子育てを頑張りすぎない、子育てが楽になる子どもへの関わり方

 

お子さんに困りごとがあると、良くしてあげたい!という思いから色々と頑張ってしまうのが親心ですよね。しかし実は、お子さんの心を壊してまでやらせないといけないことって、ないんです。今回はお子さんへの関わり方が楽になる方法をお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.私と息子の場合

 
 
夏休みも後半戦、宿題が終わってない!と焦っているママも増える時期ですよね。安心して2学期を迎える準備ができていますか?
 
 
私には息子がいます。
 
 
学習を教えることは一切していませんが、息子と一緒に
 
 
・どうやったらノートに字を書きとりやすくなるか?
・イライラせずスムーズに勉強できるか?
 
 
にフォーカスしたサポートをしています。
 
 

 
 
ただ、どんなに上手くサポートできたとこちらが感じていても、
 
 
思うようにできない…
テストの結果が心配…
 
 
息子からこのような言葉が出てきて、はじめて私も息子の気持ちに気付かされます。
 
 
「もう!」とシャーペンが折れて、イライラしはじめる息子…
 
 
それでも静かに見守る私をみて息子は、涙を浮かべ始めました。
 
 
「お母さん、少し休憩したらまたやるからね!」と…
 
 
一緒になって取り組んだ私に、申し訳ない気持ちと、思うようにやれない自分にイライラする息子…
 
 
子どもがイライラし始めると、それにつられてお母さんもイライラしてしまうことはありませんか?
 
 
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2.子育ての頑張りすぎと、頑張りすぎる子どもたち

 
 
学校生活に何かしら不安のある子どもは、2学期が近づいてくると、口にはしないものの、不安な気持ちを抱えるようになってきます。
 
 
特に思春期になれば、こちらから聞かない限り、なかなかじっくり話をする機会もありませんよね。
 
 
ではどうやって、子どもの不安心が傷ついていることを理解してあげたら良いのでしょうか?
 
 
なんとなく上手くやれてるとお母さんが思っていても、子ども本人の気持ちは満たされていなかったり、苦い経験から結果を気にして心が傷ついていたりします。
 
 

 
 
思春期のお子さんは行動範囲も広がり、お母さんが側にいない世界を持つようになっていています。
 
 
また、長期休暇中でなければ一日の大半を学校で過ごしています。
 
 
お母さんの目の届かないところで心を壊してしまうような経験もしてきているでしょう。
 
 
子どもも外へ出れば、無意識なりとも気を張って過ごしてきます。
 
 
そして家に帰れば、張ってた気を緩めて心を休めたくなります。 
 
 
そんなお子さんのいつもと違う様子を心配して、いろいろと話を聞きたくなったり、励ましたくなるお母さんの気持ち、とてもよく分かります。
 
 
だって私もそうでしたから… 
 
 
しかし、私はある素敵な言葉に出会ってから、子どもへの対応が変わっていきました。
 
 

3.子どもの心を壊してまでやらせないといけないことはない!

 
 
お家ではお子さんの様子をよく観察してください。
 
 
コミュニケーションはもちろん、忙しい時は、表情や身体の調子を確認するだけでも良いです。
 
 
思春期の子どもは大人に向けて成熟していく、大きな発達期です。
 
 
高度な理論的な考え方や、行動の抑制共感力が成熟していくのもこの時期です。
 
 
この大人への入り口に立っている成長期のお子さんには、今お母さんができることを考えて、お子さんの気持ちに寄り添うようにしてあげてください。
 
 

 
 
ときに、この時期のお子さんには、非常に強い自意識に伴うストレス反応が見られることがあります。
 
 
子どもの心を壊してまでやらせないといけないことはありません。
 
 
お子さんが思い悩んでいるのであれば、解決策を見つけてあげたり、アドバイスをしたくなる気持ちをグッと抑えて、お子さんがどうしたいのか、話に耳を傾けてあげてください。
 
 
壊れてしまうほど頑張る必要はないのです。
 
 
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4.子育てが楽になる!子どもに関わる方法

 
 
お子さんがいっぱいいっぱいになったときは、
「ゆっくり休憩しよう!」
「よくがんばったね」
って声をかけてあげてください。
 
 
たったこれだけで良いんです!
 
 
もしもお子さんに、
辛くて今日はやりたくない!
学校に行きたくない!
なんて言われたときは、頭ごなしに「行きなさい!」ではなく、「しんどいんだね。じゃあ今日はどうする?」と、お子さんの気持ちに寄り添った対応をしてみてください。
 
 
「自分で決めていいよ!」と、お子さんの気持ちを尊重してあげるのもありです!
 
 

 
 
お母さんが頑張って、お子さんも頑張らせて、ではなく、もっと子育てをしてくださいね。
・学校では、結果が全てかもしれない。
・テストの点で評価されるかもしれない。
・社会に出ても結果が全て。
だけど、お家ではお子さんを否定しないでいてください。
 
 
過程はあまり見られないことがほとんどかもしれません。
 
 
お子さんの頑張っている姿や、頑張ってもどうにもならない面があることを痛いほど知っているのは、お子さんに寄り添っているお母さん自身です。
 
 
そんな壁を必死に乗り越えようと、頑張る目の前のお子さんに大きなハナマルをあげてくださいね!
 
 
誰だって100%頑張れる日ばかりではありません。
 
 
だからお母さんが少しだけゆとりを持って、「疲れているなら今日はいいや。ゆっくり休もう!」と、ご自分にも甘さを持ってみてください。
 
 
頑張り過ぎず心にゆとりを持った子育てを楽しんでいきませんか?
 
 
良かったらお子さんの対応に悩んだときの参考にしてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:佐藤あき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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