親野智可等先生がついついママが口にしてしまう「ダメ!」を徹底検証!口癖のように言ってしまうママは要注意!「ダメ」を卒業する方法を2つお伝えします。本気で「ダメ!」を卒業したいママ、『「ダメ!」を言わなければ子どもは伸びる』は必読の書です。 |
【目次】
1.私もいまだにやっちゃいます…「ダメ!」を卒業するのって難しい
2.どうして「ダメ!」と言ってしまうのか?
3.親野智可等先生が語る!「ダメ!」を卒業する方法があります!
4.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会
1.私もいまだにやっちゃいます…「ダメ!」を卒業するのって難しい
突然ですが、みなさんにひとつ質問させていただきます!
今日、お子さんに何回「ダメ!」って言いましたか?
1回も言ってないよ、という方…すばらしいです。でも何人ぐらいいらしゃったでしょうか?
私たち母親は、ついつい子どものできていない部分が目に付いたり、周囲の目が気になったりして、子どもに「ダメ!」と言ってしまうことが多いですよね。
私は発達科学コミュニケーション(発コミュ)を実践して1年半になります。発コミュは子どもを「肯定」することを何よりも大切にします。
子どもにとって肯定することがどんなに大切か、肯定することで子どもがどんなふうに大変身するのか、否定的な言葉がけがどんなにマイナスか…吉野加容子先生にみっちり叩き込まれました。
実際に発コミュを実践して、息子は大きく成長してくれました。発コミュすごい!肯定するだけでこんなに変わるんだ!と日々肌で感じています。
そんな私でも、「ダメ!」とついつい言ってしまうことがあります。
息子が道に飛び出そうとしたとき。
娘がスーパーに陳列された商品にべたべた触ったとき。
昨日はこんにゃくゼリーを口に含んだまま歩いていたとき。
娘がスーパーに陳列された商品にべたべた触ったとき。
昨日はこんにゃくゼリーを口に含んだまま歩いていたとき。
とっさに「ダメ!」と言ってしまって、あとから反省する…なんてこともあります。
2.どうして「ダメ!」と言ってしまうのか?
親野智可等先生の著書『「ダメ!」と言わなければ子どもは伸びる』(PHP研究所)。このタイトルを見た方は、「そんなこと分かってるけど、言っちゃうんだよね…」と思われたのではないでしょうか?
お母さんたちに「子どもにダメと言わない方がいい」という認識はあっても、実際に「ダメ!」を完全に失くすのって難しいですよね。
どうして「ダメ!」と言ってしまうのでしょうか?
親野先生はこの著書の中で「ダメは汎用性が高いから無意識に使ってしまう」と書かれていました。つまり、「ダメ!」という言葉はありとあらゆるシーンに使える超便利なワード、ということなんです。
先ほど私がやってしまった、
息子が道に飛び出そうとしたとき。
娘がスーパーに陳列された商品にべたべた触ったとき。
昨日はこんにゃくゼリーを口に含んだまま歩いていたとき。
息子が道に飛び出そうとしたとき。
娘がスーパーに陳列された商品にべたべた触ったとき。
昨日はこんにゃくゼリーを口に含んだまま歩いていたとき。
これらも「ダメ!」と言わなくても私の意図を子どもたちに伝える表現はあるんです。
「そこは止まろうね」
「見るだけにしようね」
「座って食べてね」
と言えばいいだけなのに、つい「ダメ!」と言ってしまうのは、「使いやすいから」だということなんです。
そして、お母さんに「ダメ!」と言われた子どもは、たいていいったん行動がストップしてお母さんに注目します。ひとまず行動を止めるための手段として、ついつい使いやすいから使ってしまうんですね。
3.親野智可等先生が語る!「ダメ!」を卒業する方法があります!
お母さんに「ダメ!」と言われ続けた子どもは自信を失くし、やる気も失くしてしまいます。親野先生によると、お母さんが「ダメ!」と言い続けた結果、お母さんの愛情を信用できなくなってしまった子どももいるそうです。
その子はお母さんからの「生まれてきてくれてありがとう」という手紙を読んで、初めて自分が愛されていたことを知ったそうです。
でも普段のお母さんとのかかわりは「ダメ!」と叱るだけ。お母さんは子どもに自分の愛情を正しく伝えておらず、子どもはお母さんの愛情をキャッチできていなかったんです。
このエピソードを読んだとき、親として思ってしまいがちな、「この子の将来のためには〇〇しなくちゃいけない」という発想で子どもを育てることは、子どもにとってマイナスになってしまうのではないかと感じました。
それは今の子どもではなく、将来の理想の子どもを見ているからです。
将来のことを考えるとどうしても理想が高くなってしまいます。子どもができないこと、苦手なことに対して「ダメ!」という回数も増えてしまいます。
親野先生も、発コミュも、「ありのままの子どもの姿を認める」ということを何よりも大切にしています。
子どもが苦手なことを克服することはとても難しいのです。これはよく目にする表現だと思いますが、親野先生は「苦手を直すのは生まれ持ったものを変えるということ」と表現しておられます。
「生まれ持ったものを変える」のが苦手を克服すること。そう聞くと、苦手なことはできなくてもしょうがないかも、と思えてきませんか?親野先生も、どうしても無理なことは「目をつぶる」のが正しい対応だとおっしゃっています。
お母さんの「ダメ!」をなくすにはさまざまな方法がありますが、まずは
①肯定的なの表現で伝えられないか考えてみる
②できないこと・苦手なことには目をつぶる
という2つのポイントを実践してみませんか?
お母さんがこの考え方で子どもに接すると、子どもが否定されることが激減し、肯定的なかかわりができるようになります。ありのままの自分を認められた子どもは、自信がついてグングン伸びていきますよ!
4.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会
パステル総研では、そんな親野先生をお招きして講演会を開催することになりました!
本やウェブで読むのももちろんいいのですが、実際にお会いすると本で読むよりも何倍もの気づきを得ることができます!
ぜひ、講演会にもご参加くださいね。残席わずかとなっております。お早めにお申し込みください!
「親の気持ちが楽になれば子どもが幸せになる親力講座」
▶︎日時
9月14日(土)13:30〜15:30
▶︎場所
アルカディア市ケ谷 私学会館
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2−25
https://www.arcadia-jp.org/access/
▶︎費用:無料
今回の講演会では、あの人気トレーナーや総研記事でお馴染みのあのリサーチャーも参加予定です。ぜひ、交流してみてくださいね。
ぜひワクワクを体感しにきてください!みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
▼▼お申し込みはこちらから▼▼
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)