100点じゃないと嫌!ASDこだわりが強い子の完璧主義を和らげるコツ

 

こだわりが強すぎる完璧主義な子に悩んではいませんか?テストの点にこだわり「100点じゃないと嫌!」と泣いたり怒ったりする子もいますよね。そこで今回、ASDこだわりが強い子の完璧主義を和らげるママの関わり方のコツをお伝えします。
 

【目次】

1.テストの点数にこだわり続けることで懸念されること
2.「100点じゃないと嫌!」と泣いていた娘
3.ASDこだわりが強い子の完璧主義を緩和する方法

 
 

1.テストの点数にこだわり続けることで懸念されること

 
 
小学校入学と同時に学習が始まり、一つの単元が終わる頃に必ずついてくるテスト。
 
 
低学年でも国語と算数のテストは何度もありますよね。
 
 
理解度を示すものなので必要ではありますが、ASDでこだわりが強い子は「点数」にこだわってしまうことがあります。
 
 
特にこだわりが強すぎる子は、完璧主義の傾向があり「100点じゃないと嫌!」と癇癪を起こしたり、100点でなければ自分はダメなのだと落ち込んでしまう子もいます。
 
 
100点を取る事自体に強い意味を見出し、100点という数字ににとらわれ、こだわってしまうのです。
 
 
とはいえ、100点だったら誰だって嬉しいものです。
 
 
先生も100点の子を褒めながら答案を返すことも多いでしょうし、その姿を見ている子どもたち自身も100点はすごいものと認識します。
 
 
ですから、100点にこだわって当然のこととも思います。
 
 
家庭でも100点の答案を持ち帰ったときに、たくさん褒めたり、ご褒美をあげたりはしていませんか?
 
 
 
 
しかし、その対応、ちょっと待って!
 
 
発達障害ASD、こだわりが強い完璧主義傾向があるお子さんに対して、親が100点という数字にこだわってはいけないのです。
 
 
強すぎるこだわりや完璧主義を緩和させたいのであれば尚のことです。
 
 
特に低年齢のうちから完璧主義が板についてしまうと、成長するにつれてその傾向は強くなるばかりです。
 
 
酷くなると完璧を追い求めるあまり、失敗を恐れ不安障害になってしまったり、完璧を追い求めて心身ともに疲労し、うつや適応障害となってしまうこともあります。
 
 
こだわり、完璧主義が子どもの心を苦しめてしまうことがないように、早めの対応が鉄則なのです。
 
 
ではどのようにしたらよいでしょうか?
 
 
今回はこだわりが強すぎる完璧主義の子、特にテストの点数に注目してこだわりを緩和させる声かけのコツをお伝えします。
 
 
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2.「100点じゃないと嫌!」と泣いていた娘

 
 
ここで我が家の娘の話をさせていただきます。私にも小学校低学年の子どもがいます。
 
 
できるか?できないか?は別として、気質的にはなかなかの完璧主義傾向の持ち主です。
 
 
私も娘と同じ気質を持っている方なので、自分自身、生きづらさを多少なりとも感じて今まで生きてきました。
 
 
ある学期の終わりに差し掛かった頃、娘の学校では成績表の参考になるべくテストが多くありました。
 
 
同時に返される答案の数も毎日何枚あったことでしょうか。
 
 
有難いことに、理解をしているテストに関しては100点の花丸がついた答案が何枚かありました。しかし、100点ではない答案ももちろんありました。
 
 
100点ではない答案を出したときに娘が、「100点じゃなかったら意味がないのに…」と呟いたのです。
 
 
我が家では答案が100点だろうと、100点ではなかろうと誉めてきたつもりでいました。
 
 
しかし娘にはそれが届いていなかったのです。
 
 
なんと100点がとれなかった日は涙を流すこともありました。
 
 
娘の悔しい気持ちはわかります。しかし、これをそのまま放っておくのは、今後ますます娘自身の完璧主義の傾向が強くなるのではないかと思いました。
 
 
そこで私の100点というものに関する気持ちを話すことにしました。
 
 
この素直な気持ちの関わりが娘の完璧主義の傾向を緩和させることへ役に立ったのです。
 
 
次項で説明します。
 
 
 
 
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3.こだわりが強いASDの子の完璧主義を緩和する方法

 
 
点数にこだわる子の気持ちを和らげるコツは、 点数ではなく本当に重要なことは何かを伝えていくことです。
 
 
例えば、60点だったとします。間違いなくASDのこだわりが強い完璧主義傾向のある子なら落ち込む点数でしょう。
 
 
しかしこの100点でなかったときが、こだわりや完璧主義を緩和させるチャンスです!
 
 
「わからないことをそのままにするのはダメだよ!もう一度理解すれば、最初から100点だろうが、後から100点だろうが皆一緒!」
 
 
間違えたところを再度理解し直す!ということがテストをする本来の意味だと伝えてあげるのです。
 
 
後から100点にして理解をし直せば、次は間違えなくなる!ここが重要ですよね。
 
 
そして点数なんてどうでもいい!もう一度理解すれば、結果100点!いえ、100点以上だということを根気よく伝えていくのです。
 
 
こうして点数ではなく本当に重要なことを伝えていくことで、子ども自身が点数にこだわらなくなってきます。
 
 
そして間違えても直せば良いんだ!理解するチャンスがもらえたんだ!という考え方になってくるでしょう。
 
 
テストは点数で全て評価されるので、点数が重要なことはわかります。
 
 
しかしこれからの子どもの長い人生、点数なんかで縛られてほしくないですよね。
 
 
 
 
私も娘が持ち帰る答案で100点でないものへの関わり方をこのように徹底しました。
 
 
毎回徹底して実践することで、「100点じゃないと嫌!」と 泣いていた我が家の娘も点数には本当にこだわらなくなりました。
 
 
もちろん100点だったときにはめちゃくちゃ喜んでいます。
 
 
しかし、点数が低いときも、直せば良いもんね!ここが分からなかったんだよねー!などと自己分析までするようになりました。
 
 
大切なのは点数ではありません。点数より重要なことがあるということを早いうちから教えてあげてくださいね。
 
 
長い人生この考え方ができる方がとても大切!この考え方を作ってあげるのは、家庭での声かけに他なりません。
 
 
特にASDのこだわりが強いお子さんの完璧主義は本当に疲れますし、自分を苦しめてしまう要因にもなるので、早いうちに緩和させてあげましょう!
 
 
こちらの記事でも、完璧主義を和らげる対応をお伝えしています。また違う視点からお伝えしていますので、あわせてチェックしてみてくださいね。 
 
 
 
 

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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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