不登校になっても大丈夫!中学生から増える発達障害の子どもの不登校…。応援団長はお母さんです!

小学校では大丈夫だったのに…。 思春期は友だち関係が重要です。発達障害・グレーゾーンの子は色々な場面で自信を失いやすく、不登校を引き起こす可能性があります。お母さんが温かい目で見守りながら子どもを応援することが大切です。
 

【目次】

 

1.中学生は友だちとのコミュニケーションが重要視される?

 
 
特別に問題がなく、小学校の頃にはそんなに気にしていなかった子も、中学生になり「自分て、変?」「どうしてみんなと同じようにできなの?」と悩み始めることがあります。
 
 
小さな頃は困りごとや苦手なことがあっても、本人や親がそれほど困っていなければ問題になりません。
 
 
小学校高学年になると、友だち関係が複雑になります。子どもにとっては親との関わりよりも友だちとの関わりの方が大切になる時期です。
 
 
友だちとの会話の際に自分のことばかりしゃべってしまうと、『空気が読めない』と言われるかもしれません。そのうちグループから省かれるようになり、教室での『居場所』がなくなっていきます。
 
 
 
 
発達障害の子の場合に、もともと人とのコミュニケーションが苦手という特性があります。中学生になると人間関係がより複雑になるので、友だちとの関わりが一層大変になります。
 
 
実際に、中学校の先生にお聞きしたところ、相手の気持ちを察することが苦手なためにトラブルになってしまったり、みんなから言われたことを気にし過ぎて、教室に居られなくなって一人で過ごしたり、ということがあるようです。
 
 
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2.思春期の発達障害・グレーゾーンの子は孤立感を味わっている?

 
 
「思春期は親とは話さないのが当たり前!」「親と離れたい時期もあるよね」「話をしないのは、思春期特有のものだから…。」そんな風に考えているお母さんも多かもしれません。
 
 
思春期になれば、誰でも親とは話したくないものです。自分が子どもだった頃を思い出しても、先生や親がうっとうしいと思うことがあったはずです。
 
 
先生や親に何かを話したり相談したりするのは恥ずかしい。できれば避けたいと思っていた時期かもしれません。
 
 
親と話さなかったり、うちに閉じこもったりするのは、思春期特有のものなのか?発達障害の特性のせいなのか?判断が難しいかもしれません。
 
 
発達障害は、大人から見て子どもがこういう行動をして困るというところからスタートしています。発達障害のグレーゾーンの子の場合、そういう特性が小さい頃には目立たない子もいます。
 
 
しかし、それは特性が目立たなかっただけであり、実は内面では他の人とは違うものの感じ方をしていたり、違う考え方をしていることがあります。
 
 
思春期になると自分でも「みんなと違う?」と気づき始めます。周りの子も、少し違う部分があり付き合いにくいと感じると、次第に距離を置くようになります。
 
 
思春期の発達障害の子は大人が思っている以上に、孤立感を味わっているかもしれません。
 
 
中学校は、勉強、友だち、部活と色々なことがあります。勉強が苦手、友だちがうまく作れない、部活で先生や先輩とうまく行かない。
 
 
いろんなことが理由で学校に行く意欲が下がり、登校しぶりにつながってしまいます。
 
 
 
 
 
 

3.思春期で初めて発達障害と気づいたら…

 
 
『暗黙の了解』が理解できず、『空気が読めない』発達障害の子は学校での『居場所』を失っていきます。
 
 
学校での『居場所』がなくなると、「なぜ?」「どうして?」「私はおかしい?」と自分を責め、内へ内へと気持ちが向かい、自己否定感を強めていきます。
 
 
ある日突然泣き出し、親がそこで初めて気づくことあります。子どもからのSOSで病院や相談機関に行き、発達障害の診断が下されることがあります。
 
 
子どもが塞ぎ込んでいた原因がわかりホッとする反面、お母さんには色々な思いが出てくるはずです。
 
 
・この先どうなるのだろう?
 
 
・このまま学校に行かないで高校へ行けるの?
 
 
・家から一歩も出ないで引きこもったままなの?
 
 
・社会に出て、コミュニケーションの取れない子が働いていけるの?
 
