宿題を嫌がりなかなか取りかかれない子どもをやる気にさせる!4つの方法

 

就学後、子どもが宿題を嫌がりなかなか取りかかれず、お困りのことありませんか。我が家の宿題嫌いの息子はサポート方法を工夫することで、今では毎日宿題をするようになりました。子どもをやる気にさせる4つの方法をお伝えしていきます。
 

【目次】

 
 

1.宿題を嫌がりなかなか取りかかれない息子に困っていた

 
 
現在、小学3年生の息子は、就学前から机上で勉強することが苦手で、外で遊ぶことが好きな子どもでした。
 
 
入学後は机上での学習がメインとなる学校での生活に慣れることで精一杯。
 
 
帰宅後は、ようやく解放されたとばかりに遊ぶことに夢中になっていました。
 
 
そのため、なかなか宿題にも取りかかることができず、結局寝る前ギリギリになり、私に言われて仕方なくやるという状況でした。
 
 

 
 
取りかかりに時間がかかるため、寝る時間もどんどん遅くなってしまうのでこちらも焦ってしまい、「早く宿題しよう!」と何度も声をかけていました。
 
 
息子も口うるさく言われることでイライラすることもあり、何度も親子で宿題をめぐって喧嘩をしていました。
 
 
宿題を嫌がりなかなか取りかかれない息子に、なんとかスムーズに宿題をしてもらう方法はないかいつも頭を悩ませていました。
 
 
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2.宿題を嫌がりなかなか取りかかれない理由とは

 
 
そもそも、宿題を嫌がる子どもにとって宿題という行為自体、楽しくない、面倒くさい、できればやりたくないものです。
 
 
そのため、目の前にある自分の興味や関心のあるテレビやゲーム、おもちゃなどの楽しいものをつい優先してしまいます。
 
 
それに加え、子どもが宿題を始めるまでには、まずランドセルを準備する、ランドセルを開ける、宿題や筆箱を取り出す、机の前の椅子に座るなどそれだけでも工程が多いですよね。
 
 
人間の脳は車のエンジンと同じで最初のやり始めにエネルギーを一番必要とします。
 
 
そのため、その準備が手間でなかなか取りかかれないということもあります。
 
 

 
 
また、お母さんが宿題をなんとかやらせようと叱り続け、やらせることで子どもの脳にネガティブな記憶が残っている場合もあります。
 
 
宿題がネガティブな記憶と結びついている場合、宿題をするとまた叱られるという嫌な記憶を思い出し、宿題をするという行動を起こしづらくなってしまいます。
 
 
では、宿題を嫌がりなかなか取りかかれない子どもにどのようなサポートをしたら良いのか、これからお伝えしていきます。
 
 
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3.子どもをやる気にさせる4つの方法

 
 

◆①子どもが自分で選択する

 
 
まずは、子どもが自分で宿題をする時間を決めることです。
 
 
お母さんとしては帰宅後すぐに宿題して欲しいと思うこともあるかもしれませんが、子どもは小学校という集団生活でエネルギーを使っているので帰宅後はゆっくり自分の好きなことをしたいと感じることもあります。
 
 
公園で遊んでリフレッシュしてから、入浴後にスッキリしてから、寝る前ギリギリになるとやる気スイッチが入るなど、子どもにも自分に合うタイミングがあります。
 
 
そのため、宿題をするタイミングは子どもが自分で選択できるようにしましょう。
 
 
息子は、夜の入浴後に宿題、と自分で決めたタイミングだと納得して取りかかりやすくなりました。
 
 

◆②ご褒美を決めておく

 
 
やりたくない宿題を少しでもやる気持ちに近づけるためには、ご褒美の力を借りることも大切です。
 
 
事前に子どもと宿題が終わったあとのご褒美を決めておきます。
 
 
宿題が終わったらデザートが食べられる、好きなテレビやゲームができる、お母さんに絵本を読んでもらえるなどお楽しみがあると、頑張る気持ちになれることがあります。
 
 
それでもやる気が出ないときは、息子に「ガム(ハイチュウ)食べながらやる?」と同時ご褒美作戦を使うことで、すぐに取り掛かれることもありました。
 
 
また『シールをためてご褒美ゲットカード』の活用もおすすめです。1回宿題すると1枚シールが貼れ、そして◯◯枚集まったら子どもの好きなものを買うというものです。
 
 
息子も、ためているシールを見ながら「あと何枚で〜が買える」とワクワクして意欲的に取り組んでいました。
 
 
子どもが喜ぶご褒美を使いながら、楽しい気持ちで宿題ができるようにサポートしていきたいですね。
 
 

 
 

◆③お母さんが宿題のサポートをする

 
 
宿題を始めるための、最初の取り掛かりのハードルを下げることも有効です。
 
 
我が家では、私が宿題と鉛筆を準備して、子どもの目の前に置いてしまうこともあります。
 
 
そうすると子どもも準備の手間がないため、スムーズに取り掛かりやすくなります。
 
 
また子どもが宿題をしているときにお母さんもそばで、机の上でやれることをします。
 
 
家計簿をつける、学校からのお手紙を読む、読書などなんでもいいのですが、そばにいることで、子どもも安心でき、お母さんが一緒ならやろうかなという気持ちにもなれます。
 
 
わからないことがあっても、いつでも教えてもらえ、手伝ってもらえるので、子どもも最後まで取り組みやすくなります。
 
 
競争が好きな子どもなら「お母さんとどちらが早く終わるか競争しようか?」とゲーム感覚でやるのもおすすめです。
 
 

◆④肯定する

 
 
子どもが宿題に取りかかろうとしたときは
 
 
「ランドセルを取りに行けたね」
「お席に座れたね」
「宿題準備できたね」
 
 
とその取りかかろうとした行動を顔で肯定します。
 
 
少しでも行動したことをお母さんが見てくれて肯定してくれるだけで、子どももやる気がでます
 
 
そして、実際に宿題を頑張っている子どもに
 
 
「集中しているね」
「この字丁寧に書けているね」
「もう半分も終わっちゃったね」
 
 
など、できているところを褒めていきます。
 
 
この時、ハイタッチしたり、頭撫でたり、スキンシップを取ることで息子は嬉しそうに取り組んでいました。
 
 
子どももこまめにお母さんに肯定されることで自分の行動に自信を持つことができ、そして宿題に対してのモチベーションも維持できます。
 
 
また、楽しい気持ちで宿題をすることで学習内容も脳に定着していきますね。
 
 
最後は「宿題できたね」「最後まで、取り組めたね」と言葉にして伝えることで、子どもも自分は宿題できた!と気づけ、成功体験として記憶に残ります
 
 
成功体験を積み重ねていくことで、宿題に対してポジティブな記憶が残るようになります。
 
 
そうすると、宿題に対しても前向きな気持ちになれますね。
 
 
就学後は宿題を嫌がっていた息子も、現在は放課後の習慣の一つとして毎日やるようになりました。
 
 
そして息子の行動をたくさん肯定したことで息子の笑顔も増えました。
 
 
子どもに合わせた方法を工夫しながら親子で楽しく宿題をしていきたいですね。
 
 
 
 
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執筆者:菅野美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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