この動画を見れば、思春期の発達障害・グレーゾーンの子が学校から帰ってきた時、まずお母さんにしてほしいことがわかります。
発達障害・グレーゾーンの思春期の子が家に帰ってきて、まずお母さんにして欲しいことはなんでしょう?子どもの好きなことをさせて見守ることなんです!
思春期の『おかえり』は見守りが大事!
[vimeo 355015147 w=640 h=480]
レッスンスクリプト
思春期は自分を客観視できるようになってきます。友だちとの違いも見え始めてくる時期です。
「私って、僕って、なんか他の人と違うのかな?」と自分と友だちを比較して違いに気づき始めます。
どんな子も、一時的に自己肯定感が下がる時期なのです。
少し自信をなくした思春期の子どもたち。
自己肯定感をあげるには、どうしたらいいのでしょうか?
お母さんが安全基地=くつろげる場所や時間をつくってあげることです。
子どもたちは親が思っている以上に、たくさんの人間関係の中でエネルギーを消耗しています。
授業が終わって、部活をして、そのあとに塾や習い事に行って、帰宅したら大量の宿題と勉強!
ものすごいスケジュールをこなしています。
発達障害、グレーゾーンの子どもたちはコミュニケーションに苦手があるために、学校生活の人間関係の中で、精神的にも肉体的にも、ストレスを抱えています。
他の子たちよりも疲れやすいことを頭に置いておいて下さいね。
お母さんも通ってきた道です。
そんなことは十分、分かっていますよね!
だからこそ、子どもをいたわってあげて欲しいのです。
子どもが帰って一言目が、
お母さんA「早く着替えて、早く宿題しなさい!」
お母さんB「お疲れ様〜!今日は暑かったよねぇ〜。部活よく頑張ってきたねぇ〜。えらかったね〜」
どのお母さんが好きですか?
私は断然、Bのお母さんが好きです。
思春期、特に中学生は反抗的な態度になることがありますよね。
ストレスをお母さんにぶつけることはよくあることです。
でも、そこは大目に見てあげてくださいね!
お母さんに当たるのも、お母さんがなんでも言いやすい存在だからなんです。
お子さんのイライラに巻き込まれては負けです!
スルーが1番ですよ!
ストレスいっぱいの外から、ほっとできる我が家に帰ってきたのです。
帰ってきたら、しばらくボーッとする時間を作ってあげて下さいね。
思春期は構われると「うざい」って思う時期なんです。
帰ってきて30分くらいは子どもの好きなように過ごさせてあげてください。
お母さんはお子さんに何もしなくてOKです!
家事をしたり、自分のことをしたりしていればOK!
そして見守っていれば大丈夫です!
『家』=『くつろげる場所』『安全基地』になって欲しいのです。
思春期の子は、『指示や命令』が大嫌いです。
・宿題しなさい
・塾に行きなさい
・習い事に行きなさい
・ゲームばかりしてないで、勉強しなさい
子どもは全部分かっています。
「言われるとやる気なくすわ〜」とか「今やろうと思っていたのに〜」ってお母さんも小さい頃に思ったことありませんか?
それでも、塾や習い事に間に合わない!って、焦ってしまうお母さんもいますよね!
そんな時にはウグイス嬢のようなアナウンスです。
「あと、10分で6時だね〜」
とアナウンスして、
「準備できたら、声かけてね〜」
「帰ってきたらアイスもあるから一緒に食べようね!」
と提案しながら、行動を促してみて下さいね。
〇〇しなさいはNGワードです。
今日から〇〇しなさいは封印してみませんか?
家がくつろげる場所であれば、外で頑張る力になります。
次回は、〇〇しなさいが大嫌いな反抗期の子の暴言対策編です。
講師:遠藤有里
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)