何にでも好奇心旺盛な発達障害・ADHDグレーゾーンの子どもが失敗するとその経験からいろんなことにチャレンジできなくなりませんか?大人の声かけをかえるだけで不安を抱えたり、諦めている子どもがいろんなことに挑戦し始めるようになりますよ!
【目次】
1.ADHDの息子が挑戦することをやめました
2.子どもの不安をあおっていた私の声かけ
3.発達障害・ADHDグレーゾーン子どもが失敗することを恐れなくなる声かけ
1.ADHDの息子が挑戦することをやめました
かわいい我が子には、いろんなことに失敗をおそれずどんどんチャレンジしてほしいですよね。
それなのになかなかチャレンジしない、やってもないのに諦める、挑戦することを過度に怖がる。
そんな様子は見られませんか?
私には、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)グレーゾーンの息子がいます。
小さい頃から、好奇心旺盛でいろんなことに興味があって、いろいろなことにチャレンジする子どもでした。
それなのに、大きくなるにつれて、
「どうせできないし」
「やりたくない!」
「怖いからヤダ!」
と失敗を恐れてなかなか挑戦してくれなくなってしまいました。
ではなぜ、息子が不安を恐れて挑戦することをやめてしまったのでしょう。
それは、実は私の声かけが原因だったことが分かりました。
2.子どもの不安をあおっていた私の声かけ
私はこれまで、息子に失敗を恐れずいろんなことにチャレンジして欲しいと願いながらも、結果を求める声かけばかりをしてきました。
「折り紙が上手に折れなかったね」
「かけっこで1番になれなかったね」
「字が汚いと先生に怒られるよ」
と、息子のできないところばかりを指摘していました。
発達障害・ADHDグレーゾーンの子どもはもともと不安が強い子も多く、ネガティブな記憶をためやすいため、失敗を過度に恐れてしまい行動できなくなってしまいます。
ですから、結果が良ければいいという声かけは、不安の強い子にとって、「できない自分はダメな子なんだ」と感じてしまい、できないかもしれないと不安でいっぱいになりチャレンジすること自体をやめてしまうのです。
「失敗は成功のもと」なんてことわざもあるように、チャレンジしてたくさんの失敗をし、そこから「次は成功するためにどうしよう」と考えることで脳の成長を加速させます。
では、チャレンジすることを諦めてしまったり、不安が強いお子さんがいろんなコトに挑戦するにはどうしたらいいでしょうか。
そのカギとなるのはやはり、「お母さんの声かけ」です!
3. 発達障害・ADHグレーゾーンの子どもが失敗することを恐れなくなる声かけ
子どもの心は大人の言葉の影響をダイレクトに受けます。
子どもが自信をなくしてしまうのも、自信をつけさせるのも大人の声かけ次第です。
まず、才能や能力、結果に限らず具体的な行動を褒めてあげましょう。
決して失敗したことを指摘せず、チャレンジしようとした努力や、準備などほんの少しのことでも認めてあげます。
・ドリルが全て終わっていなくても、「もうここまで解けたんだね」
・折り紙を折るために本を読んでいたら「これを作ろうと思って準備したんだね」
など、頑張った過程に対して肯定的な声かけをします。
もし、失敗して落ち込んでいる場合は共感の声かけです!
「全問正解したかった気持ち、よく分かるよ」
「できなくて悔しいね、今度一緒にやってみようか。」
これを続けていくうちに自信を失ったお子さんも、またチャレンジすればいい!もう1度やってみよう!できるようになったら嬉しい!と思えるようになります。
私が声かけを変えたことで息子は不安な気持ちが減り、失敗してもいいからいろんなことに挑戦する本来のアクティブさを取り戻しました。
私たち大人のマインドを整え、声かけしてあげることで子どもは失敗を恐れずいろんなことにチャレンジできるようになります。
ぜひ、今日からコミュニケーションを変えて子どもたちの脳を成長させましょう!
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執筆者:三浦由記子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)