切り替えが苦手な発達障害グレーゾーンの子が、癇癪を起こさず嫌な事を乗り切った方法!

 

切り替えが苦手な発達障害グレーゾーン、アスペルガータイプの子。嫌な事があるとイライラして癇癪を起こす!地雷を踏んだら最後!なんてことはないでしょうか?今回はそんな子どもが気持ちを切り替え行動できるようになった方法をお伝えします!
 

【目次】

1.発達障害グレーゾーン、アスペルガーの娘に起きた悲劇
2.気持ちの切り替えが苦手な子にはのんびり対応するのが一番
3.イライラしても大丈夫だよ!イライラする気持ちにも共感しよう!
4.嫌なことがあっても乗り越える力を授ける

 
 

1.発達障害グレーゾーン、アスペルガーの娘に起きた悲劇

 
 
発達障害グレーゾーン、アスペルガーの娘はこだわりが強く、気持ちの切り替えが苦手です。
 
 
 嫌な事があるとイライラを抑えられず癇癪を起こして暴れるか、怒ったまま動けなくなりお風呂も入らずに寝てしまうことがあります。
 
 
そんな娘に、ある悲劇が訪れました。
 
 
それは、娘が大事に飼育しているうなぎが行方不明になったのです。「ママよりも大好き」」と言っている鰻です。
 
 
うなぎは小さな隙間からも逃げてしまう事は知っていましたが、娘は「この子は懐いているし、大丈夫!」と言って、水槽の蓋の隙間を開けたまま飼育を続けていました。
 
 
しかし気が付くとさっきまでいたうなぎがいません。家族で必死に探しましたが出てきませんでした。
 
 
 
 
見つかったとしてももう生きてはいないと感じた私は、死骸がいつどこから出てくるか分からない事と、これから長く続くと予測される娘の癇癪に、恐怖を感じていました。
 
 
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2.気持ちの切り替えが苦手な子にはのんびり対応するのが一番

 
 
普段から、「うなぎが一番好き!その次はママ」と話をしていた娘です。
 
 
これは私にとっては、子どもが行方不明になって命が危ないかも知れないという状況と同じなんだと思いました。
 
 
キューブラーロスは、喪失の受容を5つのプロセスに分けています。否認と隔離、怒り、取引、抑鬱、受容です。この段階は行きつ戻りつしながら進むとのことです。
 
 
喪失は、一万円をなくしたという事から最愛の人との別れまで様々で、受容までの時間も数十秒で終わる場合から何年もかかる場合があると言われています。
 
 
 
 
娘が最愛のうなぎの喪失を受容し前に進むには、相当な時間がかかることは容易に想像できました。
 
 
そして「焦っても仕方がない!のんびり構えよう!娘の気が済むまで、付き合おう!学校だって休んでもいい!問題解決は急がない!」と思うことができました。
 
 
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3.イライラしても大丈夫だよ!イライラする気持ちにも共感しよう!

 
 
娘は探したり、イライラして怒ったり、泣いたり、ぼうっとしたりを何度もくり返しました。 
 
 
そこで私がした対応は以下の通りです。
 
 
焦らず、娘の様子を観察し見守る
 
問題解決の為の提案や自分の意見を伝えない
 
よくない行動は気が付かない振りをする
 
イライラしている気持ちに巻き込まれない
 
イライラしても大丈夫という安心感を与える
 
変動する気持ちに寄り添う
 
抱きしめる
 
良い行動は褒める
 
 
私は娘の様子を観察し、泣いても怒っても大丈夫だよという雰囲気を作り、イライラして乱暴にマットや家具を動かしても動揺せず見守りました。
 
 
娘が探している時は一緒に探しました。うなぎが見つからずイライラする気持ちを理解し共感しました。
 
 
泣いている時や抱っこを要求してきた時は、落ち着くまで抱きしめました。
 
 
 
 
すると
 
 
「やっぱりもう見つからないのかな?どうしよう?どうしたらいい?でも、学校のうなぎは一晩水槽から逃げ出しても生きてた!だからまだ大丈夫かも知れない!」
 
 
など、色々と話せるようになりました。
 
 
そして数時間後、ゆっくり動き出しご飯を食べお風呂に入りました。
 
 
「ごはん食べるんだね!お風呂行くんだね!」とできているところを褒めました。最後は、布団で眠ることができました。
 
 
家族みんな、娘が大暴れをせずにベッドで寝るとは思っていませんでした。
 
 
娘はすごく嫌な出来事を癇癪を起さずに気持ちを言葉で伝え、気持ちを切り替え次の行動へ移すことができました。
 
 
 
 

4.嫌なことがあっても、乗り越えられる力を授ける!

 
 
イライラしている人がいると、周りの人にもイライラが移りやすくなります。
 
 
子どもがイライラしていると、親は「そんな事で怒らないで!」と思い、イライラしている子ども.にまたイライラします。
 
 
イライラする気持ちを理解してあげる、共感することを忘れがちです。
 
 
子どもは分かってくれない親に対してさらに訴えようと、もっとイライラしたり、癇癪を起こし表現します。
 
 
特に言葉で伝えるのが苦手な子は怒りで表現しようとします。
 
 
しかしどうしようもない嫌な出来事をなかったことにする事はできません。
 
 
親が動揺し焦って早く問題を解決させようとしても、子どもの気持ちが置き去りになります。
 
 
以前の私であれば、「また捕まえてきて、今度失敗しないように飼育したらいいやん!」と伝えていたかも知れません。
 
 
しかしそんな提案をすぐにしたところで、子どもの気持ちは置き去りになります。
 
 
 
 
事の重大さは感じる個人によって変わります。親にとっては大したことがない事でも子どもにとっては重大な事かも知れません。
 
 
一つ一つ丁寧に関わることが大事です。
 
 
内容によっては気持ちを切り替えるまでに、何日もかかかる場合があるとという事も理解し、心構えをしておくことが必要です。
 
 
子どものイライラする気持ちに寄り添い共感することで、子どもは気持ちを切り替えられる。
 
 
切り替えられたという成功体験をどんどん増やせば、嫌な事があっても乗り越えられる自信と力を授けられる。
 
 
イライラに振り回されない心と共感力を磨き、子どもの成長を支えていきたいと思います。
 
 
発達障害凸凹キッズのイライラへの対応をお伝えします!

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執筆者:優木はるこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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