思春期・反抗期のお子さんとのコミュニケーションに悩んでいませんか?何気ない声かけが、親子関係を悪化させているかもしれません!ひとことでも、5分だけでもできる、親子関係が良くなる「会話」のコツをお伝えします。
【目次】
1.思春期・反抗期のお子さんと「会話」はできていますか?
2.子どもが「否定されている」と感じてしまう声かけ
3.今のうちに親子関係を良くしておく必要あり!
4.ひとことだけでもOK!親子関係が良くなる「会話」のコツ
1.思春期・反抗期のお子さんと「会話」はできていますか?
思春期・反抗期のお子さんとのコミュニケーションに悩んでいませんか?
お子さんに話しかけても、
・返事がない
・「あー」「別に」とそっけない返事
・「は?なに?!」と反抗的な返事
なんてこともあるかもしれません。

用件を伝えても反応なし、ただ話しかけただけなのに怒る、確認したいのになかなか答えが返ってこない…
「会話」にならなくて、こちらもガッカリしたり、イライラしたり、ストレスがたまりますよね。
2.子どもが「否定されている」と感じてしまう声かけ
もしかしたら、こんな声掛けをしていませんか?
「もう宿題やった?」
「まだお風呂入らないの?」
「スマホなんか見てないで、早く寝たら?」
「こうした方がいいんじゃない?」
親から見れば、先にやっちゃえば安心と思う気持ち、自分の経験からのアドバイスなど、つい言葉が出てしまいますよね。
何気なくつい声かけしてしまうことですが、これがNG!
・やっていないこと
・先回りの指示を伝えること
・親の意見を言うこと
・アドバイスすること
これらのことは、子どもからしたら「否定されている」と感じてしまうことがあるんです!
さらに、子どもがすぐに返事しないからと、指示や意見、アドバイスを次々に言ってしまうこともあるかもしれません。
実はそれは、子どもたちが考える時間を遮ってしまい、混乱させてしまってイライラさせていることもあります。
子どもの年齢が上がれば上がるほど、「否定」を多く捉えてしまいます。思春期は、心や体が一気に成長し、自立をしたい気持ちが出てくるからです。
子どもでも大人でも、「否定」の言葉をかけてくる人、話すことを遮る人とは、話す気もなくなりますね。
それでは当然、親子関係が悪化してしまいます。
3.今のうちに親子関係を良くしておく必要あり!
不安・葛藤が多くなる思春期・反抗期にも「会話」さえできれば、
・何を考えているのか分かる
・興味のあることが分かる
・体の変化や進路など、思春期の不安にも寄り添える
・子どもの考えをまとめる手助けができる
など、お子さんを理解してサポートをすることもできます。

親子関係が悪く「会話」がないと、親も子どもも不安が大きくなり、問題が深刻化してしまうかもしれません!
では、どうしたらスムーズに「会話」できるのでしょうか。
4.ひとことだけでもOK!親子関係が良くなる「会話」のコツ
スムーズに「会話」をするコツは、毎日のルーティンに、
・「肯定」すること
・「共感」すること
を意識をすることです!
とはいえ、思春期のお子さんに、「できたね!!♪」とハイテンションで褒めても、引かれてしまいますよね。
「うんうん!!そう思う!!」と全力で共感しても、ウザがられてしまいます。
実は、一言でも、5分だけでも、頑張りすぎなくても、忙しくても、気持ちに余裕がなくても、大丈夫な方法があるんです。
実例をいくつかご紹介しますね!
・笑顔で「おはよう!」とあいさつする
・食べ終わったお皿を下げてくれたら、「ありがとう!」と感謝する
・好きな食べ物を用意して、「これおいしいよね」と共感する
・子どもの話を遮らずに聞く
これだけでも「肯定」することや「共感」することになります。
当たり前のことのようですが、自分がされたら嬉しくなりませんか?
朝や寝る前、食事などの毎日の生活の中で、ちょっと意識するだけです。
一言でも5分だけでも良いコミュニケーションが取れるとこちらの気持ちにも余裕が生まれます。
お子さんも少しずつ心を開いて、スムーズに「会話」ができる親子関係になれますよ!
ぜひ今日から試してみてくださいね。
親子のコミュニケーションを楽しくするコツをお届けしています!
執筆者:中村友香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)