教室にいるだけで疲れる」
「ちゃんとしなきゃと思って苦しい」
そんな状態だったとしても、
それを言葉で説明する力は、
まだ育ち途中です。
だから家に帰ってきてから、
イライラが増えたり
毎朝の
「学校に行きたくない」
が繰り返されてしまうのです。
これは、わがままではなく、
脳のSOSである
ことが多いのです。
▼連休明けの脳ストレスを和らげる!『正しい共感』
学校で「いい子」と
言われる子ほど、
家では緊張や不安が
あふれることがあります。
外で頑張っている分、
家で力が抜けたときに、
心の中にたまっていたもの
が出てくるのです。
だからこそ、
お母さんに必要なのは、
「もっと褒めなきゃ」
「もっと優しくしなきゃ」
と頑張りを増やすこと
ではありません。
今、わが子は
どの段階にいるのか?
ここを見立てることです。
今は、褒め言葉を
受け取れる状態なのか?
まず緊張を下げる段階なのか?
登校の話より、安心を積む段階なのか?
指示を出すより、
親子の信頼を戻す段階なのか?
小さな行動を増やす段階なのか?
この順番を見ないまま、
一般的に良いと言われている
褒め言葉をかけても
わが子には合わないことがあります。
知識を集めることは、
決して無駄ではありません。
本を読んだことも、
Instagramで学んだことも、
褒める子育てを
実践してきたことも
全部、お母さんが
子どもを想ってきた証です。
けれど、登校しぶりが
長引いている子には、
一般的に良いと言われる対応を
増やすだけではなく、
わが子の今の状態に合わせて
どの順番で関わるか?
が大切になります。
つまり、
お母さんの努力が
足りなかったのではありません。
努力の方向を、
わが子の今の状態に
合わせる視点が
なかったのかもしれません。
大切なのは
お母さんの言葉が
脳に届く状態を、
先につくることです。
ママの声を聞いたときに、
子どもが
「責められない」
「急かされない」
「ここでは安心していい」
と感じられる脳の土台が
できてくると、
同じ「できたね」という言葉も、
プレッシャーではなく、
行動する力として届き始めます。



