宿題にイライラ!思春期女子の気持ちが落ち着く関わりすぎないママの声掛け

 

少しずつ対応が難しく感じる思春期。苦手な勉強や宿題にイライラするのも、自分でやろうとする自立心の芽生えと前向きに捉えましょう。親も関わりすぎない距離感で声をかける意識が必要です。
 

【目次】

1.イライラする子どもへの関わり方に迷いませんか?
2.否定的な注目では脳は伸びません
3.発コミュにお姉さん対応をプラス
4.関わりすぎない3つのポイント
5.思春期の子どもの能力UPはおうちがカギ

 
 

1.イライラする子どもへの関わり方に迷いませんか?

 
 
学年が上がるごとにどんどん難しくなってくる勉強。
 
 
低学年から積み上げてきた知識を応用する問題になってくるので、一度つまづくと苦手意識がつきやすいですよね。
 
 
アドバイスのつもりで口を出すと嫌悪感を示すようになってくるのも思春期の兆し。
 
 
私への口調や態度が変わってきたなと感じ始めたころ、距離感を意識した宿題のサポートをしてみたのでご紹介します。
 
 
我が家の繊細で真面目なタイプの長女が小4の3学期を迎えた頃のことです。
 
 
帰ってきた娘を玄関で迎えると「ただいま」も言わずに 「あ~、もう今日の宿題サイアク」とライラな様子。
 
 
教科は苦手な算数の小数点の割り算。
 
 
間違えがあるところに付箋が貼られ、その日の宿題に追加して付箋の箇所のやり直しが宿題になったそうです。
 
 
 
 
インドアな娘は家が癒しなので、自分のリラックスタイムが削られるのが何より不満。
 
 
取り組み始めてもイライラが先走って冷静に考えられない様子。
 
 
「これ、わかんない!ママ、教えて!」と早速呼ばれたのです。
 
 
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2.否定的な注目では脳は伸びません

 
 
私にはコロナで一斉休校になった2年前の苦い思い出があります。
 
 
自宅で勉強をサポートしていた時は、とにかく否定的な声掛けをしてしまいました。
 
 
当時娘は小2。
 
 
「なんでわからない?」「さっきも言ったよ」 とできていないことに注目した声掛けを続け、最後は「もう今日はやめよう」と私から切り上げてしまいました。
 
 
 
 
いま思うと娘は私に怒られることで萎縮してしまったのでしょう。
 
 
問題を理解するどころではなく、出来ない自分に思考が止まってしまったのです。
 
 

3.発コミュにお姉さん対応をプラス

 
 
コロナ休校の時から2年経ち、娘には自立と自我の芽生えを感じていました。
 
 
以前は母べったりで「学校にいても何回もママのことを考える」と母子分離不安の様子だったのが、発コミュ効果で随分と落ち着きました。
 
 
自分の部屋で過ごす時間が増え、夜も1人で寝るようになったのです。
 
 
 
 
同時に勉強が難しいことや宿題が多くて終わらないことにイライラすることもあり、これは母に頼らず自分でやろうとする自立心口出しはされたくない自我の芽生えと感じました。
 
 
ここは発コミュ + お姉さん対応が必要と思い、関わり過ぎないコミュニケーションでトライしてみました。
 
 
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3.関わりすぎない3つのポイント

 
 
意識したことは
 
 
①苦手な勉強を一方的に教えることをしない
 
②自分から取り組むようなアプローチ
 
③リラックスさせる
 
この3つです。
 
 
さて、娘の反応はどうだったのでしょう。
 
 

◆ ①共感

 
 
まずは取り組む前の「面倒くさい」「嫌だな」という気持ちには、「大変だよね」。
 
 
間違えた理由がわからないイライラには、「学年が上がると、どんどん難しくなるよね~」「ママも難しく感じるよー」
 
 
ととにかく娘のネガティブな気持ちを否定せず、共感する言葉を返すようにしました。
 
 

◆②気分転換

 
 
帰ってきた瞬間から疲れていて不機嫌なので、いきなり宿題はNG!まずおやつタイムで気分転換し、愚痴にも「ふんふん」と耳を傾けます。
 
 
宿題をしている時も、問題が分からなくて煮詰まってきたら「ココア入れたよ」と気分転換を促します。
 
 
ネガティブな気持ちがどんどん悪化していく前に、その状況から切り離して落ち着かせることを意識しました。
 
 
 
 

◆③距離感

 
 
横に座らず、立ったまま横にいて家事をしながらのぞき込むスタイルで始めてみました。
 
 
2年前は、私が真横に座り「ここはこう!」と指示を出していました。座ってしまうとまたアレコレ指示出しをしてしまいそうだったからです。
 
 
あえて少し距離を離すことを意識しました。
 
 

5.思春期の子どもの能力UPはおうちがカギ

 
このように3つのポイントを意識しながら、関わりすぎないサポートをしてみました。
 
 
一貫して大切なのは、子どもの様子をよく観察すること。
 
 
娘のイライラの原因は、間違えた理由がわからないからであり、それは基本の解き方を理解していない 、単純な計算ミスも気づいていないからでした。
 
 
間違えた箇所しか見えていない娘。
 
 
ページ上部に書かれているヒントに誘導するために「ここに何か書かれているよ」と声掛けは一言
 
 
目線をヒントに移せたので、一緒に解き方の解説も確認しました。
 
 
これで理解ができたので、加速して宿題を終わらせ部屋に引き上げていきました。
 
 
「終わったー!」と叫んでいました。
 
 
 
 
関わりすぎないサポートはタイミングが大切、だからよく観察するのです。
 
 
高学年になってくると、子どもの様子も変わってきますね。
 
 
口出しはされたくないだろうし、娘から返ってくる言葉も「説明がわからないよ!」などと強めになり、こちらがムッとしたりすることもありました。
 
 
低学年の頃と同じ対応ではぶつかってしまうな、と感じます。
 
 
そして、これから学年が上がり中学生や高校生になったら、塾や教室を頼ることになると思います。
 
 
ただ、プロに教わることになっても、基本はおうちで勉強をしますよね。
 
 
大事なのはおうち環境とママの声掛けです。
 
 
年齢に合わせた対応を意識していくことで、子どもの能力をグンと発揮できるようになりますよ。
 
 
 
 
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執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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