4歳の子どもの絵、幼稚園で他の子と比べて愕然…うちの子はなんでこんなに描けないんだろう?子どもの絵が描けない理由は様々ですが、ゆっくりステップアップしていけば自信がついて楽しく素敵な絵が描けるようになるから大丈夫です!
【目次】
1.4歳の時の息子の絵のレベル
4歳のお子さんはどんな絵を描きますか?
うちの息子は小さい頃から絵を描くことも、ぬりえもあまり好きではありませんでした。
4歳の時の絵はぐるぐる、ぐちゃぐちゃ描いてばかりでした。

長男だし、お友達と遊んで絵を描くという経験がなかったので、4歳児の絵のレベルが分からなかったのでこんなものかと思っていました。
そして、保育園の参観会で他の子の絵をみてビックリ。
4歳児ってこんなちゃんとした人間を描けるのかと…
みんな顔のようなものを書いているし、中にはキラキラなドレスを着たお姫様みたいな絵を描いている子もいました。
他の子の絵と比べて愕然としてしまいましたが、息子の絵をよく見てみるとぐちゃぐちゃの中に何か描こうとしていた痕跡がありました。
またいろんな色を使って表現しようとしている感じもして、息子なりに描きたい気持ちがあることが伝わってきました。
2.どうして絵が描けないの?
絵を描けない子どもにはさまざまな要因があると考えられます。
・何を描けば良いのか分からない
・どうやって描けば良いのか分からない
・うまく描けないのが嫌
・手先が不器用
・ネガティブな記憶がある
ひとつが原因の場合もあるし、何個か合わさっているかもしれません。

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
◆何を描けばいいかわからない
幼稚園などでよく「自由」に描いてみましょう、と言われると思います。
「自由」にと言われても、何を描いたらいいのかわからなくて困ってしまいます。
選択肢が多すぎると何をどう描けばいいのかわからなくて、戸惑ってしまいます。
◆どうやって描けば良いのか分からない
大人でも頭に浮かんだものを絵にするのって意外と難しくないですか?
子どもだって同じで、見本がないと難しいです。
では目の前にお母さんがいるのに描けないのはなんででしょう。
3Dの物だと輪郭がはっきりしていないので、どうやって2Dの絵にするのかわからないと言うことが起こります。
また実物の特徴をとらえて、簡略化して絵にするということは高度なことです。
◆うまく描けないのが嫌
間違いや失敗をしてはいけないと思っていたり、自分の中で納得がいかないと嫌と言う場合があります。
また、上手に描けたねなどと過去に言われた経験から、上手に描けないといけないと思っていることがあります。
◆手先が不器用
クレヨンや鉛筆がうまく持てなかったり、力加減がわからなかったり。
自分がイメージしているように手が動かせず、思っている絵がかけなかったり。
思いどおりに描けないのでお絵描きが嫌と言うこともあります。
◆ネガティブな記憶がある
友達から「何この絵、○○には見えない」なんて言われたことがある。
絵が描けない場合、こんな経験があるかもしれません。
ここまで直接的じゃなくても間接的に聞いてる可能性もあります。
ママ友などに「うちの子、絵が描けないのよね」なんて言ってしまったことをお子さんが聞いていたらどうでしょう。
このように何気なく言われた言葉を覚えていて、絵が描けない・下手だから描きたくないと感じているかもしれません。
3.お絵描きレベルアップのための4ステップ
絵が描けない理由は子どもによって違います。
なんで描けないのかな?描きたくないのかな?
まずはお絵描きに誘って一緒にやりながらお子さんを観察しましょう。

そうしたら、絵が描けるようになる4つのステップを進めてみてください。
◆①道具に慣れる
クレヨンでも鉛筆でもマーカーでもお子さんの好きな道具を使わせてあげてください。
ぐるぐるでもぐちゃぐちゃでもいいので、とにかく好きなように描きましょう。
大きく描いてみようと言って大きく描いたり、小さく描いたり、長く描いたり、短く描いたり。
この時「上手だね」と言うよりも「大きく描けたね」などと具体的にできたことをほめてあげてください。
◆②丸・三角・四角を描いてみる
次は丸や三角、四角と言った簡単な形を描いてみましょう。
いろんな色を使ったり、大きさを変えたりして楽しく描けるといいですね。
◆③形を組み合わせて描く
描けるようになった丸、三角、四角を使ったり組み合わせて色々なものを描いてみます。
・丸は太陽
・三角と四角でお家
・四角と丸2つで車や電車
・丸と三角で猫などの動物
丸、三角、四角の組み合わせだけでわりと色々なものがかけます。
どの形をどうやって組み合わせるか、最初はなかなか自分で考えられないかもしれません。
そういうときは、お母さんが「丸と三角でアイスクリームできたよ」なんて言って描いてみてくださいね。
◆④まねっこで描いてみる
簡単な絵の見本を用意して、お母さんも一緒に描きましょう。
まず丸描いて、目を描いてとはじめは順番を示してあげるといいですね。
人間が描けるようになると、お絵描きの幅が広がるので人間がおすすめです。
お子さんが違うものを描きたければ、もちろん違うものを描きましょう。
ここでも「上手に描けたね」とほめるよりは具体的にお母さんがいいなと思ったことを具体的に「丸がかけたね」などとほめてあげてください。
描けるようになるとだんだん絵に苦手意識がなくなり「私、絵描けるんだ」と自信がついてきます。
そうすると色々なものを描く意欲がわいてきますよ。
ゆっくり楽しくスモールステップで進めてみてくださいね。
コミュニケーション次第で隠れた才能も伸ばせます!
執筆者:いぐち ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)