小3で勉強しなくなった子どもがモチベーションをあげる親の対応

ADHDの特性が強い息子は小3で勉強しなくなりました。基礎が大事なのに…と不安ばかり。しかし、子どもだって本当は「勉強ができるようになりたい」「勉強した方がよい」と思っています。そんな息子が勉強へのモチベーションを上げたお家時間をお伝えします。

 

【目次】

 

1.小3で勉強をしなくなった息子

 
 
小学3年生になると学習内容がぐんと難しくなりますよね。理科と社会も授業に加わり、勉強する時間も増えます。
 
 
勉強につまづくお子さんも増えるのが3年生かもしれません。
 
 
勉強に対して苦手意識が高まるとやる気がさがってしまい悪循環。授業に出ていてもただ席に着いているだけという子どももいるかもしれません。
 
 
そんな状況が続き、子どもが勉強しなくなってしまったら…
 
 
お母さんとしては不安で「いい加減に勉強しなさい!」と言ってしまいがちですが、それでは親子関係が悪くなるばかりです。
 
 
実は、私も同じような経験をしています。
 
 

 
 
息子は現在小学5年生。
 
 
ADHDタイプの息子は1年生の頃から授業に集中できず、トラブルも多かったです。学習もおくれていて、2年生のかけ算も5の段で精一杯…それでも、3年生からは頑張りたいという気持ちをもって授業に取り組んでいました。
 
 
 
そんな息子でしたが、、夏休み二日前から不登校になりました。夏休みの宿題はもちろんしないで過ごし、家にいるときは1日テレビを見る生活を送っていました。
 
 
小3で勉強しなくなってはこの先どうなるのだろう…と、とても心配になりました。
 
 
しかし、「無理はダメ」「不登校でも勉強しないことも悪いことではない」などという言葉を見ては自分に言い聞かせるようにして、勉強の心配よりも大切なことがあると信じて、息子とのお家生活を穏やかに過ごすのが精一杯でした。
 
 
もともと勉強が苦手な子にとっては、学校にいきたくない理由に「勉強」が入っていることも多いです。息子も少なからず、授業の苦痛や勉強が分からないといった理由があった思います。
 
 
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2.ADHDっ子が勉強嫌いになる理由

 
 
発達障害の有無にかかわらず、誰でも得意不得意があります。ですから、勉強内容が難しくなることで勉強に対する意識が低くなることは誰にで緒あると思います。
 
 
そこに、発達上の特性があったとしら勉強嫌いになる確率はますます上がってしまいます。
 
 
息子はADHDの特性を持っています。ADHDの特徴とする行動障害は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つです。
 
 
学校の授業や集団行動など社会的活動に支障を来すことがあります。
 
 
・落ち着きが無くて授業中に座っていられない
・片付けが苦手
・忘れ物が多い
・先生の話が聞けない
・怒りっぽいためトラブルも起こしやすい
 
といった特徴があります。
 
 
しかし、ADHDと一言で言っても、すべての特徴が当てはまることではありません。
 
 
息子の場合は
 
・苦手な教科は授業中に座っていられない
・他の子の言動を上手く処理できない(反応してしまう)
・すぐにカッとなりやすくトラブルを起こすことがある
・やりたくない物はやりたくない
・進んで手をあげるが指名されないことが続くとイライラする
 
 
といった特徴がみられます。
 
 

 
 
3年生からは頑張りたいという気持ちはあったものの、なかなか上手くいかずに学習に対する意欲も低くなってしまいました。
 
 
もともと勉強が好きというわけでもなかったので、学校へ行くこともしんどくなってきたのだと思います。
 
 
息子のように不登校で勉強への嫌悪感も強いということは、不登校になる原因に勉強することに対する負担もあるということが考えられます。
 
 
小3で勉強も学校も嫌になってしまった息子ですが、ある日突然「勉強を頑張りたい!」と学習するようになったのです。
 
 
どうして、息子のやる気にスイッチが入ったのか。それは、私が息子と過ごしたお家時間にカギがあったと感じています。
 
 
次に、息子がやる気になるまでのお家時間の過ごし方をお伝えします。
 
 
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3.勉強のモチベーションをあげるのは子ども自身

 
 
不登校になった当初は一日テレビの息子にイライラしたりしました。どうにか外に目を向けさせたいと思いました。
 
 
しかし、辛いのは子ども自身なのだとわかると、子どもと自分は別と考えて、学校に行かない息子のそのままを受け入れて見守ると決めて過ごしました。
 
 
すると、少しずつ息子に変化が訪れました
 
 
次項に、学校に行かなくなった息子の勉強へのモチベーションをあげた過程を3つのステップにしてお話します。
 
 

