発達障害&グレーゾーン(パステル)の子が普段使ってない脳のエリアを刺激する夏にしよう!

夏休みは発達障害&グレーゾーンの子どもの脳を刺激して、成長を加速させる計画を立てたいですよね。具体的には、どんな遊びが脳を刺激するのでしょうか。夏休みの楽しい計画に、ぜひお役立てくださいね!
 

【目次】

 

1. 子どもの脳を刺激する遊びとは?

 
 
遊びで子どもの発達を加速させる夏休み計画、進んでいますか?今日は、遊びを選ぶときの考え方についてお話ししますね!
 
 
まず、遊びを選ぶときの考え方は大きく2つに分かれます。
 
 
1つ目は、子どもの脳で普段使っている領域をさらに刺激する遊びをすること。
 
 
2つ目は、子どもが普段使っていない脳の領域を刺激する遊びをすること。
 
 
この2種類はどちらが良いとか、悪いとかそういうものではありません。どちらも子どもには必要な遊びです。
 
 
 
 
その考え方についてご説明しますね!
 
 
まず、遊びを言葉を使った遊び(言語系)言葉を使わない遊び(非言語系)に分けてください。
 
 
言葉を使った遊びとは、
 
・言葉を使うもの
・正解が1つに決まるもの
・体をほとんど動かさないもの
・目よりも耳を使うもの
・論理的に考えるもの
 
です。
 
 
屋内での遊びは、どちらかと言えば言語系の活動になりがちです。つまり脳科学的には、勉強とあまり代わり映えがしないということです!
 
 
もちろん、細かいことを言えば勉強とは脳を使う場所が違うのですが、大まかには同じようなものです。
 
 
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2.  発達障害&グレーゾーンの子に非言語系の遊びをおすすめする理由

 
 
夏にガラッとお子さんの脳を発達させたいと思ったら、私なら非言語系の遊びを選びます!
 
 
非言語の遊びとは
 
・言葉の要素が少ないもの
・体や目をよく使うもの
・屋外で行うもの
・正解が1つに決まらないもの
 
などの特徴があります。
 
 
例えば、
 
砂場遊び
釣り
動物園や遊園地へ行く
射的
ゴーカート
アスレチック
海や山や川での遊び
キャンプ
 
とか!いわゆる「体験型の遊び」が非言語系の遊びに分類されます。
 
 
この非言語の処理を担当する脳の領域は、空気を読むとか、相手の意図を理解する場所です。
 
 
はっきりと言葉で示されないことを理解するなど、発達がグレーの子どもたちが、どちらかと言えば苦手にしていることに関係しているエリア!
 
 
体験型の活動は、年齢を重ねるほどに少なくなりがちです。
 
 
ですから、非言語の脳の領域は、残念ながら年齢が上がれば上がるほど日常の生活では刺激しづらくなってしまいます。結果として、どうしても苦手が苦手なまま残りやすくなってしまうのです。
 
 
だからこそ、夏休みなどの長期休暇はチャンス!
 
 
日常ではほとんど使えていない脳のエリアをしっかり刺激する活動を取り入れて欲しいと思います。
 
 
特に、日常から自己主張が強いタイプや暴言や反抗が激しいタイプは、この非言語の領域を刺激するのがおすすめです。
 
 
逆に、言語発達がゆっくりのタイプや学習障害が目立つタイプは、もともと言語の領域よりも非言語の領域で才能を発揮する子が多いのです!
 
 
お子さんの才能を見つける上でも、野外の活動や、屋内であっても料理や掃除、お絵かきなどの言葉を使わない活動にチャレンジしてみましょう!
 
 
参考になれば嬉しいです!
 
 
一人でも多くの方のお役に立てれば幸いです。
 
 
 
 
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
 
 
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