マイペースな発達障害の子どもの「全部見たい!」を叶える動物園の歩き方

 

発達障害の特徴の中でマイペースな子どもって、親の予定通りに進まないことが多いですよね。子どもが見たがっていた動物が「見れなかった!」とならないように、家族みんなで楽しめるマイペースな子どもファーストの方法をお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.予定通り進まない!マイペースな発達障害の息子

 
 
私には、マイペースが特徴的な発達障害の息子がいます。
 
 
生き物が大好きなので、幼稚園入園までは水族館も動物園も色んな場所の年間パスポートを取って、毎週末のように出かけていました。
 
 
初めて行った動物園では、最初にいるゾウをずっと眺めて動こうとせず、30分が経った頃に声をかけたけれど、動きたくなさそう…
 
 
しぶしぶ次の動物に移動するといった状態でした。
 
 
ゾウをジッと見ていたからといって、他の動物も長い時間見ているかというと、そうではなく「本当に見たの⁈」というくらいの早さで次に移動することもありました。
 
 
「ゆっくり見たい」という親の思いは、そっちのけです。
 
 
子どものマイペースさに流れを任せて移動していたところ、閉園時間が近くなったため最後まで見ずに門まで帰らなければならなくなりました。
 
 

 
 
他にもお目当ての動物もいたので、息子は「もっと見たい!」となりましたが、門までの移動時間を考えると動物を見る時間を延長することはできません。
 
 
泣いて悲しむ息子を見て、私は申し訳ない気持ちになりました。
 
 
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2.ASDの特徴はマイペース

 
 
発達障害の中で、自閉症スペクトラム症(ASD)は、空気が読めない、マイルール、こだわりという特徴から、マイペースになりがちです。
 
 
息子がマイペースになりやすい理由には、処理速度も関係しています。
 
 
5歳のときに受けたWISC-IVでは、処理速度が他の検査に比べると低かったのです。処理速度とは、視覚的な情報を素早く正確に処理をしていく能力のことです。
 
 
例えば「見ながら歩く」というような2つの行動を同時にすることが苦手です。どちらかの行動に集中をするので、止まって動物を見ないと後で「見てない!」ということになります。
 
 
1つ1つの行動を慎重に進めているとも言えますね。
 
 

 
 
集中力が続かないことも特徴の1つです。見たい動物がいるのに、集中力が続かず疲れてしまうので、最後まで見ることができないということがあります。
 
 
全部見たいなら早く動けばいいのに!と大人は思うはずですが、そう簡単に上手くできないのが発達障害の特徴でもあります。
 
 
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3.発達障害の息子の「見たい!」が全部叶った!

 
 
息子が無理なく見たい動物を全て見れるようにすれば、家族でのお出かけも楽しくなる!と考えた私が、試して上手くいった方法をお伝えします。
 
 

◆①家でパンフレットを見る

 
 
動物園に行く前の日に、パンフレットを一緒に見て、どんな動物がいて、どこに食事ができる場所があるかなどを確認します。
 
 
子どもが見たい!と言ったものは印をつけておきましょう!
 
 

◆②動物園での行動を決める

 
 
集中力が途切れると癇癪に繋がるので、予定は目いっぱい詰めないようにします。大人が見る2倍は時間がかかると考えました。
 
 
見学する動物は、〇がついた場所が多いエリアに限定します。道順も、食事や休憩の場所も子どもと一緒に決めます。
 
 
予定通りにいかなかったときの方法も共有しておくと、予想外のことが起きても子どもがパニックになることを防げますよ。
 
 
動物を見終わってから、帰り時間がギリギリにならないようにする工夫も大切です。帰るにもエネルギーが必要なので、我が家では必ず休憩をしてから帰路に向かっていました。
 
 

 
 

◆③当日の動き

 
 
動物園についたら、予め予定を書き込んだパンフレットと動物園にある看板を見て、行動を子どもと確認してから出発します。
 
 
「せっかくお金を払って見に行くんだから、全部見ないともったいない!」と思うかもしれませんが、そこは我慢!
 
 
全部見ることを優先して子どもが癇癪を起こしたら、お母さんもどっと疲れてしまいます。
 
 
私は「もったいない」より「楽しむ」を優先しました。子どものマイペースに付き合うと、動物の新たな発見があったりして楽しいですよ。
 
 
ぜひ試してみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
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子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:渡辺ひろみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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