不登校で不安の強い発達障害ASDの小学生がイキイキ過ごせるママのアイデア! 

子どもがエネルギー切れで不登校になった時、楽しく安心して過ごせるようにしてあげたい!子どもがイキイキ過ごせる方法をお母さんが見つけられたら、不安の強い発達障害の特性を持つ小学生の、不登校解決の糸口を発見できるかもしれませんよ!
 

【目次】

 

1.不登校で不安の強い発達障害の特性を持つ小学生がイキイキ過ごせる驚きのアイデア!

 
 
小学4年生のときに不登校になった、不安の強い発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持つ、現在小学5年生のすずきさんの息子さん。
 
 
前回の記事エネルギー切れで不登校?不安の強い発達障害の小学生がグーンと成長するお母さんの考え方)では、息子さんが不登校になった理由や、不登校をお母さんが受け入れた理由を伺いました。
 
 
発達科学コミュニケーション(以下発コミュ)を学んでから、学校へのこだわりがなくなったすずきさん親子は、不登校期間中、どのようにおうちで過ごしていたのでしょうか。
 
 

――おうちでの過ごし方で工夫したことやアイデアがあったら教えてください。

 
 
「息子が好きなことを好きなだけできるようにしていました。初めの頃は、ひたすらYouTubeを見ている生活だったんですけど、その様子も注意せずに一緒に見たりしていました。
 
そのうち、『自分だけにしか作れない世界に一つだけのものを作りたい!』という願望を教えてくれて、『それなら、ミニ四駆なんて作ってみたら?』と提案したら、ものすごくハマったんです。
 
大人向けの改造雑誌を読み込んで、自分なりの改造を夢中でするようになりました。物理用語や英語も出てくるので、息子がわからない言葉は一緒に調べました。
 
YouTubeの解説動画をひたすら見ながらやっていることもよくあります。たくさん解説本買ってあげたり、図書館で借りてきたりと、息子のやりたいことを応援してあげるようにしました。
 
私や夫も一緒に作ったり、走行会というイベントに行ったりもしました。学校に行っていた時には見られなかったイキイキとした表情や、集中力にとてもびっくりしました。
 
また、息子は『学校に行きたいけど行けない』という状態だったので、興味のある授業には出てみたいという気持ちがありました。でも当日になるとお腹が痛いといって行けなくなることが何回かありました。」
 
 
「学校に行きたいけど、行けない」という息子さんの気持ちに寄り添い、勉強の不安を解消した、すずきさんの“アイデア”を次にご紹介します!
 
 

――学校へ行きたいという気持ちを叶えるために、工夫したことはありますか?

 
 
「私がzoomを使って発コミュ講座を受けていたこともあり、学校の授業をオンラインで受けてみてはどうだろうと思い、ドキドキしながら先生に提案してみました。」
 
 

――すごいアイデアですね!先生はどんな反応でしたか?

 
 
「5年生からの担任の先生は不登校に対しても理解があり、『僕があんまり強く言ってもね』という感じで見守ってくれていました。
 
 
撮影のお願いをしてみたら、『今はそんないいものがあるんですね!僕らの頃はそんなものなかったですよね』という感じで、協力してくださることになりました。」
 
 

―とてもいい先生ですね!実際にどのような感じで行ったのでしょう?

 
 
「今は、家庭科と図工の授業で2回ほどやってみました。前もって教材をもらっておいて、当日の授業は私がスマホを持ってZoomで中継して、息子が家のパソコンで見ながら作るというような感じでした。
 
先生や友達も声をかけてくれて、画面越しで作ったものを見せたりしていました。」
 
 
 
 

――面白いですね!息子さんはどんな反応でしたか?

 
 
「5年生に進級してクラス替えがあってからは、まだ学校に1回も登校していなかったんです。ですのでクラスのお友達の全員の子を知っているわけでもなく、先生の授業も受けたことがないから、不安に感じるんだろうな、と思っていました。
 
でもzoomで授業に参加して、クラスの雰囲気がわかり画面越しに友達と話したりして、勉強の授業も行きたい気持ちがでてきたようで。その時は『zoomでまた2、3回授業を見てから行こうかな』と親子で話をしていました。
 
勉強はすごくできないわけではなく、4年生までの担任の先生に聞いても『できてますよ』とおっしゃってくださっていたのですが、発達の凸凹があって、ところどころに苦手があるんです。例えば、計算をする時に解くのに焦ってイライラしてしまったり。
 
以前は、息子がどうしてイライラするのか、何に苦手意識を持っているのかわからなくて、私もサポートをしてあげられませんでした。そんな状態で学年が上がっていったので、勉強に対する苦手意識・拒否感も増していっていました。」
 
 

――不安が強いタイプの子には予備知識があったり、事前に雰囲気がわかったりってとても大切ですよね!勉強の苦手さも特性がわかってくると、お母さんや先生もフォローができますね!その他に工夫したことはありますか?

