ゲームを使って脳を育てる!「そろそろゲームやめなさい!」と怒る日々から卒業する秘訣

 

ゲームを始めるとなかなかやめられないし、できるだけやらせなくない!そんな風に思っていませんか? ママのゲームへの認識を変えることで、子どもとの関係が良くなり、子どもが自分で考えて動けるようになったわが家の事例をご紹介します。
 

【目次】

1.ゲーム発売日は夜中、次の日の放課後デイを「休みたい…。」と言い出して…
2.新しい考え方「ゲームは子どもの脳を発達させるツールです!」
◆ゲームは悪じゃない。発達を加速させるツールです。
◆ゲームをすることで得られる○○感
3.「ゲームなんか…」そんな気持ちがなくなると、子どもの様子が変わってきました
4.ゲームとの付き合い方は子どもが決める!

 
 

1.ゲーム発売日は夜中、次の日の放課後デイを「休みたい…。」と言い出して…

 
 
ゼルダの伝説という任天堂Switchのゲームが大好きな小学5年生の息子。今年5月、その新しいシリーズが発売されました。
 
 
YouTubeなどから情報を仕入れ、今度のゼルダはこんなところがすごい!とCM動画を見ながら力説してくれる息子。
 
 
発売日を本当に心待ちにしていましたが、ひとつ問題がありました。
 
 
カセットを買いに行くわけではなく、ゲームはダウンロードしてSDカードに貯めていきたいのです。発売日という名のダウンロード開始日は金曜日の午前0時。
 
 
なんとしてでも、事前ダウンロードをして、0時にはゲーム開始!としたい息子。発売日当日だけは、0時からゲームすることを許してほしい気持ちがひしひしと伝わってきていました。
 
 
そのためにお手伝いを頑張って、ゲーム代にするための100円玉をたくさん貯めてきたんです。
 
 
また、息子は現在不登校で、学校に行けていないので、代わりに放課後等デイサービスに行っています。タイミングの悪いことに、金曜日は毎週1回の通うと決めた日。
 
 
「金曜日は休みたい…。」そう息子が何度か言ってきて、新しいゲームをたくさんしたいからだという理由は明白でした。
 
 
 
 
どうしたら、休まずにすむだろう…?私としては、少しでも家から出る機会を増やしてほしいと思っていました。だからゲームを理由に休むことは避けたくて、子どもへの対応方法を悩みました。
 
 
うまくいった私の体験をお伝えする前に、まずは、ゲームについての新しい考え方をぜひ知っていただきたいので、お話していきますね。
 
 
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2.新しい考え方「ゲームは子どもの脳を発達させるツールです!」

 
 
ゲームの良いところを考えたことがありますか?
 
 
私はもともとゲームをしたことはありませんでした。子どもにも、なるべくゲームの時間は少なくしてほしい!と思っていたんです。
 
 
私を含め、ゲームはなるべくやらせたくない!と思っているママは、良いところを考えるという発想自体ない方が多いと思います。
 
 
ところが、そんな私を大きく変える考え方に出会いました。
 
 

◆①ゲームは悪じゃない。発達を加速させるツールです。

 
 
実は、ゲームには好きなことに没頭する力、クリアするための目的意識を持つ力、うまくいかなくても今度はこうしてみよう!と試行錯誤する力、空間認知の力、などたくさんの良いこところがあるんです。

ゲームを軸に親子で共通の話題を持てば会話が弾み、アウトプットする力も磨かれていきます。

 
 
これらの力は将来の自立に不可欠ですが、しんどくて苦しい活動ではなく、ゲームという楽しい活動で鍛えられるのがいいですよね。
 
 
また、日常生活でうまく行かないことが多い発達グレーゾーンの子どもたちにとっては、楽しく没頭できるゲームや動画が子どもの居場所になっていることが多いんです。
 
 
ここを否定してしまうと、子どもの逃げ場がなくなりますので、「とにかく使用時間を短くしたいから」という理由で取り上げると心のバランスを失ってしまう可能性もあります。
 
 

◆②ゲームをすることで得られる○○感

 
 
新しいことが苦手で、同じであることや知っていることに安心感を覚える子の場合、同じゲームを繰り返しクリアしていくことを楽しめるものです。
 
 
同じゲームをすることで、安心感を得ている場合もあるので、全面禁止にするのではなく、上手に活用していくと良いですね。
 
 
 
