失敗や間違いを過剰に嫌がる・怖がる発達障害の子どもの不安が解消する2つのポイント

失敗や間違いを過剰に嫌がる・怖がる発達障害の子どもに、もっと挑戦する力、失敗を乗り越える力が付いてほしいと思っていませんか?今回、お母さんのちょっとした対応を変えるだけで「失敗への恐怖」を改善する2つのポイントをお伝えします。
 

【目次】

1.失敗や間違いを過剰に嫌がる・怖がるのはなぜ?
2.不安が強い子どもに必要なこととは?
3.失敗への恐怖・不安を解消するお母さんの対応2つのポイント
◆子どもの行動の着目点を変える
◆お母さんの失敗体験をどんどんアピール

 
 

1.失敗や間違いを過剰に嫌がる・怖がるのはなぜ?

 
 
 発達障害の子どもが失敗や間違いを過剰に嫌がる・怖がるのはどうしてだと思いますか?
 
 
それは、発達障害の子どもの特性の一つこだわりの強さが挙げられます。
 
 
・少しでも苦手意識を持っていることには、絶対に取り組もうとしない
 
・ゲームなどで必要以上に勝ちにこだわる
 
 
こんなお子さんの様子に悩んでいる方もいるかもしれませんね。
 
 
こだわりが強くなる原因として、
 
 
・過去のネガティブな記憶が強く残っているから
 
・臨機応変な対応が難しく、同じパターンの行動に安心を覚えるから
 
・思考の偏りがあり、融通を効かせるだけの選択肢を持てないから
 
・不安が強く、自分自身を守るための防御機能が働くから
 
・完璧主義な周りの大人に影響を受けているから
 
 
など他にもたくさんあるかと思いますが、これらが強く働いてこだわりとなって表れることがあります。
 
 
 
 
本来、こだわりを持つことは悪いことではありません。しかしこだわりが増えていくと、自分自身を苦しめるガチガチの完璧主義へと成長していきます。
 
 
周りも、まして本人も困惑するほどのこだわりは、なんとか解消してあげたいですよね。
 
 
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2.不安が強い子どもに必要なこととは?

 
 
もう一つは、発達障害の子どもの不安の強さです。
 
 
不安が強い子は、失敗を恐れる傾向があります。
 
 
何をするにも「間違えたらどうしよう…」「失敗したらどうしよう…」と不安になり、行動が制限されてしまうことも。
 
 
不安の強い子どもも本来の気持ちの上では、「面白そうだな、やってみたいな」と思っていたりします。しかし、いざ行動するとなると失敗への不安が出てきて、やらずに終わってしまうことも…。
 
 
やりたい気持ちがあるのにもかかわらず、行動せずに終わってしまうことはもったいないですよね。
 
 
我が家の娘に実際にあったことをお話しします。
 
 
幼稚園のお友達と初めて行く公園で遊んでいるときに、お友達が遊具に誘ってくれました。初めて行く公園なので、もちろんその遊具も初めてのものです。
 
 
大好きなお友達が誘ってくれたこともあり、娘は本当はやりたかった様子。
 
 
しかし、「やらない!」と断っていたのです。帰宅してから娘に聞いたら、「できないと嫌だからやらなかった」とのこと。
 
 
娘は失敗することへの強いこだわりがあります。やりたい気持ちよりも「失敗したら嫌」という気持ちが先行してやらなかったのです。
 
 
親としては「やりたい気持ちがあるのにもったいないな。不安が先にくるのはどうにかしてあげたい。」と強く思った出来事でした。
 
 
失敗そのものが悪いことではないですし、失敗して学ぶことがあるからこそ次へつながることもたくさんありますよね。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもへは、絶対に失敗させないこと、失敗しないよう環境を整備してあげる必要がある、というのはよく言われることです。
 
 
これは、発達凸凹の子どもはネガティブな感情が蓄積されやすい傾向にあるからです。
 
 
そのため今後の行動を邪魔しないよう失敗をさせないほうが良いということですが、失敗をせずに成長していくことは同時に完璧主義な部分を作り上げてしまうことも考えられます。
 
 
 
 
できることなら、多少の失敗をしても自分で乗り越える力をつけてほしい!失敗しても良いんだ!ということも選択肢に入れて欲しいですよね!
 
 
そして、物事の判断は黒白しかないのではなく、グレーの部分があるということも知って欲しい。
 
 
今回は、不安の強い発達障害の子どもに多い「完璧主義傾向からくる失敗への恐怖」を解消する方法をお伝えします。 
 
 
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3.失敗への恐怖・不安を解消するお母さんの対応2つのポイント

 
 
失敗への恐怖を和らげる対応は、お母さんの子どもへの行動に対する着目点を変えることと、お母さんが子どもにあることをどんどんアピールすることにあったのです。
 
 
発達障害のお子さんの強いこだわりや不安を解消するコミュニケーション方法をご紹介します。
 
 

◆子どもの行動の着目点を変える

 
 
一つ目のポイントは、子どもの行動に対する着目点をお母さんが変えることです。
 
 
お子さんの失敗に対する不安や強いこだわりに共感すると同時に、お母さんは結果ではなく過程に目を向けてあげることなのです。
 
 
例えば、
 
 
「逆上がりが失敗して嫌だったよね。でも頑張って練習していた姿はしっかり見ていたよ。」
 
「テストで苦手なのが出たんだね。でも、ここはできるようになったじゃない!」
 
 
という感じです。結果だけが全てではないんだ!ということを伝えてあげて欲しいと思います。
 
 
間違っても「お母さんはそんなこと子どもの頃にできたわよ!」とお子さんに言ったりしないでくださいね。
 
 
このように、親が、子どもに注目する部分は、結果ではなくて、過程なのではないでしょうか?

 
 
結果が良かったら褒めてもらえるよりも、それまでの自分の頑張りを認めてくれる方が子どもは嬉しいはずです!
 
 
子どもにとって一番身近なお母さんが過程を認めてくれることで、「失敗しても大丈夫なんだ」ということがお子さんの心に届きます。
 
 
 
 

◆お母さんの失敗体験をどんどんアピール

 
 
 2つめのポイントは、お母さんの失敗体験をどんどん子どもにお話しすることです。 
 
 
「仕事でこんなミスしちゃった」
 
「今日、カレーにしようと思ってお野菜とお肉買ったのに、カレーのルーを買い忘れちゃった」
 
 
など、大人でもたくさん失敗するし、失敗することは誰にでもあることを伝えます。
 
 
そして、失敗した後、「どうしたか」についてもお話ししてください。
 
 
「しっかり謝って、少し遅れちゃったけど、書類は提出できたよ」
 
「カレーじゃなくて肉じゃがに変更したよ」
 
 
大切なのは、失敗した後、「どうしたか?」ということ。だから失敗は怖くないといことをお母さんから学んでもらえると思います。
 
 
そして、お母さんも失敗することもあるんだから、失敗しても大丈夫!大切なのは、失敗した後どうするか?ということも理解できるようになります。
 
 
 この対応をすることで、完璧にできない自分も許せるようになり、お子さんらしく成長していきますよ。
 
 
たとえ失敗しても、行動することで解決策を学ぶことができます。そして繰り返すことで、失敗したときの対処法や乗り越え方を身につけることができます。
 
 
発達障害のお子さんの失敗することへの強いこだわりを緩和させる対応で、行動につながるよう働きかけてあげましょう。
 
 
 
 
 
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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