小学校低学年なのに言葉の発達がゆっくりでうまく話せない発達障害の子のママ必見!会話のポイントをおさえると、お子さんがどんどん話をしてくれるようになっていきますよ。まずは3つの対応から始めましょう。
【目次】
1.うまく話せない発達障害の子が心配でした
2.子どもの言い間違いを指摘するのはNGです
3.気づかないうちに言葉の発達を伸ばす会話テク
①言い間違いは直さず一旦スルー
②1対1でゆっくり待って話を聞く
③お子さんの話したいことで会話する
1.うまく話せない発達障害の子が心配でした
小学校低学年なのに言葉の発達がゆっくりでうまく話せない発達障害のお子さんをお持ちのお母さん!こんなお悩みありませんか?
•言葉の言い間違いが多い
•言葉の使い方を間違う
•話すのに時間がかかる
•発音がはっきりしない
など小学校に上がったけれど他の子に比べて話し方が拙い印象のお子さんがいますよね?
私の息子は当時小学校3年生、発達障害・境界知能で言葉の発達がゆっくりなため語彙力が低く言っていることがわかりづらかったり、言い間違いが多かったりしていました。
私はとても気になって、正しい言葉を教えようと間違いを指摘したり、言い直しをさせたりを繰り返していました。
あとになってからわかることになりますが、この「苦手を克服させる」という私の対応は脳の発達からするとNGな対応だったんです。
\子どもが素直になる声かけ35つき/
癇癪・暴力がスッとおさまる!
脳科学に基づく接し方
↓↓↓
癇癪・暴力がスッとおさまる!
脳科学に基づく接し方
↓↓↓
2.子どもの言い間違いを指摘するのはNGです
小さな子どもがよく言い間違いをするのは脳の発達が未熟だから、息子のように言葉の発達がゆっくりなお子さんは小学校低学年と言っても、その伝える脳の発達が未熟なんです。
話すことが苦手でも頑張って伝えようとしている子どもが、話すたびにママに注意されてしまうとしたらどうですか?
大人の私達だって毎回、毎回、指摘されていたら、心が折れて話をしたくなくなってしまいます。
「僕は話すたびにママに怒られる…」
「ママに話しても伝わらない…」
と子どもが話すことにネガティブなイメージを記憶してしまっては苦手を克服するどころか、ますます喋るのが嫌になってしまいかねません。
3.気づかないうちに言葉の発達を伸ばす会話テク
言葉の発達にはとにかく楽しく会話をするのが1番です。子どもが気づかないうちに子どもの話を引き出す3つのポイントをお伝えしていきますね。
◆①言い間違いは直さず一旦スルー
言い間違いや言葉の使い方が間違っていても指摘せず、一旦スルーしてください。いつもは注意されていたのになんだか叱られなくなった。
・何を話してもいいんだ!
・ママが話を聞いてくれた!
・話すのが楽しい!
とまずは子どもに実感してもらうことが大事です。
◆②1対1でゆっくり待って話を聞く
忙しいママたちは何かをしながらお子さんとお話しているご家庭が多いかと思いますが、可能な限り子どもが話しかけてきた時は手をとめて1対1で話を聞いてみてあげてください。
1対1で会話をすることでママもお子さんも相手に集中することができるため、ママはお子さん話している様子で言葉が出るまで待ったり
会話をアシストするような言葉をかけたりすることができます。
そして、お子さんも話す相手はママだけなので話すことに集中できます。
お子さんが話している時はゆっくり待つことも大事です。なかなか言葉が出てこないお子さんのかわりにママが言っちゃうなんてもったいない!
この言葉が出てこない間、その時間はお子さんの頭の中の脳はフル回転で動いていて脳が発達している時なんです。
お母さんとの1対1の会話で自分の気持ちが伝わったという体験が大切です。それが成功体験になり、次の会話に繋がっていきます。
◆③お子さんの話したいことで会話する
ママはお子さんにいろいろ聞きたいこともあるとは思いますが、会話の内容はお子さんの得意なこと、好きなこと、話したいことを話すのが一番です!
皆さんのお子さんも自分の得意分野のことで話が弾んだりしませんか?お子さんが楽しく会話し、ママがお子さんの会話を引き出す声かけをすれば、段々と会話上手になっていきますよ。
ここで注意したいことはママは会話の中で否定的なリアクションは絶対にとらないことです。そして、会話を引き出すポイントは「共感」と「感謝」
「〇〇君はそう思ったんだね」
「それは楽しそうだね」
「へえ〜そうなんだ。それでどうしたの?」
「わー知らなかった。もっと教えて♡」
とお子さんに共感し、さらにひと声でママにもっと教えてあげたいという気持ちを刺激してあげて下さい。そして
「話してくれてありがとう」
「教えてくれて嬉しいよ」
とお子さんに感謝の気持ちを伝えてあげて下さいね。
我が家の息子はこの方法で楽しく簡単に会話力を伸ばすことができました。とても簡単で今すぐ始められますよ。ぜひ試してみてくださいね。
言葉の発達がゆっくりな子の対応をご紹介しています。
執筆者:嘉山葉子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)