 
この二つの考え方を知った時、私には衝撃が走りました。自分がゲームをやってこなかったから、好きではないから、という理由だけで、ゲームは悪いと決めつけて、子どもにもなんとかやめさせたい!と思っていたからです。
 
 
目が悪くなるのが心配ならテレビにつないでみる、運動不足が心配なら外に出る機会や運動する機会を用意してあげるなど、良くないと思う面をカバーして、子どもの好きなことを認めて肯定してあげることが大切だと学びました。
 
  
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3.「ゲームなんか…」そんな気持ちがなくなると、子どもの様子が変わってきました

 
 
ゲームに対する新しい考え方に出会ってから、ゲームをする息子のそばに行って、
 
 
「キレイな映像だね」
 
「この敵なんていう名前?」
 
 
など色々と声をかけました。
 
 
声をかけ始めて少し経ったころからです。ゲームを一緒にするのなんて面倒だな、と思っていた私が、子どもと一緒にゲームを楽しめることが増えてきました。
 
 
どうしてゲームが好きなのか?
ゲームをすることで、どんないいことがあるのか?
 
を知ったからです。
 
 
 「ゲームばかりして困った!」という感情はいつの間にかなくなり、「今、発達が加速されてる時間なんだ!」とわくわくした気持ちになっていきました。
 
 
 機嫌の悪い時には「あっち行って!」と言われる日もありますが、ゲームのことなら!と、たくさんおしゃべりしてくれる日が増え、子どもに笑顔の花がたくさん咲くようになりました。
 
 
 ゲームを悪だと、やり続けるのは仕方がないと諦めるのではなくて、どう関わって、ゲームというツールを発達に活かそうかと考えるようになっていきました。
 
 

4.ゲームとの付き合い方は子どもが決める!

 
 
それでは、こんな風にゲームへの認識が変わってきた私が、今回、どんなふうに子どもに声をかけたのか、お伝えしますね。
 
 
息子は、発売の2週間くらい前から、「金曜日発売なんだよね…あーその日は放課後デイ休みたいなー…」 と私に何度か言っていました。
 
 
 「そっかー、休みたいんだね。0時開始で朝までゲームしたいもんねぇ、寝てないと体がつらいし、行きたくないよねぇ。」
 
 
 などと行くか、行かないかには触れずに、行きたくない気持ちに共感することを心がけました。
 
 
 発売日当日、息子は珍しくウキウキしていて、私のほうも楽しみだね。とニコニコしつつ、夜10時頃には、事前ダウンロードが完了している状況でした。
 
 
 「今日は金曜日だね、お母さんはそろそろ寝るけど、○○くんは新作ゲームやってみて、何時くらいに寝る予定?」と聞きました。
 
 
 しばらく考えて、「1時、2時…いや、12時45分!」と答えてくれました。
 
 
  この日、わたしは終始ニコニコして、負のオーラを出さないように気をつけていていました。
 
 
そして、45分と決めたことを「いいね、教えてくれてありがとう!」と肯定しました。
 
 
 
 
 
発コミュ対応を続け、親子関係が良くなっていたからこそ、「朝までやるのはさすがによくない。でもゲームはしたい!」という気持ちのはざまで、迷いながらも45分!と息子は答えたのだと思います。
 
 
 朝起きてみると息子は横に寝ていて、嫌がっていた放課後デイにも、特に何事もなかったように、いつもと変わらずに行くことができたのです。
 
 
  Switchはプレイ時間がわかるので、こっそり見ると55分!なんと、たった1時間弱で、大人の目がなくとも、自分で終わることができていたのです!!
 
 
  朝は機嫌が悪くなりやすい特性があるので、放課後デイから帰ってきた息子に、昨夜の様子を聞き、時間どおりに寝ることが出来たと自分でも教えてくれたので、たくさんたくさんほめました。
 
 
 寝られないからゲームしとく!と言って夜遅くまでゲームをすることが増えてきた時期だったので、発売日だし朝までゲームしていても、仕方ないかなと思って諦めもありました。
 
 
 ですが自分で時間をきめて、きりの良いところで終えて、自分で寝ることができたことが、私は本当に嬉しかったのです。
 
 
 早く寝なさい!といっても、パステルの子には響きませんよね。
 
 
 「○○くんはどうしたい?」と聞いて、自分で決めたからこそ動けたんだ!ということを実感する出来事でした。
 
 
これからも、子どもの決めたことを最大限肯定する関わりを続けていきます。
 
 
 
 
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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