「作文、なに書いていいかわからない」と固まってしまう発達障害・グレーゾーンの子どもがたくさんいます。「私も作文が苦手なので、どうやって教えていいかわからない」と困っているお母さん、もう大丈夫です!作文ネタを楽しく見つける方法をお伝えします。 |
【目次】
1.お母さんと一緒に乗り越えよう!~子どもの「作文に何を書いていいかわからない」
2.発達障害・グレーゾーンの子どもの「作文が苦手」な理由
3.親子の楽しい会話から「書くこと」をみつけよう!~超・盛り上がって、楽しい方法があるのです~
1.お母さんと一緒に乗り越えよう!~子どもの「作文に何を書いていいかわからない」
作文を書くとき、「何を書いていいかわからない」、「書くことが思いつかない」と子どもがやる気をなくして固まっていると、お母さんは何とかしてあげたくなりますね。
でも、「私も作文が苦手で、どうやって教えていいかわからないんです」と悩んでいるお母さんがたくさんいます。
そして先に進めず、「作文は苦手だ」「書くのは嫌い」と、発達障害・グレーゾーンの子どもは、自信を失い勉強も嫌いになってしまいます。
でも、お母さんの声かけでここを乗り越えれば、作文がすらすら書けるようになります。
そして、それをきっかけに自信がついて、いろいろなことに挑戦できるようになるのです。その方法をお伝えします。
2.発達障害・グレーゾーンの子どもの「作文が苦手」な理由
「だって、書くことがないんだもん。」
つまらなそうに固まっている子どもたちは、本当に書くことがないのでしょうか。
実は、書くことを思いつかないだけ。発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、今、目の前に起きていることに夢中です。過去のことを思い出したり、未来のことを想像したりすることが得意ではありません。
だから、自分の体験を思い出すことが難しいのです。しかし、上手にきっかけを作ってあげると、いろいろなことを思い出してイメージすることができます。
また、今まですらすらと作文を書いた経験がない場合は、「自分は書けない」とネガティブな思いが強くて、苦手意識を持ってしまうのです。
3.親子の楽しい会話から「書くこと」をみつけよう!~超・盛り上がって、楽しい方法があるのです~
毎日、夕食か寝る前に、お母さんとお子さんとで、「今日のベスト3」を発表し合ってみてください。
「まずは、お母さんからね~!お母さんの今日のベスト3は、ジャジャ一ン!
第3位~ お日さまが出てきて、やっと洗濯物を外に干せたこと!
第2位~ なくしたと思っていた大切なペンが、ソファの下から出てきたこと!
いよいよ、第1位! ジャーン!〇〇くんの歯が抜けたこと―!
は一い、次は、○○君、どうぞー!」
必ず3つにしぼって言ってみましょう。
毎日続けると、体験やできごと、自分の感情に気づく練習になります。「書くことがない…」と固まることも減っていきます。
なぜ3つかというと、「物事を3つに絞ってみる」練習になるからです。
なぜ1日の終わりかというと、寝ている間に人間の脳はものごとを整理してくれるからです。
また、「今日のベスト3」を毎日続けると、子どもの得意不得意がさらによく見えてくるので、お母さんがサポートしやすくなります。
どんなにささいなことでも、一緒に喜んだり、ほめてあげたり、次のチャレンジを応援してあげましょう。子どもは、いろいろなことに挑戦するようになります。
もし、叱られたことや失敗したことを挙げてきたら、励ましてあげられます。
1日の終わりに、お母さんがほめてくれるので、あったかい気持ちで、ぐっすり眠りにつくことができるのです。
だから、「作文に書きたいことがいっぱーい!」になるのです。それだけでなく、子どもたちの脳は、ぐんぐん成長していきます。
ぜひ試してみてくださいね!
執筆者:ここのひなた
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)