「学校の教室でみんなと一緒に勉強するのが普通なのに・・・。」この思い込みを手放せば、発達障害・グレーゾーンの親子の未来が開けてきます。

不登校に悩み苦しむ親子は大勢いますが、なぜでしょうか。それは、親子共々「学校に行かなければならない」という思い込みが強いから。この思い込みを手放すことで、「不登校ストレス」から解放され、視野が広がり、発達障害を持つ子どもの未来が広がります。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもが「登校しぶり」を始めても、無理やり登校させないで!

 
 
もうすぐ夏休みが終わります。
 
 
学校が始まる日が近づくにつれて、表情が冴えなくなってくる子どもの表情に「この子は学校に行けるかしら?」と不安を抱くお母さん、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 
 
まず、「登校しぶり」というのは、不登校というわけではないけれど、遅刻しがちだったり、時には欠席したり。
 
 
「学校へ行きたくない」と意思表示をする子もいれば、「頭やお腹が痛い」「だるい」など体調不良を訴える子もいます。
 
 
この登校しぶりの時期は、つまり、不登校の初期段階、「学校へ行けるか行けないかの境目の時期」
 
 
ある意味では、お子さんもお母さんも肉体的にも精神的にも一番辛い時期かもしれません。
 
 
この時期のご家庭では、子どもにも親にも「学校へ行けない・行かせられない」罪悪感や自責の念に不安感も加わって、かなりの精神的ダメージが大きいのです。
 
 
お母さん、お子さんの登校しぶりも不登校も、ご家庭での育て方が悪かった訳ではありません。
 
 
お子さんの発達特性、発達段階や学び方と、お子さんが通っている学校の今の状況が合っていない、ただそれだけのことなのです。
 
 
 
お子さんが成長しているという証に他なりません。
 
 
登校しぶりが始まると、学校もご家庭も「学校に行かせること」に一生懸命になり、お子さんの「行きたくない気持ち」を受け止めることを怠りがち。
 
 
学校や親からの叱咤激励など、学校も親もあらゆる手段を用いて何とか登校させようとすると、ますます子どもを追い込んでしまい、不登校を長期化させてしまうのです。
 
 
がんばらせること」と「無理をさせること」は全く別物だということを大人は忘れてしまうのですね。
 
 
「小児・思春期外来」のドクターによれば、不登校は99%以上が精神的な病気ではなく、「不適応」症状だとのこと。
 
 
不登校になっても、その後多くの子どもが学校に戻れるそうです。
 
 
子どもを登校させることを唯一の目標とせず、「学校に行けない・いきたくない」に至った子どもの心の問題と、SOSサインを見極め、適切なタイミングで適切な対応をすることが、実は決の一番の早道なのです。
 
 

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2.「学校の教室でみんなと一緒に勉強するのが普通なのに・・・。」不登校に関してそんな思い込みはありませんか?

 
 
現代社会は急激に変化し、価値観も多様化してきています。
 
 
子どもたちの生活も、取り巻く環境も、ITの急激な進歩により、私たち親世代とは大きく変わってしまいました。
 
 
価値観の多様化は、一見「子どもたちの多様性を認めよう」と言いつつも、同年齢の子ども達に、集団で同じものを、同じように教えるという集団教育による学校という枠組みは、親世代のそれとあまり大きく変わっていません。
 
 
一方で、子ども達に求められる学力や学び方、友達づきあいに求められるコミュニケーション能力は、私たちが小・中学を過ごした時代の学校とはかなり異なってきています。
 
 
お母さんたちが小・中学生の頃には、スマホがありましたか? 
 
 
友だちとのコミュ二ケーションにLINEのようなアプリを使いましたか?
 
 
「個性が大切」「個性を伸ばして」という一方で、学校や家庭では暗黙のうちに「みんなと同じ(同質性)」が求められているという現状。
 
 
個性より同質性が重視される環境は、発達凸凹を持つ子どもにとっても、その子を育てている親にとっても非常に大きなストレスの源になってしまうのです。
 
 
発達凸凹のある子どもが、学校という集団教育の場で、過度なストレスを感じないで過ごすには、理解や配慮が必要です。
 
 
しかしながら、発達障害・グレーゾーンの子どもの特性や困りごとは、ひとそれぞれであるため、十分な対応が得られている子どもばかりではありません
 
 
地域格差・学校間格差に加え、指導する先生の知識や経験、お子さんとの相性によっても大きな差があります。
 
 
だからこそ、「どうして学校にいけないのだろう」という発想から、「私たちはどうして学校に行けていたのだろうか」と思考を変えることが大切なのかもしれません。
 
 
 
 

3.「教育を受ける権利」を読み直す。「学校に行かなければならない」とは書いていない!

