2020年度に小学校は新学習指導要領に変わりました。教育改革で何が変わったの?学校の勉強はどうなっているの?今年、入学したばかりのお母さんは心配が多いと思います。そこで今回は新時代を生きるために子どもを伸ばす子育てのポイントをお届けします!
【目次】
1.2020年の教育改革をご存知ですか?
2.新学習指導要領に書かれているこれからの教育について
3.親もアップデート!これからの子育てで親が意識すべきたった1つのポイント
1.2020年の教育改革をご存知ですか?
「戦後最大規模の教育改革」と言われ、話題になっていた2020年の教育改革から3年が経ちました。
大きな変化の1つとして、小学校では2020年度から「新学習指導要領」が全面的に実施されました。
新学習指導要領の詳しい内容は、こちらの文部科学省の公式ホームページにまとめてあります。
小学校に入学されたお母さんたちに改めて、
・教育改革ってどんなこと?
・日本の教育はどう変わる?
・教育改革後の子育てどう変わる?
・親は何を心がけたらいい?
という疑問について考えていきたいと思います。
今回は教育改革後の子育てのヒントについてお伝えしていきますね。
2.新学習指導要領に書かれているこれからの教育について
2020年に文部科学省が発表した小学校の「新学習指導要領」にはどんなことが書かれているのでしょうか?
新時代を生きる子どもたちに必要な力の三つの柱として、
1.知識・技能
社会で生きて働くために、何を理解しているか、何ができるか
2.思考力・判断力・表現力など
理解していること、できることをどう活用するか、未知の状況でのどう判断するか
3.学びに向かう力・人間性
どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか、学んだことを人生や社会に生かすか
が掲げられています。
これまでの教育は、「学んだことを理解しているか?」という「知識・技能」がメインとなっていました。
それが今後は、知識・技能の習得だけでなく、「それをどう活かすか?」という部分、未知の状況にも対応できる力が求められるようになります。
さらに、社会で役立たせるための、人間性も重要になってきます。
つまり、これからの時代で子どもたちに求められるのは、
・予測困難な時代になっても、
・誰も経験したことのない課題を見つけ、
・自分なりに学び、考え、
・自分の知識を活用し、
・他人と協力しながら、
・答えを導き出す
というようなことになります。
「自分で考え、判断して行動し、実際の社会で役立てる」というものです。
学習指導要領には“学校で学んだことが子どもたちの「生きる力」となり、明日、その先の人生につながってほしい”という願いが込められています。
新しい「学習指導要領」の内容を理解して、これからの子どもたちの学びを応援し、明るい未来を創っていきたいですね。
ただ、国の新しい教育方針は決まり社会が大きく変わっているのですが、私たち親はどのように我が子を育てるか?という「新時代の教育方法」はまだよくわかっていません。
3.親もアップデート!これからの子育てで親が意識すべきたった1つのポイント
新時代の教育方法を考えうえでまず、日本の社会で起きていることは何でしょうか。大きくはこの3つです。
・インターネットの普及
・産業のグローバル化
・AIの発達
みなさんも感じていると思いますが、社会の急激な変化が起きています。
今回の教育改革の背景にあるものは「時代の急速な変化に対応できる能力を養う」というものが、土台になっています。
現在も時代は急速に変化しているますし、今の子どもが大人になった頃はさらにその変化が増していると予測できます。
私たち親世代は「みんな一緒」「1つの正解を求める」ことが良しとされていました。
それがこれからは「1人ひとりちがう」「正解は1つではない」社会になりつつあります。
これからの時代で予想されるのは、
・AIの発達によって今ある職が減り、
職に就くのが難しくなる可能性
・まだ存在しない、
新しい職業に就ける可能性
この両方が起こってきます。
子どもには自分で選んだ職業に就いて欲しいと願うのが親心ですよね。
そのために親ができることは、学校での学びを日常生活で活用したり、家庭での経験を学校生活に生かしたりすることです。
やはり、教育の基本は「家庭での教育・親子のコミュニケーション」が土台になっています。
家庭での親の働きかけが子どもたちの「生きる力」を育む大きな原動力になります。
新時代の子育てのポイントをいち早く押さえて、これからの小学校生活のスタートダッシュを切りましょう!
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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)