 
 
 
対応方法がわからず、お母さんは何かするたびに「こうしなさい」「なんでできなの?」「こうすればいいでしょ!」と厳しく教えたり、叱ったりするかもしれません。
 
 
発達障害の子に、いくら叱っても、怒っても、効果はありません。子どもは困ったことや苦手なことがあってもそれをどうすることもできません。
 
 
それは、『脳の特性によるもの』だからです。お母さん、叱ること、怒ることはダメだと早く気づいてください!
 
 
発達障害の子は苦手なことが少し多いだけです。その苦手は普通の人でもやってしまうようなことの延長にあります。
 
 
困っていること、苦手なことは誰にでもあります。『苦手を認め成長を見守る』そんな風に捉えたら少し気持ちが楽になるはずです。
 
 
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4. 思春期の発達障害の子どもと親の向き合い方

 
 
お母さんは、子どもが何か困っている時に助けようとしたり、苦手なことに助言をしたり、時には苦手を克服させようと訓練的なことをしてしまいます。
 
 
これが思春期の子にとって一番嫌ことです!無理にさせると、反発したり、時には攻撃的になったります。
 
 
思春期は、親子関係が微妙になる時期です。親がかまうと離れたくなります。また、同世代の仲間づくりが活発になる時期です。
 
 
中学生同士では遊びますが、他の世代の人とは関わりを持ちたがりません。
 
 
発達障害の子は同世代の子との付き合いも苦手なことが多いため、家で親子関係も微妙、外で友だちとも微妙となると、他の子よりも孤立感を味わうことなります。
 
 
家での親子関係が良ければ、子どもは『居場所』=『家』があります。親子の会話が肯定的なものであれば、孤立感を軽減してあげられます。
 
 
発達障害の子の支援に大事なことはその子のいい面を見てあげることです。この子にはこんないい面があるのだと見つけることが大切です。
 
 
能力だけでなく、性格がいいかと、明るいとか、いつも笑顔を絶やさないetc.子どもの良いところをどれだけ見つけてあげられるかです。
 
 
それは、いつもそばにいるお母さんが一番知っていることです。
 
 
思春期の子には、過保護や過干渉になるのが一番NGです。発達障害の子の中には自分から色々なことを話せない子もいます。
 
 
さりげない軽い会話の中で最近の様子などを聞いてあげることが大切です。
 
 
「お母さんもこの歌、超〜好き!」「この俳優さん、素敵だよね〜!」「このドラマ、面白いよね。録画しておいてね!」と、子どもに伝えてみましょう。
 
 
お母さんが自分のすることに興味を示してくれたり、共感してくれたりすると子どもはとても嬉しいものです。
 
 
得意なこと、好きなことを応援することが大切です。
 
 
子どもの趣味や興味のあることをたくさん作ってあげてください。趣味をトコトン楽しむことは自分を肯定することに繋がります。
 
 
本人が好きなこと、得意なことの中に『将来、社会参加できる芽がある』かもしれません。
 
 
趣味で繋がった人同士は、共通の話題があるので自然と打ち解けられます。その人たちと関わることでコミュニケーション能力も高まっていきます。
 
 
自閉症スペクトラムの高校生Y君は、急な変化に臨機応変に適応することが難しく、中学校から不登校を繰り返していました。
 
 
高校生になった今、没頭できる趣味を見つけました。自分の大好きなことを見つけ、それをすることで自信が出てきたと言います。自分の居て良い場所=『居場所』を見つけることができたのです。
 
 
思春期の子は心身ともに成長し、周りとの違いも見えてくる時期です。発達障害・グレーゾーンの子は少数派で端っこに追いやられがちになります。
 
 
わかってもらえないことで周囲への憤りを感じ、孤立感や孤独感を味わっています。子どもたちは周囲の人に受け止めて欲しいのです。
 
 
まずは一番近くにいるお母さんが受け止めてあげてくださいね。
 
 
金子みすゞの詩にもありましたね。
 
「みんなちがって、みんないい」
 
 
SMAPの『世界にひとつだけの花』の中にもありますね。
 
「一人一人違う種を持つ、その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい♪」
 
 
お母さんが子どもの未来を信じ、素敵な花を咲かせてあげてくださいね。
 
 
今子どもの将来が心配でたまらないお母さんは、ぜひこちらもお読みくださいね!
 
 
 
 
執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)
 
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