反抗挑戦性障害の治し方!ADHDの子どもの二次障害の原因と対応法

 

ADHD子どもの二次障害・反抗挑戦性障害に困っていませんか? 反抗期との違いを理解して、正しい対応をすることで必ず治るんです!このまま大人になったら、どうなるの?という心配がなくなりますよ!

 

【目次】

 
 
 注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんの止まらない口論、暴力で困っていませんか?
 
 
 その状況、もしかしたら、「反抗期」ではなく、反抗挑戦性障害かもしれませんよ。
 
 
 反抗挑戦性障害、初めて聞かれた方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
文字通り、「反抗的」「挑戦的」な行動が続くために、日常生活に支障をきたしている状態。小学校3・4年生に多くはじまると言われています。
 
 
・自分が正しいかのように、意見、理屈を延々とを述べる
 
・親や先生など大人に向かって口論する
 
・要求や規則に従うことを反抗・拒否する
 
・自分の失敗を人のせいにする
 
・イライラしやすく、腹を立てることが多い
 
 
という様子が見られます。
 
 
 
 
もしかしたら、「普通の反抗期じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
反抗期は通常の発達段階ですが、反抗挑戦性障害は二次障害のひとつ
 
 

このまま大人になってしまったら、人と関わりを持てずに孤独になってしまうかもしれません。

 

 

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2.反抗挑戦性障害と反抗期の違い

 
 
一般的な反抗期でも、言葉遣いが乱暴になったり、イライラしたり、親に対して反抗、多少の口論などがあります。
 
 
反抗期は通常、子どもが成長するために必要な過程とされています。
 
 
イヤイヤ期といわれる、2歳ごろから始まるのが「第一次反抗期」、思春期に入る小学校高学年から中学生にかけては、「第二次反抗期」と言われています。
 
 
 
 
では、二次障害である、「反抗挑戦性障害」との違いは何なのでしょうか?
 
 
アメリカ精神医学会、DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)では、どのくらいの頻度で、どのくらいの期間続いているのかが反抗挑戦性障害を診断する基準とされています。
 
 

A.少なくとも6か月持続する拒絶的、反抗的、挑戦的な行動様式で、以下のうち4つまたはそれ以上が存在する

(1)しばしばかんしゃくを起こす

(2)しばしば大人と口論をする

(3)しばしば大人の要求、または規則に従うことを積極的に反抗、または拒否する

(4)しばしば故意に他人をいらだたせる

(5)しばしば自分の失敗、不作法な振る舞いを他人のせいにする

(6)しばしば神経過敏、または他人からイライラさせられやすい

(7)しばしば怒り、腹を立てる

(8)しばしば意地悪執念深い

注:その問題行動がその対象年齢および発達水準の人に通常認められるよりも頻繁に起こる場合にのみ、基準が満たされたとみなすこと

B.その行為の障害は、社会的、学業的、または職業的機能において、臨床的に著しい障害を引き起こしている

C.その行為の障害は精神病性または気分障害の経過中にのみおこるのではない

D.行為障害の基準を満たさず、また患者が18歳以上の場合であれば、反社会的人格障害の基準も満たさない

 
 
反抗挑戦性障害の反抗では、反抗的にそっぽを向きながら、相手が自分を罰しようとしているのか、それとも自分を受け入れてくれるのかをじっとうかがっているような態度、視線がはっきりとしています。
 
 
反抗しつつ、救いを求めているといった葛藤表れです。
 
 
疎外感の強さ自尊心の低下が危険な域に達した状態なのです。
 
 

3.反抗挑戦性障害が起こる原因とは

 
 
二次障害は、発達の特性に対して、十分な配慮がなされず、適切な支援が受けられなかったためにおこります。
 
 
発達障害の存在に気づいていない場合、また理解に乏しい場合、「育てにくい」「乱暴だ」「怠けている」と言った評価をされやすく、理不尽な叱責や孤立を招いてしまします。
 
 
このような対応を周囲に続けられると子どもは傷つき、自信をなくし、次第に周囲への不信感を募らせてしまいます。
 
 
 
 
反抗挑戦性障害は、特にADHDの特性を持つお子さんに高い確率で起きていると言われています。
 
 
なぜならADHDの特性、不注意・多動性・衝動性は、日常生活において失敗を繰り返し、叱られやすいからです。
 
 
ですが、正しい対応をすれば、皆がこのようなことにはなるわけではありません。
 
 
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4.たくさんの注意・叱責ダメージが爆発した息子

 
 
