発達障害グレーゾーンの高校生の特徴とうつや不登校をふせぐ対策

 

発達障害グレーゾーンの高校生が不登校・うつになったらどうしますか?勉強は?将来は?心配しますよね。発達障害の特性から不登校・うつになりやすい高校生の特徴と不登校やうつになる前の対策をわたしの娘の体験からお話します。

【目次】

1.発達障害グレーゾーンの娘・高校で不登校に
2.ADHDから不登校・うつになる時の特徴
3.不登校中の「うつ」は脳の不調
4.不登校・うつを乗り越える3つの対応
◆ありのままを肯定する
◆好きなことをきっかけに会話を増やす
◆進学・進路の選択肢を示して本人が決める

 
 

1.発達障害グレーゾーンの娘、高校生で不登校に

 
 
お子さんが高校で不登校になり、このまま進級できなかったら将来どうしよう?と、不安でいっぱいになっていませんか?
 
 
高2の娘は発達障害グレーゾーン。不登校になったとき、注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性のせいじゃないか?とピンときました。
 
 
高校では特別な対応は受けていなかったけれど、「ひといちばい敏感な子(HSC)」にもあてはまる、とっても繊細な子。
 
 
高1の冬休み明けから休みがちになり、笑顔が消え、眠れなくなり、自己否定が多くなる、などのうつ症状まで出てしまったんです。
 
 
 
 
病院でもらった薬でやっと眠れるようになったものの、 夏休み明け、とうとう起き上がれなくなり、完全不登校になりました。
 
 
些細なことでイライラして物にあたるなど、どんどん不安定になっていく様子は、見ていてつらかったです。
 
 
「なんとか以前のような笑顔を取り戻したい」 と、高校に行けるようになることを目指すのをやめ、娘の不登校とうつに向き合うことにしたんです。
 
 
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2.ADHDから不登校・うつになる時の特徴

 
 
そもそも、発達障害グレーゾーンの子が不登校になったとき、何が起こっているのでしょうか?
 
 
ADHDの特性の1つに、忘れっぽいことがあります。
 
 
たとえば、
 
 
持ち物を忘れる
 
課題やテストがあることを忘れる
 
先生からの指示を忘れる
 
 
など、特別な対応がされていない場合、注意を受ける場面が多くなりがちです。
 
 
また、HSCの特性があると、ちょっとした注意を重く受け止めてしまったり、周りが叱られているのを見るだけでも、しんどくなってしまうこともあります。
 
 
 
 
グレーゾーンの子は、特別な対応をしてもらえるわけではないので、失敗しないように気を張って疲れやすいんですよね。
 
 
さらにADHDの特性を持った子が思春期になり、がんばっているのに失敗体験が重なることで「自分はダメだ」と自信をなくし、うつのような二次障害になったり、不登校になりやすいんです。
 
 

3.不登校中の「うつ」は脳の不調

 
 
「うつ病」は、こころの病気と言われていますが、実は「脳の不調」と言えます。
 
 
「感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているもの」(厚生労働省ホームページより)と考えられています。
 
 
 
 
そこで思いついたんです!
 
 
脳がうまく働いていないなら、発達科学コミュニケーションで学んだ脳を伸ばすコミュニケーションが役に立つんじゃないか?
 
 
そこで娘に向き合い、コミュニケーションをととのえていったところ、一時はうつ症状でイライラも激しかった娘に変化が起こったんです!
 
 
具体的におうちでどんな対応をしたのか、お伝えしますね。
 
 
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4. 不登校・うつを乗り越える3つの対応

 
 

◆ありのままを肯定する

 
 
学校を休んで一日中ベッドでゴロゴロ、動画ばかり見ている、など、どんな状態の娘も否定しないようにしました。
 
 
高校へ戻れなくても、元気にさえなればなんとかなると私が覚悟を決めました。
 
 
「無理して高校へ行かなくても、いろんな道があるから大丈夫だよ」 と言ってあげられるようになると、 娘は安心したのか、とたんにおだやかになり、何かが変わり始めました。
 
 
自分の部屋から出てリビングで過ごす時間が増え、少しずつ会話ができるようになっていきました。
 
 
子どもは何も考えていないように見えて、ちゃんと勉強や将来のことを考えていて、学校へ行けないことで大きな不安を抱えています
 
 
まずは娘が安心できるように環境をととのえていきました。
 
 

◆好きなことをきっかけに会話を増やす

 
 
気持ちが落ち着いてきたら、好きな食べ物やアニメ、アーティストなど、「好きなこと」の話題をきっかけに楽しく会話することで、脳を働かせる機会を増やしていきました。
 
 
たとえば、娘は紅茶が好きなので、部屋にこもっている娘においしい紅茶とケーキを用意して声をかけ続けました。
 
 
すると、
 
 
「いろんな紅茶を飲んでみたい」
「ティーカップが欲しい」
 
 
と言って一緒に買い物に出かけるなど、好きなことから会話を増やすことで、少しずつ行動範囲が広がっていったんです。
 
 
また、好きなアーティストの動画を一緒に見て、推しのどこがいいのか説明してもらったり、一緒に振り付け動画を見ながらダンスを教えてもらったこともあります。
 
 
しんどい思いをして嫌々ながら勉強しても脳は育っていきませんが、楽しいと脳がよくはたらき、会話することで脳のアウトプットの領域が鍛えられます
 
 
アウトプットの力は人とコミュニケーションするときに役立つ力です。
 
 
子どもが好きなことをきっかけにたくさん会話することで、コミュニケーション能力を育てることができるんですよ。
 
 
 
 

◆進学・進路の選択肢を示して本人が決める

 
 
実は不登校になった子どもは、親と同じように、この先どうなるんだろう?ととっても不安になっています。
 
 
お子さんの状態によっては、元の高校へ戻ることが難しいということもあるでしょう。
 
 
そんなときは、進路の選択肢は他にもたくさんあることに目を向けてみませんか?
 
 
高校って全日制以外にも定時制や通信制などいろいろあって、どの高校を卒業してもちゃんと高卒資格がもらえます。通信制高校から大学進学を目指すことだってできます。
 
 
また、高校へ行かなくても、高卒認定試験を受ければ進学できますし、どの道を選んでも人生なんとかなる、と安心させてあげたいですね。
 
 
そこでわが家では、高校へは行かず家でゆっくり休むことも含め、いろんな選択肢を示して、自分で納得して進路を決められるようサポートすることにしたんです。
 
 
娘が出した結論は、通信制高校に転校するというもの。
 
 
その高校は、発達障害や不登校に理解があり、ADHDグレーゾーンの娘の疲れやすさにも対応してくれるし、自分で通学日数を決められるところが気に入ったようでした。
 
 
転校という形をとれば、3年間で卒業も可能なので、早めに元の高校に見切りをつけるのもありかもしれません。
 
 
一時は勉強への意欲をすっかりなくしていた娘でしたが、今では笑顔を取り戻しただけでなく、将来やりたいことも見つけて、自分で決めた道を歩き始めています。
 
 
ぜひ参考になさってくださいね。
 
 
 
▼思春期から親子関係を安定させておくことが大切です
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:森山さとみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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