宿題をやらない子どもの気分が変わる!お母さんのベタ褒め作戦

 

毎日の宿題をやらせるのに必死。特に夏休みは特別な宿題も増えます。子どもが自分で宿題をしてくれたらいいのにそんな兆しはありません…と嘆くお母さんも多いと思います。子どもが自主的に宿題をするのにはコツがあるのでそのコツをつかんでいってください!
 

【目次】

1.過去の私は、怒ってばかりのガミガミ母さん

 
 
お子さんはスムーズに宿題に取り組めていますか?
 
 
「宿題しなさい!」と何度言ってもなかなか宿題をやらない… 。
 
 
いつまでも遊んでいて、最後には宿題バトル…なんてことありませんか?
 
 
宿題は毎日のことなのでお子さんが宿題をスムーズにやらないとお母さんも本当に辛いですよね。
 
 
あげくの果てにはママーママー!とママ・ママ攻撃にイライラしては怒鳴りつけ、さらに子どもが暴れ出す…そんな負のループにはまっていました。
 
 
なぜならば私は怒ることしか方法を知らなかったからです。
 
 
褒めることが大事と聞いてはいるけど褒めるところなんか見つからない。
 
 
褒めるところなんかどこにもない。 困りごとばかりが目について気が付いたらいつも怒ってばかり。
 
 
 
 
 
今日もまた怒っちゃった…と反省の日々でした。
 
 
なぜ子どもは毎日出る宿題をスムーズにやらないのでしょうか?
 
 
宿題をしていかないとわが子が困る、成績の評価が下がる、勉強についていけなくなる、など心配ごとがつきませんよね。
 
 
むしろお母さんの方が辛い気持ちになったりもします。
 
 
以前の私はとにかく毎日の宿題バトルにもうヘトヘトでした。
 
 
宿題なんかなければいいのに…と何度も思いました。
 
 
しかし今では、「宿題やりなさい!」と言わなくても子どもが自主的に宿題に取り組めるようになったのです。
 
 
その秘密を今回はお伝えしていきますね。
 
 
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2.子どもが宿題をやりたがらいのは仕方がない

 
 
なぜ宿題をなかなかやり始めないのか?

 
 
それにはいくつかの原因があります。
 
 
1つ目は、宿題は自分でしたいものではなく、やらされているものだから、です。
 
 
ほとんどの子どもは宿題を自分からしたいと思ってやっている子はいないはずです。
 
 
勉強自体が嫌いな子もいるので、ますますやる気は起きません。
 
 
本来、宿題の役割は予習・復習をすることで学力の定着をはかることを目的としていますが、その意味を子どもが理解していないのです。
 
 
これは先生が宿題の意味について子どもたちに分かるように伝えていなかったり、宿題を出すのが当たり前になっていると先生もそこまで気が回らなくなりますよね。
 
 
また親も本当の目的を理解できておらず、やるかやらないかというところだけに焦点を当ててしまっているのも問題があると思います。
 
 
ですから、やらされている感じが強くどうしても自主的にやろうという気持ちにはなりません。
 
 
 
 
2つ目は、勉強が分からないから面倒くさいことになる、です。
 
 
勉強の内容理解ができていないのに、自主的に宿題をやろうという気持ちは沸いてきません。
 
 
面倒くさいは、抵抗感の表れや拒否感の表れでもあります。 人は理解が難しく興味が持てないものについては拒絶したり抵抗したりします。
 
 
そして時には無関心になることもあります。
 
 
子どもが宿題を面倒くさいと思っている場合は、学校の勉強を理解できていないというケースも大いに考えられるということです。
 
 
他にも友達と遊ぶことを優先したかったり、子どもはその時の感情で動いてしまいがちです。
 
 
大人は先を見据えて行動できますが、子どもは先を読んで行動に移したり、宿題の目的などを理解して勉強したりすることがとても難しいのです。
 
 
つまり、子どもの脳は発展途上の段階でまだまだ未熟な状態と言えます。
 
 
やりたくないことをする時は大人の何倍ものエネルギーが必要になります。
 
 
大人でもやりたくないことはついつい後回しにしたりしますよね。
 
 
お母さんが「宿題をしなさい」と何度言っても宿題をやりたがらないのはある意味仕方がないのかもしれません。
 
 
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3.「宿題しなさい!」を封印しよう

 
 
宿題バトルをゼロにするためにやって欲しいことは、「宿題しなさい!」と言うことを止めることです。
 
 
子どもが今できていることを褒めるようにします。
 
 
宿題をなかなかしないとイライラするかもしれませんが、「宿題しなさい!」と怒ることが宿題バトルの引き金になります。
 
 
だから今すぐ「宿題しなさい!」と言うことは封印しましょう。
 
 
子どもが嫌なことに取り組むときは、なかなかエンジンがかかりません。
 
 
だからお母さんの声かけでお子さんのアクセルをグンと踏んであげましょう。
 
 
そのために子どもが今できていることに注目してたくさん褒めてあげるだけで子どものエンジンがかかりやすくなります。
 
 
しかし、宿題をしない子のどこを褒めればいいのでしょう?
 
 
褒めるところなんてない!と思っているお母さんは多いと思います。
 
 
褒めると言っても、特別なこと・すごいこと・いいことである必要はありません。
 
 
子どもが今やったことをそのまま言えばいいんです。
 
 
例えば
 
 
「暑い中、ちゃんと歩いて帰って来たね!」
 
 
「手洗ったんだね」
 
 
このように、子どもがやっていることをそのまま口に出してあげましょう。
 
 
 
 
そして、子どもが宿題をやろうとしたらすかさず褒めるのがポイントです。
 
 
始めた時間が遅くても子どもが嫌々やり始めてもそこは見て見ぬふりをして、宿題をやり始めた事に注目して褒めてあげます。
 
 
「ドリル出したんだね」
 
 
「算数から始めるんだ」
 
 
「鉛筆出せたね」
 
 
「1問目できたね」
 
 
と、やったことをたくさん褒めてあげてください。
 
 
このように宿題に取り掛かろうとしている姿勢を褒めることで、宿題の苦手意識も徐々になくすことができます。
 
 
宿題バトルをなくしたいと思ったら、ぜひ「宿題しなさい!」は封印して、褒める!をやってみてくださいね。
 
 
 
 
子どもの良いところをたくさん見つけるクセがつくようになります!

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執筆者:いたがきひまり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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