行き渋りしても大丈夫!ママのフラットな対応がカギになる成功の法則

 

決して嫌で苦痛な場所ではないはずなのに、時々行きしぶりをする我が子。「学校に行きたくない」「やっぱり行くのやめる」と言われたら、ママはどんな言葉を返していますか?自閉症スペクトラムの息子がママの態度を変えることで動き出せた、行きしぶりの対応についてご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.「やっぱり行きたくない。」嫌な場所ではないはずなのに時々起きる息子の行きしぶり

 
 
学校に行くのは絶対に嫌!というほどではないはずなのに、なんとなく行きしぶりすることが増えて困っている…。というお母さんはいませんか?
 
 
我が家の自閉症スペクトラム(ASD)の息子は不登校ですが、通級の授業を放課後にしてもらい、週に1回は学校に通っています。
 
 
また、学校に行く代わりに、1回2時間ほど放課後等デイサービス(放課後デイ)に通っています。
 
 
通級も放課後デイも、すごく行きたい!楽しみ!というわけではないので、時々行きしぶりをするものの、決まったルーティンとして行くことができています。
 
 
発コミュを始めてからは、お迎えに行くと表情が明るく、帰宅した後は一緒に料理ができるほど、行くことに慣れて活動的になりました。
 
 
毎週行く日が決まっていて、その日の方が普段お家で過ごす日よりも、行動力が上がっている!と感じるようになったほどです。
 
 
 
 
けれど、なぜか時々急に「あー。もう行きたくなくなったー。」と不機嫌に言うことがある息子。
 
 
週に数回、1日のうちのほんの少しの時間行くだけなのに…。行ったら楽しそうなのに…。
 
 
そう感じてしまい、行きしぶりが始まると私はイライラしたり、心配になったりしていました。
 
 
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2.自閉症スペクトラムの子どもが行きしぶりをする理由

 
 
決して、行くことが嫌で苦痛な場所ではないはずなのに、なぜ「行きたくない。」と言い出すのでしょうか。
 
 

◆こだわりが強く、決まったルーティンが安心する。

 
 
ASDの特性として、こだわりが強く、一度決めたことはなかなか変えられないことや決まったルーティンが安心するということがあります。
 
 
起きる時間がいつもより遅くなった、前日に予定があり刺激が多かったので疲れているなど。
 
 
大人から見れば「えっ!そんなことで!?」と思うようなことかもしれません。
 
 
けれど、息子にはいつもと違うことが受け入れがたく、言語化できないモヤモヤとした気持ちを抱えて、安心感のある家から出たくない気持ちになっていたのです。
 
 

◆休まず行かせなければ!というマイナスの意識が子どもに伝わっていた。

 
 
通級や放課後デイに行くことを肯定するということは、行くことはマル、行かないことはバツという意識があるということですよね。
 
 
行かなかったとき、子どもは無意識に自分を否定してしまうことになります。
 
 
 
 
そして、行かないと言ったときにママが不機嫌になったら、行かない自分は悪いんだ…というマイナスのメッセージを子どもに伝えてしまうことになります。
 
 
そんな気持ちのとき、たとえママが優しい口調で励ましても「ママに責められた!無理やり行かせようとしてる!」と感じてしまうことがあります。
 
 
脳の特性として、繊細なASDの子どもは言葉の受け取り方や感じ方が独特なことがあるので、子どもの感じ方をママが理解できるといいですね。
 
 
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3.ママのフラットな対応がカギになる!行きしぶりが解決した成功の法則とは

 
 
一生懸命イライラを抑えて、優しい口調でご褒美を提案したり、頑張ってみよう!と励ましたりしていたのに、息子は責められていると感じていたなんて!
 
 
私にとっては衝撃の事実でした。
 
 
発コミュの基本は肯定です。息子の気持ちを知った私は、提案も励ましもやめ、行くか行かないか自分で決めたことを肯定するということを続けました。
 
 

「そっか~、行きたくないんだね。(共感)行くか行かないか自分で決めたね。(実況中継の肯定)」 といつもどおり明るく声を掛けました。

 
 
「そうなんだ~」「なるほどね~」「そう思うんだね」これらの言葉は、完全には賛成できないような困ったときやとっさの時に役立つ言葉です。
 
 
最初のうちは、不機嫌に怒り出す日もありましたが、そのうち「今日休むから、先生に電話してくれる?」と息子の方も穏やかに言えるようになっていきました。
 
 
否定的な態度は子どもに見せず、時々休むことはあるけれど、長い目でみれば、何年も継続していることなんだと思うようにしました。
 
 
そして、いつもどおりのフラットな対応を続けることで、休んだ時に息子自身が自分を否定する気持ちがなくなっていったと感じるようになりました。
 
 
一度「無理!嫌!」と思ってしまったら、どんなに手を尽くしても気持ちを切り替えることは難しかった繊細な息子が「行きたくないけど、やっぱり行こう!」と言えるまでになっていきました。
 
 
 
 
行きしぶりをすると、ママは色々な気持ちがあふれて心配になりますよね。
 
 
ぜひ、そんなときこそ、フラットな気持ちで対応することを心掛けてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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