◆ステップ1:心の充電期間

 
 
不登校になり、勉強をしなくなると不安や焦りを感じるのはお母さんの感情として当たり前だと思います。しかし、勉強は後から本人がやろうと思って始めても大丈夫だと考えました。
 
 
そこで、まずは子どもの心の充電をしっかりすることの方を優先しました。
 
 
ですから、好きなテレビをずっと見ていることが最初は多かったです。
 
 
だけど、見たくて見ているとうよりは、何もすることが無いから見ているという感じだったように思います。次第に、他のおもちゃや遊びにも目が向くようになると、私自身もホットしました。
 
 

 
 

◆ステップ2:勉強以外のことに目を向けた

 
 
テレビにも飽きてきた様子が見られてきた頃、息子が興味を持ったのが料理でした。
 
 
「やってみたい!」と息子から言ったので、一緒に作ることを始めました。少しずつ、一人でできるようになり、お昼ご飯にチャーハンやフレンチトーストを作ってくれました。図書館で犯し作りの本を借りて、幼稚園から帰ってくる妹のためにおやつを作ってくれるようになりました。
 
 
「ありがとう」「おいしいね」の言葉が嬉しかったようで、自分の役割のような感覚で楽しんでいるのが分かりました。
 
 
この数ヶ月後、息子は「お風呂掃除を仕事にしてお給料がほしい」と提案してきました。毎日お風呂掃除が日課となり、今でも続いています。
 
 
まずは勉強よりも自分の身の回りのことができる、どんなことでも良いので家の子とをして役割を持つ。そういうことで、自分の存在意義を確認したり、自信を持っていくことの方が大事だと思います。
 
 

◆ステップ3:勉強できるようになりたいと動き出す

 
 
学校に行かなくなって3ヶ月くらいたったある日。突然、「毎日勉強する!」と言い出しました。時間もやり方も息子に任せると、ノートに問題を書いてほしいと頼まれました。
 
 
最初は夜に1ページ、漢字や計算の問題を解くところからスタート。少しずつ、ページと問題数を増やしていきました。
 
 
疲れてやる気が起きないときは、もちろんお休みでOK。親からの勉強してほしいという気持ちは全くなく、したいなら協力するという姿勢でゆったりのんびり、楽しく取り組みました。
 
 
自分でやると決めたことは継続できると、息子の姿を見て改めて気づかされました。だからこそ、親がやるように口出しをしても効果がないということも併せて実感したことです。
 
 
 
いかがでしたか?これはあくまでも我が家の息子の場合です。
 
 
息子の場合は、みんなと同じように学校生活を送りたい、勉強できるようになりたいという気持ちがあったので、最終的に国語や算数の勉強をするようになりました。
 
 
しかし、お子さんによっては違うと思いますし、違って良いと思います!工作や実験、観察など、子どものやりたい!ということなら何でも良いではないでしょうか。
 
 
子どもが自らやる気を出すまで見守るといっても、必ず勉強に対してやる気を出すとは限りません。むしろ、勉強よりも大切なことがあると息子の不登校で考えることができました。
 
 
お母さんには勉強への期待は持たずに、お子さんが自分から動き出すのを見守ってもらいたいです。それは、自分の気持ちの焦りや不安を押さえることにもなるので辛いかもしれません。それでも、子どもがどんなことでも良いので、動き出すのを待ってほしいです。
 
 
大切なのは子どもが「何にやる気になるのか」です。
 
 
子どもが、自分のことをするようになった
家のことをするようになった
自分の好きなことや目標を見つけて動き出す
 
この過程を見守り、必要ならサポートすることが親の役割だと思います。
 
 
ですから、勉強することを最終目的にはしないでください。お子さんのそのままを受け入れて、信じること。それが良好な親子関係にも繋がると感じています。

 
 
発達障害や不登校だけが勉強をしなくなる理由とはかぎりません。もしも、お子さんが勉強しなくなっても、その子の良さや持っている可能性がなくなることはありません
 
 
その子の未来を明るく照らせるのはお母さんの笑顔と見守り、信じる気持ちが大切だと息子から教わったと今では思えます。
 
 
不登校になったのは自分のせいと感じているお母さんに読んでほしい記事はこちらです。 
 
 
 
 
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執筆者:さとう みな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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