漢字が苦手な小学生をやる気にさせるママの宿題サポート法

 

漢字が苦手な小学生のお子さんが書き取り練習の宿題をなかなか始められないなんてことがありませんか?子どもの宿題は手伝ってイイんです!ママが視点を変えることで子どもがすんなり始めてくれる、我が家で実践した練習法とママのサポートをご紹介します。
 

【目次】

 

1.漢字が苦手で毎晩泣きながら宿題をする息子に困っていました

 
 
我が家には発達がゆっくりの小3の息子がいます。3年生になると学習量も増え、学校から出される毎日の宿題も量が増えてきますよね。
 
 
息子はもともと字を書くのが苦手なので宿題をやるのが大変なんです。そのうえ漢字が苦手なので漢字の書き取りの宿題は本当にやるのが大変なんです。
 
 
でも、小学生には毎日のように宿題で出されるのが漢字練習です。漢字は書き順から始まって、字の形、大きさ、バランス、とめ、はね、はらいなどクリアするポイントがいっぱいです。
 
 
 
 
もともと学習に苦手さがあるため、わかってはいるけど、なかなか宿題を始められない。
 
 
でも、宿題をやらないで学校に行くのは嫌だから結局、夜になって泣きながら漢字練習の宿題をしている。
 
 
なんてことがよくあり、毎晩、息子に付き合うママもヘトヘトで本当に困っていました。
 
 
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2.本当は結構大変!小学生にとっての漢字練習

 
 
漢字練習は小学生にはつきものですよね?
 
 
息子のクラスでよく出る漢字の宿題は漢字ドリルをみて漢字ドリルノートに書きとる。余白に熟語を選んで書いて埋める。というもの。
 
 
ただ書き取ればいいのなら簡単なのでは?と大人は考えてしまいがちですが
 
 
しかし、子どもの漢字練習の動作を確認(分解)してみるとこんな感じで分解されます。
 
 
 
 
・漢字ドリルをみる
・書きとる文章を覚える(記憶する)
・思い出しながら 漢字ノートに書きとる
・余白に熟語を選んで書く
 
 
息子は発達ゆっくりさんで、字を書くのが苦手。
 
ワーキングメモリーが弱いために記憶して、思い出して書くのも苦手。
 
自分で選ぶというのも苦手なんです。
 
 
一連の動作を確認することで、漢字練習は息子にとって大きな負担があるものだとはじめて気がつきました。
 
 
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3.手伝ってあげてイイんです!課題のハードルを下げて取り組みやすく

 
 
私、以前まではママがあんまり手を出すのもどうなのかな?宿題はひとりでやるべきじゃないのかな?と思っていました。
 
 
息子は書くのに苦手さはありましたが、ゆっくり書けばなんとかなる!なるべく1人の力でやるようにと見守っていました。
 
 
ですが、漢字練習が息子にはとても負担が大きいことが理解できてからは漢字もママが手伝ってもイイんじゃない?と思い始め
 
 
「漢字を書く」という一番大事なところは息子自身が取り組み、そのほかは私がうまくサポートできないかと考えるようになりました。
 
 
そこで考えついたのが「お手製の漢字ドリルノート」です。
 
 
 
 
「お手製の漢字ドリルノート」といってもフリガナとおくりがなや接続詞のひらがなの部分は私が書いて、漢字の部分だけ息子が書くように漢字ノートに私が書き写す。
 
 
自分で熟語を選ぶのは息子にはハードルが高いので、それも私が選んでフリガナを書いておく。たったこれだけです。
 
 
ママの「お手製の漢字ドリルノート」を思った以上に息子は気に入ってくれたようで、漢字練習の宿題に取り組みやすくなりました。
 
 
「ママ、漢字練習するから書いてー。」とお願いされることもありますよ。
 
 

4.漢字が苦手な理由は様々、ママは我が子に合ったサポートを

 
 
発達障害のあるないにかかわらず、漢字が苦手な理由には様々な原因があり、決して本人が怠けているわけではないことをママたちには知っていただきたいです。
 
 
漢字が苦手な子どもに対して、何度も同じ文字を反復練習させたり泣きながら宿題をさせることが本当に子どもたちの力に繋がっていくでしょうか?
 
 
みんなが同じ方法で学ぶ時代は終わりです。ひとりひとりに合った、ラクに楽しく取り組める方法を探してみてください。
 
 
まずは、ご自身のお子さんの様子をよーく観察します。何が苦手?何が嫌でやらないの?ここは上手くできてる!
 
 
お子さんを観察することで、ここをサポートしてあげれば取り組みやすくなるかも?とママが気づくことができますよ。
 
 

◆課題のハードルを下げるサポート

 
 
漢字が苦手と言っても困りごとは様々でサポートの方法はいろいろとありますよ。例えば
 
 
うまく書けない、なぞり書きが得意なら、ママがうすく書いたのをなぞるようにする。
 
小さい字が書きにくいなら、大きいマスの漢字ノートに変えてあげる。
 
何度も書くのが嫌なら、ママが書いて最後の一回は自分で書く。
 
集中が続かないなら、間に休憩時間をつくる。など
 
 
どんな方法が合うかは試してみないとわかりません。うまくいかなかったら、次のやり方を試そう!とお子さんと相談しながら気に入った方法を探していきましょう。
 
 
「今日は○○して欲しい」なんて子どもからリクエストがくることもありますよ。
 
 
ママが手伝って(サポートして)あげることで、子どもの漢字練習への苦手意識のハードルが下がり、子どもが取り組みやすくなっていきます。
 
 
我が家の息子もイヤイヤが減って、すんなり取り組める日が増えました!
 
 
「今日は嫌だな」なんて時があっても、「〇〇してくれたらいいのにな。」とサポートのリクエストをしてくれるようになりました。
 
 
 
 

◆気持ちのサポート

 
 
もうひとつ、忘れちゃいけない大事なことをお伝えしますね。
 
 
子どもたちは頑張って漢字練習に取り組んでいますよ。ママは「褒め」を忘れずに!
 
「四角の中にぴったりで大きさばっちりだね!」
「○○なんて、書けるの?すごいね」
「この、はね、とってもいいよ!」
「もう、こんなに書けたの?早いね」
 
 
くれぐれも、「もう少し丁寧に書いたら…」「ココ、間違ってるよ」などと定の声かけをしないで下さいね。
 
 
漢字ってこだわり始めたらきりがない、書き順、形(バランス)、とめ、はね、はらい・・・細かいことは気にしない‼︎
 
 
苦手な漢字練習に取り組めていることが花マル。 うまく書けた文字を褒めるだけでイイんです。
 
 
褒められた時の子どもの嬉しそうな顔は最高に可愛いですよ!
 
 
早速、お子さんに合ったサポート方法を見つけてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:嘉山葉子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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