不安の強い子どもが自分で動き出す!主体性を育む親の関わりマル秘テクとは

お子さんが行動を起こすとき、不安が強いことで指示待ちになることはありませんか?自信が持てず、自分から動き出すことに躊躇してしまうことも。今回は不安の強い子どもの主体性を育む親の関わり方のマル秘テクニックをお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.なぜ主体性が必要なの?

 
 
お子さんが行動を起こす際、指示がないと動けないということでお困りのお母様はおられませんか?
 
 
自分で考えて行動を起こし成長につなげていって欲しいのに…。どこのご家庭でもお子さんに対する切なる願いかもしれません。
 
 
しかし、不安気質が強いお子さんの場合、どうしても自分の行動自体にも自信を持つことができず、誰かに確認しなくては安心して行動ができない場合が多いのではないでしょうか?
 
 
近年、主体性というワードは子どもだけではなく、社会人の間でもよく耳にするようになりました。
 
 
学校に通っている間には、学校や先生、親が指示をしてくれることで行動すれば問題ないことも多いかもしれません。しかし、大人になったらそうはいきませんよね。
 
 
そもそも、主体性って一体何?
 
 
主体性とは、自分の意志や判断で責任を持って行動すること。考えた上で、自分の行動を選択して積極的に行動することと言われています。
 
 
え?そんなこと低年齢のうちからできるの?と思われますよね。実はお家での親の関わりで、その主体性を育むことができるのです。
 
 
 
 
そこには、親の関わり方のマル秘テクが存在します!不安気質のお子さんに対し、初めは親御さんも不安に感じてしまうこともあるかもしれませんが、お子さんの主体性がぐんぐん伸びますよ。
 
 
実際、我が家でも実践している方法です。お子さんの主体性を伸ばしたい親御さんはぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。
 
 
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2.転ばぬ先の杖で指示待ち人間へと変化

 
 
ここで我が家の話しをさせていただきます。我が家の子どもは、とても不安が強い子です。
 
 
何かする際にも、行動するときには必ずと言って良いほど、親の私たちに確認をしてくるような子どもでした。
 
 
不安が強いことで自分がやることへの正誤を気にしてしまうことや、自信がないことも原因で確認をしてから行動を起こすといった具合です。
 
 
親である私自身も、子どもの不安が増殖しないようにと先回りをして失敗しないようにしたり、先に指示をしておいたりということが日常化していました。
 
 
しかしそれが、娘の不安を増殖させる結果となってしまったのです。
 
 
もともと自分から何か行動を起こすというタイプではないのですが、不安が強いこともあり更に指示待ち人間へと成長させてしまったのです。
 
 
もちろん、内容によっては指示を仰いでくれた方が良いこともあります。しかし、その行動を起こしても何も問題がないものまで確認をするようになってしまいました。
 
 
例えば、着ていく服にしても、「今日はこれで良い?」。ジュースを購入する際にも、「このジュースで良いと思う?」など。正直言って、自分で決めてよ!という内容ばかり。
 
 
 
 
私自身が先回りして、娘が困らないようにとさまざまな場面で手をかけてきたつもりでしたが、過度な配慮が確認しなくてはならないようにしてしまっていたことに猛省しました。
 
 
よかれ!と思ってやっていたことは、全く良くなかったということですよね。
 
 
どうしても子どもに不安が強い気質があると、親の方が先回りして手を出しがちになります。そこには親心があってこそですが…。
 
 
我が家の娘は、不安気質が強いことで「場面かんもく」の症状も持ち合わせていたので、余計に私も神経質になっていたのだと思います。
 
 
しかし、親側の神経質が子どもの不安増殖につながっていたことがわかってから、対応を変えることにしました。
 
 
結果的に、対応を変えたことで娘自身が自分で自信を持って行動する場面が格段に増えてきたのです。
 
 
正直、初めはその対応をすることへ私自身が不安に感じてしまうことがありました。しかし、娘の成長にとってはとても良い効果を産み出したのです。
 
 
不安が強い子どもの主体性を育む関わりのマル秘テク、次項で説明します。
 
 
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3.子どもが自分で動き出す!親の関わりマル秘テク

 
 
子どもが自分で考えて動き出すために、親ができる関わり方!それは、
 
 
「気が効かない親になること」です。
 
 
何それ?と思われた方もおられると思います。もちろん悪いことではないのですが、不安が強い気質を持つ親御さんは、子どもの失敗を恐れるあまり気が効きすぎることが多々あるのです。
 
 
そこで、あえて気が効かない親を演出するのです。例えば、
 
 
買い物にて、「ママ、お財布しまいたいから買ったもの袋に詰めて!」や、「両手塞がっているからレジでお金渡してくれる?」など。
 
 
お家でも、「洋服出し忘れたから自分で出して!」というように、できないふりをしてあえて子どもにやってもらう状況を多く作り出します。
 
 
そこで、子どもがやってくれたら、「ありがとう!すごく助かったよ!」と声をかけてあげます。たとえ失敗しても途中経過までに感謝して認めてあげるように声がけをしてあげたら良いです。
 
 
気が効かない親を演出するのには、塩梅も気になるかと思います。お子さんのメンタルの様子や状況を見ながら、負荷をかけるタイミングを調整してみてくださいね。
 
 
我が家も、私があえて気がつかないふりをしたり、できないふりをしたりと子どもにやってもらう機会を格段に増やすことにしています。
 
 
簡単なことから少しずつおこなうことで、確実に子どもの主体性が伸びてきます。
 
 
先日も、娘は買い物で袋つめの際に、最後まで私に確認することなく自分でバランスを調整しながら考えて詰めていました。今では自分がやりたいこと、そしてどうすればそれができるのか?を考えて私たちや周りに提案するようになりました。
 
 
あんなになんでも確認していた娘からは想像がつかない姿に成長しました。
 
 
 
 
不安が強いお子さんは、どうしても自分で行動を起こすことに足踏みをしてしまうことがありますよね。しかし、お家で関わり方を変えることでいくらでも伸ばしてあげることができます。
 
 
ぜひ、今日から「気が効かない親」になってみてください!子どもの主体性が伸びるだけでなく、私たち親も気持ちがとても楽になりますよ。
 
 

こちらの記事でも不安気質について書いています。子どもの不安気質が強い場合、実はお母さんが不安気質を持ち合わせていることも!あわせて参考にしてみてください。

 

 
 
 不安が強い子どもの主体性が伸びる対応をご紹介しています! 

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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー) 
 
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