不登校は親の甘やかしすぎ!?甘えさせてやる気を引き出す家での過ごし方

 

不登校は親の甘やかしすぎではありません。不登校の対応で大事なことは、上手に甘えさせること。不安な心が和らぐ家での過ごし方をお伝えしています。
 

【目次】

1.不登校は親の甘やかしすぎ!?登校にこだわっていた私
2.不登校に大事なのは不安を和らげるために甘えさせること
①甘やかす
②甘えさせる
3.上手に甘えさせてやる気が伸びる家での過ごし方

 
 

1.不登校は親の甘やかしすぎ!?登校にこだわっていた私

 
 
お子さんがお母さんと離れられなくて付き添い登校をされているお母さん。
 
 
お子さんが不登校で家でもママと離れられなくて一人の時間が持てないお母さん。
 
 
それぞれのお悩みを抱えたお母さんがいらっしゃることと思います。
 
 
今、悩んでいる渦中のそんな先の見えないトンネルの中で、ご自分の心が置き去りになっている方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
私には21歳、16歳のパステルキッズの息子がおり、次男が6年生の時にいじめにあって不登校になったことがあります。
 
 
私もみなさんと同じように不登校になったとき、すごく不安になりました。
 
 
最初は、来年は中学生になるのに学校に行かないなんて甘やかせすぎなんじゃないか、どうしたら学校に行かせられるか?ばかりを考えていました。
 
 
そして私ができることはありとあらゆることをしました。
 
 
けれど、無理やり登校させると一日中机に突っ伏していたり、学校に行こうとすると嘔吐してしまうということが起こりました。
 
 
 
 
「学校に行かないなんて甘やかしすぎ、学校に行かせなければいけない」と思ってとった対応は間違っていました。
 
 
ようやく私は学校に行かせるのが大事なのではなく、まずは、次男の心の元気を取り戻すことが第一優先と気づくことができました。
 
 
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2.不登校に大事なのは不安を和らげるために甘えさせること

 
 
不登校の対応で大事なことは、お子さんを正しく甘えさせて不安を和らげるための心の充電をさせてあげてほしいということです。
 
 
「甘えさせる」と聞いて、え!?と思った方はいらっしゃいませんか?
 
 
学校にも行けてない、勉強もしてない、やるべきこともやってないのに甘えさせるなんて、どんどんつけあがるだけじゃないか…
 
 
なんて親の不安が増えるだけだと思いませんでしたか?
 
 
まず理解していただきたいことは「甘やかすこと」と「甘えさせること」は違うということです。
 
 
甘やかすことと甘えさせることの違いについて解説していきますね!
 
 

◆①甘やかす

 
 
これは子どもの物理的な要求や金銭的な要求を満たすことです。
 
 
例えば 子どもがスーパーでお菓子を買ってほしくて癇癪を起こすことってよくありますね。
 
 
小学生になると、ゲームをやらせろ!!と暴言・怒りが爆発する!なんてこともあるでしょう。
 
 
コレは、応じなくてOK!
 
 
癇癪を起こせば自分の思い通りになると学習させてしまうからです。
 
 

◆②甘えさせる

 
 
甘えさせるというのは子どもの精神的な要求を満たしてあげることです。
 
 
例えば「抱っこして」なんて、小さい子はよく言いますね。
 
 
もう少し成長してくると忙しいときに限って 「ママ、ねえ聞いて」と話しかけてくることもあります。
 
 
実はこれは「甘え」なので「抱っこして!」と言われたら抱っこしてあげたり、スキンシップをしたり、「ママ、ねえ聞いて」と言われたら面倒くさくても話を聞いてあげて欲しいのです。
 
 
甘えに対しては愛情で子どもの心満たしてあげることがとても大事!
 
 
 
 
不登校の子どもは、心に不安を抱えている場合が多いため、甘えさせることで安心感を与えてあげることが必要なのです。
 
 
また、しっかりと甘えさせてもらった子は自己肯定感が高まり、失敗してもまた頑張ろうと挑戦する子に育っていくのです。
 
 
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3.上手に甘えさせてやる気が伸びる家での過ごし方

 
 
不登校の時期は甘やかすのではなく甘えさせることが必要です。
 
 
甘えさせながらやる気持ちを引き出してく家での過ごし方をお話ししていきますね!
 
 
不登校の期間中、私が次男に取り組んだことが
 
 
「とことん好きなことをさせることで心のエネルギーを貯めよう!」
 
 
ということでした。
 
 
次男は保育園の年長の時から、大河ドラマや歴史漫画にハマっていたことで歴史大好きっ子になっていました。そこで歴史検定に挑戦することにしました。
 
 
勉強と言ってもガツガツしていた訳ではないんです。歴史漫画を読んだり、工作キットのお城を作ったり、NHKの歴史ヒストリーを家族でみたり、歴史の話を家族でしたり、歴史人物のカルタで遊んだり。
 
 
脳は楽しいことが大好き。次男の「知りたい!」と興味を持ったことに親が関わって楽しく過ごしただけなんです。
 
 
その結果、6年生の時に歴史検定の3級に合格することができ、次男の心のエネルギーが溜まっていることを感じました。
 
 
我が家の次男の場合は、たまたま歴史が好きだったわけですが、勉強に限ったことだけではありません。
 
 
ゲームや料理、子どもが好きなことならどんなことでもかまいません。
 
 
好きなことをしながら過ごす時間が、お子さんの心のエネルギーが溜まる時間になります。
 
 
この視点を持って、お家で活動的な時間を過ごしてみてくださいね。
 
 
 
 
不登校だからと悲観するのではなくまずは正しく心を満たしてあげること。
 
 
満たされるから子どもは挑戦していくようになります。
 
 
学校にいけないからダメなのではなく、学校に行っていない時間を、家族で楽しく過ごす時間にするんだ!と発想を転換してみてくださいね。
 
 
 
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執筆者:横山美穂
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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