 
 
学校に行けないことに罪悪感を感じてしまうのはなぜでしょうか。
 
それは、「義務教育」ということばの存在が大きいのかもしれません。
 
 
それでは、日本国憲法第26条「教育を受ける権利」を今一度読み直してみませんか。
 
 
※※※
 
 
日本国憲法第26条
 
 
1 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
 
 
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。
義務教育は、これを無償とする。
(下線筆者)
 
 
※※※
 
 
子どもには「教育をうける権利」、親には「義務教育を受けさせる義務」とは明記されていますが、
 
 
「義務教育は学校で受けさせなければならない」
 
「皆と一緒に教室で学ばなければならない」
 
 
とは一言も書いていないのです。
 
 
 
 
国はなぜ、子どもたちに教育をうけることを求めているのでしょうか。
 
 
親が子どもに教育を受けさせる目的は何でしょうか。
 
 
「教育基本法」によれば、教育の目的は「人格の形成」です。
 
 
親の目標は、「子どもが将来、社会で自立できる大人に育ち、幸せな人生を歩む」ということではありませんか。
 
 
不登校は親の育て方が悪いのではありません。不登校の子どもは「我慢が足りない」「甘えている」わけでもありません
 
 
これらの批判が誤りであることは医学的にも明らか。
 
 
だからこそ、親子とも発想を転換し、不登校ストレスの元凶である「学校には絶対行かなければならない」いう学校観の呪縛から解放されることが必要なのです。
 
 
しかも、お子さんが「行けない・行かない」のは、今この瞬間にしかすぎません。学校も、お子さんが、今通っているたった一つの学校だけなのです。
 
 
「学校にいかせなければならない」と焦っているお母さんも、
 
「学校には行かなければならないけれど行けない」という気持ちの狭間で苦しんでいるお子さんも、
 
 
不登校から生じる様々なネガティブな感情から解放されるために、この思い込みを手放しましょう
 
 
そして、お母さんもお子さんも、背筋を伸ばし、笑顔を取り戻してくださいね
 
 

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4.その思い込みを手放すことで、見えてくるもの。

 
 
過度な心理的ストレスは、視野を狭くし、問題解決能力を低下させます。
 
 
だからこそ、十分に休息し、「学校に行かなければならない」という思い込みを手放してください。心を健康な状態に戻し、「自分を大切にする(自己肯定感が高くなる)」ことができるようにするのです。
 
 
十分に休息して体力が回復してくると、子どもは「学校にいけない・行かない」現状と「自分の学び」について自分で考えることができるようになります
 
 
そうすれば、親子で今後について話し合うこともできます
 
 
そう、不登校は、お子さんの成長を加速させるきっかけにもなるのです。
 
 
大切なのは、親が決めるのではなく、お子さん自らが選択できるように周りの大人が支援すること。
 
 
お子さん自身が選択するからこそ、子どもは、またがんばることができるのです。
 
 
同じ学校に通い続けるのであれば、教室外登校部分登校などの場所や時間、学級選択の変更(普通級、特別支援級)などの選択、学校にどのような合理的配慮をお願いしたいのかなど、不登校を克服(卒業?)するスモールステップが見えてきます。
 
 
積極的不登校という選択もあります。「行けない」のではなく「行かない」という選択です。
 
 
学校に適応できないのではなく、学校が自分の学びに合っていないので別の環境で学びたいという考え方による選択です。
 
 
転校を含めた留学も、ある意味このパターン。
 
 
外国留学ばかりではなく、自然豊かな土地への山村留学もあります。他にも、フリースクールや、通信制の中学など、選択肢は増えてきています
 
 
大切なのは、少しでも早く学校に行かせることや教室で皆と一緒に勉強させることではなく、お子さんに一刻も早く笑顔が戻り、安心して学べるよう環境(場)を探したり、環境を調整したりして、お子さんの成長を加速させることではないでしょうか。
 
 
最後に、本田圭佑(サッカー元日本代表)の隠れ不登校の記事へのリツイートを紹介します。
 
 
〜 Twitter 〜
 
 
別に行かんでいいよ
人生は1回
時間を無駄にするな
誰かの為になることを考えろ
地球は広いぞ
宇宙は果てしなく広いぞ
 
 
(原文ママ)
 
 
 
 
執筆者:青山 明生
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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