運動系の習いごととして、根強い人気を誇る水泳!身体によさそうだから始めてみようと思っているお母さん、いませんか?でも水泳は、身体だけじゃなく脳にもキクんです!!発達障害・グレーゾーンの子どもの脳を発達させる水泳の秘密、教えちゃいます!! |
【目次】
1.夏といえば、水泳です。
私はスポーツをするのは苦手ですが、見るのは大好きです。
オリンピック・世界水泳・世界柔道・世界陸上・ウィンブルドンなどなど、個人の世界1位を決めるスポーツ番組はついつい見てしまう性分です。
特に水泳は気になってしまうんです。
世界水泳の放送を毎晩見ながら、「あんな風に泳げたら、さぞ気持ちよかろうな〜」と思ったりするくらい!!
習いごとのお話をする前に、少しだけ私の小学生の頃の夏休みについてお話をします。
私は小さい頃からぜんそくに悩まされていました。
ぜんそく治療の一環として「夏休みは毎日プールで泳ぎなさい」と言われ、小学校中学年以降は、本当に毎日プールに行っていました。
海のすぐ側にある小学校だったので、プールにも海水が引いてあって、真水のプールに憧れていたものです。そのくらい海が身近にありますから、中学校にはプールはありませんでした。
年1回の海洋訓練では、「どんな泳ぎ方でもいいから、あの島からあの島まで泳いで帰ってこい!島で生きていくお前たちには、そういう泳ぎ方が必要だ!!」というのが課題でした。
海って、見るよりも結構距離があるんです。
私は恥ずかしながら…全部泳げなかった記憶があります。
そんな私の夏と言えば、泳ぎまくる!!という印象なんですね~。
2.水泳で発達障害・グレーゾーンの子どもの脳が発達するってホント?カギは〇〇〇でした。
水泳は、お子さんたちにとって人気の習いごとですよね。
以前、フジテレビ系の「バイキング」という番組で、「子どもが賢くなる習いごと」という特集に私もVTR出演し、水泳をお勧めした記憶があります。
スポーツ選手のインタビューを聞くと、メンタル面だけでなく、とても頭の回転が速いと感じる選手や思考力が卓越していると感じる選手がとても多いですよね!
それもそのはず。
スポーツはとても脳を使う活動なので、小さい頃から長年に渡って突き詰めて打ち込んできた選手の脳は洗練されているに違いないのです。
それでは、泳ぐのは、なぜ辛いのか?
水泳は水中での運動であるため、息を吸いたいときに吸うことができません。
脳が活動するためには必ず酸素が必要なのですが、水中は、酸素が十分に取り込めない過酷な状況。
そんな酸素不足の状況でも、全身運動をしながら、戦略を考えながら泳いでレースを制していく水泳選手は、脳を過酷な状況に置くことでより強い脳を手に入れていることになります。
私は、脳科学の中でも脳の酸素消費を計測する専門でもありましたので、脳が低酸素に耐えながら成長していくことを知っています。
逆に、低酸素にさらされない楽な生活では脳の成長率はアップしないと考えられます。
陸上の運動でも、もちろん低酸素の中で脳を使うので水泳でなければならない、というワケではありませんよ!
自分を低酸素に追い込む活動は、子どもたけでなく、私たち大人にも必要だということ。
私のようにスポーツが苦手な人は、スポーツ以外の活動で自分が一生懸命に取り組む活動を日々行って、自分も成長する毎日を送って頂きたいと思います。
3.子どもたちと一緒に、お母さんも発達しよう。
私は、自分自身を戒める意味でも、いつも頭に置いているのは、「子どもを伸ばせる人は、自分自身も伸びている人」だということです。
成長するということは、脳を低酸素に追い込んで、今までできなかったことに取り組むことで可能になります。
これには大変さ、辛さがつきまといます。
成長することは、楽しいけど、しんどいのです。
それでも、このしんどさを分かっている人、日々自分でも感じている人は、子どものしんどさに共感し、上手に応援できる人だと思います。
今まで私が見てきた親子でも、子どもが伸びているときは、親御さんも必ず成長しています。
そして私も治療者として、お子さん達に成長させてもらってきました。
いいコミュニケーションを通して、お互いに成長し合う関係が理想的ですね!
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
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