 
 
「あとは、不登校経験のある芸能人の話をポジティブにしてあげたり、お友達を家に呼んで遊ばせるようにしていました。一人とても仲がいい男の子がいて、その子が学校の情報を教えてくれました。
 
息子と共通の趣味のある友達を呼んでくれたりもして、コミュニケーションの幅を広げることができていたのは大きいと思います。」
 
 
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とにかく、息子さんの好きなことをたくさんさせたり、安心させることを心がけたすずきさん。授業をオンラインで受講するという驚きのアイデアも、息子さんにとっては、1歩を踏み出す為のとても良い経験になったのですね!
 
 
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2.不安が強い子どもにオススメの発コミュテクニック!

 
 

――では、発コミュの中で息子さんに効果的だった接し方があれば教えてください。

 
 
肯定することですね。ほとんど肯定だけで元気になっていきました。もともと言葉にして肯定するっていうことはしていなかったんですよね。
 
心の中では息子を認めていたつもりで、言葉に出さなくても伝わるものだと思っていて。家族ならわかるだろうと思い込んでいました。
 
でも発コミュを受けて言葉に出すって必要だなと思いました。私自身全然怒るタイプではなくて、怒るエネルギーもなかったので、『怒ってないからいいや』と油断していたところがありました。
 
ところが発コミュをやってみて、やはり言葉に出して肯定してあげないとダメなんだと、気づきました。」
 
 

――肯定できるようになったコツはありますか?

 
 
「最初はがむしゃらに肯定するポイントを見つけていきました。子どもの好きな遊びに全く興味がなかったので、興味を持って接すること。これだけでも子どもとのポジティブな関わりが増えました
 
こうやって肯定するポイントがたくさんあるとわかったら、それを見つけるのが楽しくなり、肯定のチャンスをどんどん見つけることができるようになりました。」
 
 

――特に意識して肯定の声かけをしている場面はありますか?

 
 
「息子が一人で頭の中でぐるぐる考え事をしていて、『疲れたー』と言っている時があります。そんな時に『いつもよく頑張って考えているよね』と、いっぱい考えたことを褒めてあげるようにします。
 
考えすぎて疲れてしまい、結論に辿り着かないこともありますが、頑張って『考えた・考えている』という事実をほめてあげるようにしています。そうするとまた元気になっていくことが多いですね。
 
息子がちょっとへこんだ時は意識して肯定するようにしています。最初は、息子が疲れたとかめんどくさいと言う時には、心の中で『何もしてないのに疲れたの?』と思っていた部分もありました。
 
息子はすごく敏感なので、私の気持ちの微妙な変化も読み取って、それに不安を覚えて反抗的になっていた時期もありました。
 
でも今では、私が息子の特性を理解できるようになったので、息子が『お母さんわかってくれてるんだな』という様子で安心して過ごしているのが伝わってくるようになりました。」
 
 
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不安が強くて、とても敏感な息子さん。お母さんが発コミュを学んで、息子さんの特性感じている辛さをわかってあげることで、親子で楽になったそうです。
 
 
お子さんの不安を解消するアイデアを実行したり、言葉にできない気持ちを肯定してあげたことで、息子さんはエネルギーを回復していったのですね。
 
 
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3.不安が強い子どものお母さんに伝えたい大切なこと

 
 
最後に、すずきさんに今後チャレンジしたいことをお伺いしました。
 
 

――では、今後、息子さんの良さを伸ばす為にトライしてみたいことはありますか?

 
 
「実は最近、発達の検査で息子がギフテッドの部類に入るのではないかと言われて、ギフテッドを支援している先生が関わってくれる塾デイサービスを紹介してもらえる話が進んでいるんです。
 
私も、息子の特性についてしっかり勉強していきたいなと思っています。そして息子の特性に合わせて能力を伸ばし、応援していきたいなと思っています。
 
あと今日、半年ぶりに息子が学校に行ったんです!宿泊学習の準備の授業だったんですけど、とても楽しそうに帰ってきました!すごくうれしかったです。」
 
 
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発コミュを学んで、視点が変わったすずきさん。すずきさんが息子さんの明るい未来を描けるようになったポイントは、息子さんがイキイキと過ごせるアイデアを出したことと、しっかり声に出して肯定してあげたことですね!
 
 
不安が強いASDタイプのお子さんは、初めての場所が苦手だったり、ネガティブな記憶を蓄積しやすかったりします。不安の強いお子さんには、事前に情報を与えて、見通しを立てるサポートをしてあげると、子どもたちの不安は軽減できます。
 
 
不安を減らして、「やってみたら楽しかった」というポジティブな記憶をつくってあげたり、成功体験を積んであげることで、子どもたちはアクティブに活動し始めます。
 
 
行動量が増えれば、肯定するチャンスもどんどん増えていきます。そしてその行動を肯定していくことによって自信がつき、更にチャレンジしてみようという気持ちが湧いてきます。
 
 
 
 
皆さんは、日ごろからお子さんの「やったこと」「できたこと」声に出して肯定してあげていますか?
 
 
子どもが最近元気がない、そんな時には笑顔で「お母さんはあなたが頑張っているのわかっているよ」と声に出して言ってあげてください。その声かけが、またお子さんが頑張るチカラの源になると思います。
 
 
すずきさんの体験談が、少しでも不登校に悩む発達障害グレーゾーンの子を持つお母さんの子育てのヒントになると嬉しいです。
 
 
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執筆者:別井理恵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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