すぐキレるADHD・反抗期男子を二次障害にさせないための今すぐ対応

 

すぐキレる発達障害ADHDの子どもの将来が不安になっていませんか?このまま怒り続ける対応では二次障害が心配です。二次障害の症状が出ていないか、またお母さんとのコミュニケーションに絶対的に足りていないものは何なのか、わたしの経験からお話します。
 

【目次】

1.発達障害ADHDの子どもの反抗期は二次障害が心配
2.二次障害とは?
3.子どものイライラの奥にある本当の感情
4.二次障害にならないために必要な対応
◆お母さんの発言は封印
◆共感の言葉を繰り返す

 
 

1.発達障害ADHDの子どもの反抗期は二次障害が心配

 
 
すぐキレる発達障害・ADHDの反抗期の子どもに家庭内が殺伐とした雰囲気になっていませんか?
 
 
発達障害のある子どもは、幼少期から出来ていないことを指摘されることで自分に自信が持てないネガティブさがあります。
 
 
さらに思春期や反抗期になると自分の意見や主張が強くなるので、否定されることが続くと二次障害が心配です。
 
 
というのは、わたしの息子が二次障害を発症し、大変だった過去があります。
 
 
息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)の現在中学三年生。
 
 
幼いころから手の付けられない癇癪・暴力に困り果て、わたしは毎日ガミガミ怒り続けていました。
 
 
・早くして!
 
・うるさい!
 
・何回言ったらわかるの?
 
・いい加減にして!
 
・もう、知らない!
 
 
 
 
そのせいで、息子は二次障害を引き起こしてしまいました。
 
 
・思い通りにならないことで突然キレだす
 
・どうにもならないことでもしつこく言い続ける
 
・わたしのことを叩く、蹴るの暴力
 
・その場を離れようとしても追いかけてくる
 
・ちょっとしたことでも怒る(怒りの沸点が低い
 
 
あまりにひどい撃性と鬱々した症状に一時は入院も視野に入れるほどで、息子は「死にたい」「学校のない国の子に生まれたかった」が口癖でした。
 
 
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2.二次障害とは?

 
 
二次障害とは、発達障害の特性が原因で引き起こされる症状のことを言い、その症状はメンタル面と行動面の2つに分類されます。
 
 
◆メンタル面
 
不安、抑うつ、無気力、対人恐怖のような精神的なもの
 
 
◆行動面
 
引きこもり、暴力、家出、非行など反社会的な行動
 
 
思春期だけでなく、小学校低学年の頃から他者への反抗が目立つ子もいます。
 
 
 
 
ここでお伝えしたい大事なことは、発達障害の子どもの困りごとで一番困っているのは子ども本人です。
 
 
頑張っているのにできないことが多いので、子どもを理解して接することをしなければ、このような二次障害を発症します。
 
 
では、二次障害につながる子どものイライラについて紐解いていきましょう。
 
 

3.子どものイライラの奥にある本当の感情

 
 
イライラは脳の中で感情を司る「扁桃体」いう部分が暴れている状態です。
 
 
扁桃体は危険を察知すると無意識に、戦う・逃げるといった行動をとるよう指示を出します。
 
 
だから、人間は太古の昔から危険な動物から身を守ることができているのです。
 
 
そして、相手の表情や発するオーラからネガティブを感じ取った時も強く反応します。
 
 
お母さんが怒りの表情やオーラを発しながら近づいてくる、そんな時は扁桃体が反応しイライラを発します。
 
 
だからいつまでも親子バトルが続いてしまうのですよね。
 
 
そして、イライラの元をたどると焦り、心配、不安、悲しみ、落胆にたどりつきます。
 
 
これらの感情が満たされないとき、イライラが生まれます。
 
 
子どもはイライラしているというよりも、たくさんの不安を抱えているのです。
 
 
 
 
ですが、不安をたくさん抱えた子どもでもお母さんの関わりを変えれば、必ず子どもは落ち着きます。
 
 
ただ、二次障害までいってしまうと落ち着くまでに時間がかかります
 
 
わたしは以前の息子のように二次障害にまでなってしまう前に、困っているお母さんには親子関係を修復してもらいたいと思っています。
 
 
では、発達障害ADHDの反抗期を迎えた子どものイライラ脳をどうやって落ち着かせるのか、親の対応についてお話します。
 
 
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4.二次障害にならないために必要な対応

 
 
変えてほしい必要な対応は、お母さんからの声掛けに共感力をつけることです。
 
 
すぐキレる子に必要なのは自分の気持ちをわかってもらえた満足感です。
 
 
それは、今までは共感される経験が圧倒的に足りていないということです。
 
 
まずは子どもの話を「きく」ことから始めましょう。正確に言えば「聴く」です。
 
 
ただ単に聞こえてくるのをきくのは聞く。お母さんが積極的に関心を持ってきくのが聴くです。
 
 
この聴くスキルがあるのとないのとでは共感力に大きな差が出てしまうのです。
 
 

◆お母さんの発言は封印

 
 
まず「子どものあなたよりも大人であるわたしの方が人生経験があり物事を知っている」という思い込みを捨ててください。
 
 
「こっちの方がいいと思うよ」「それはおかしいんじゃない?」などは、反抗期の子どもにはアドバイスではありません。
 
 
親の思いどおりにさせようという「指示だし」なのです。
 
 
これでは、子どもの気持ちが置き去りです。怒り出す子もいますし、もう何も話さなくなってしまうのです。
 
 

◆共感の言葉を繰り返す

 
 
これは子どもの思っていることをどんどん引き出すイメージです。
 
 
「あいつムカつく」
「どうしたの?」
「俺の悪口を言ってた」
「そうなんだね。それでむかついたんだね」
「前にも俺の持ち物を隠したりしたんだ」
「それは嫌だったね。ほかにも嫌なことってあった?」
 
 
このようにネガティブな気持ちを吐き出させます。気持ちを聞いてもらえたという安心感が大切です。
 
 
「あなたが先に何かしたんじゃないの?」などと、決して否定や意見をしないでください。
 
 
 
 
そして、子どもと共通の話題を持つこと。
 
 
これはお子さんが好きなことにお母さんが興味関心を持つことです。
 
 
「そのゲーム、ハマってるよね。いま流行ってるの?」
「お母さんでもできるかな。ちょっと教えて」
 
 
最初は反応が悪いかもしれません。
 
 
それでも「ゲームばかりして!」と否定的な注目しかしていなかった過去から、子どもが好きなことで話題を繰り返すと、子どもの反応が変わってきます。
 
 
お母さんが子どもの子どもの目線まで降りてきてください。
 
 
親子関係を整えるだけで二次障害症状がある子でもちゃんと伸ばすことができます。
 
 
どこに発達のチャンスが転がっているかはわかりません。
 
 
そのチャンスを潰す親ではなく伸ばせる親になって欲しいと心から思っています。
 
 
 
褒めても喜ばないひねくれたお子さんに悩んでいたら必見です
 
 
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執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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