私の息子は、幼少期から注意をされることが圧倒的に多く、叱られることばかり。
 
 
やがて、小学校3年生頃になると、注意や指摘を受けると脱走するのではなく、口論に発展するようになりました。
 
 
次第にエスカレートし、ほうき、農機具など大きく危険な物を持ち、友達や私を追いかけまわすようになりました。
 
 
人へのけがを止めるのが精一杯。危険と隣り合わせで当時の私は常に目を光らせていました。
 
 
実はこの時点で、反抗挑戦性障害を超え、行為障害にまで及んでいたことに、後々発達の勉強をすることで気付きましたが、とても恐ろしい状況まで陥っていたのです。
 
 
このままでは息子は誰かを傷つけてしまう。
 
 
息子が小学5年生の時、ようやく発達障害・ADHDと診断が下りました。
 
 
私は今まで育てにくかった理由がわかってホッとした半面、これからどうすればよいのだろうと不安で仕方がありませんでした。
 
 
止められない衝動性を抑えるための薬が処方され、次第に周りへの危険はなくなりました。
 
 
ところが、長年の積み重ねからの怒り、執念深さは全然消えていきませんでした。
 
 
一度怒り出すと、昔のことを思い出し、口論がどんどんエスカレートして、薬の効果の限界を感じました。
 
 
終わりが見えないのです。
 
 
壁や襖をはじめ、椅子、扇風機、テレビの破壊、色んなものを壊しながら暴れまくるのです。
 
 
 
 
一言で言うと、地獄絵図
 
 
家族も本人も心底疲れ果てました。
 
 
息子の当時の状況はまさしく、二次障害でした。
 
 
 

5.反抗挑戦性障害が治る親の正しい対応2つ

 
 
薬を飲んだだけでは、根本的には治らない現実。なぜなら、脳にしっかりとこれまでの行動や記憶が刻み込まれているからです。
 
 
二次障害は周りの対応で作り上げてしまった結果です。
 
 
だったら、周りの対応でよくなるんじゃないかな?絶対にこの子の凹じゃなくて凸を磨く対応をしようと心に決めました。
 
 
凸を磨く対応についてはこちらをご覧くださいね。
 
 
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では、二次障害にまでなってしまった反抗挑戦性障害を治す為に必要な親の対応2つをお伝えします。
 
 

◆① 叱ることかどうか見極める

 
 
私が一番初めにやったことは、子どもの行動全てを注意するのではなく本当に悪いことなのか、少しくらい許されることなのか、その見極めをすることでした。
 
 
おそらく、二次障害まで起きたお子さんの親御さんの大半は口うるさく注意し続けているのではないでしょうか?
 
 
きれいに字を書いてるのに書き順が間違えていること、ちゃんとご飯を食べてるのに食べ方が汚いこと。
 
 
今思えば些細なことですら、何でもかんでも注意していた自分に気づきました。
 
 
できていないことばかり見つけては指摘する人の言うことなんて、きかなくて当然ですよね。
 
 
そのことに気付くだけでも、子どもの頑張っているところや、良いところがみえるようになってきます。
 
 
些細なことはスルー、本当に許しがたいことをしたときは、サッと叱ると肝に銘じました。
 
 
昔はダラダラ何度もお説教していました。
 
 
これでは怒りを買ってしまい、効果半減ですよね。
 
 
褒める>叱るのバランスに注意するだけで十分効果があります。
 
 
叱り続けている親御さんには、行動の見極めをして、本当に叱ることを厳選することをおススメします。
 
 
どんなお子さんも、初めから口論や暴力があったわけではないはずです。
 
 
もし、口論で困っているお子さんがいたら、しっかり考えて伝える力がついてきたんだなとお子さんの成長をまずは認めてあげましょう。
 
 
 
 

◆②できていることを認める

 
 

そして、できていることを、とことん認めてあげましょう!

 
 
認める習慣が身につくと、不思議とお母さんのストレスも激減しますよ。
 
 
そうすることで、息子は自分でイライラをコントロールできるようになり、取り乱すことはなくなりました。
 
 
止まらない口論が穏やかになっていく秘訣はこちらの記事をご覧くださいね。
 
 
 

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執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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