【東京都 おでかけ情報】子どものおでかけ対応法「京王れーるランド編」〜発達障害でも気軽に楽しめる電車のテーマパーク〜

男の子が大好きな電車。実は、東京都日野市には発達障害の子どもでも気軽に楽しめる電車のテーマパークがあるんです!今回は電車好きな子にオススメの「京王れーるランド」について紹介します。
 

1.「京王れーるランド」をご存知ですか?

 
 
男の子に大人気の電車。本やDVDもいいけれどやっぱり本物を見せると子どもはとっても喜びますよね。
 
 
電車のテーマパークというと埼玉県大宮市の鉄道博物館や京都鉄道博物館などが有名ですが、実は他にも発達障害の子どもと気軽に行ける鉄道の施設はたくさんあるんです。
 
 
今回紹介するのは、東京都日野市にある京王れーるランドです。
 
 
こちらは京王線多摩動物公園駅に直結しており、アクセスがとても便利。
 
 
そして施設はコンパクトながらも、運転体験を始め鉄道ジオラマの運転、アスレチックスペース、シュミレーター、プラレールコーナー、車両の展示など電車好きな子どもがしっかり楽しめる充実ぶりです。
 
 
ここでは、発達障害の子どもと京王れーるランドで楽しく過ごすコツを紹介したいと思います。
 
 
 
 

2.発達障害の子どもにオススメなポイント

 
 
京王れーるランドには電車好きな子どもが楽しめる体験がたくさん用意されています。ここでは特に発達障害の子どもにオススメのポイントを紹介します。
 
 

◆運転体験(1階)

 
 
運転体験は体験時間と定員が決まっているので、各回の受付開始時刻にチケットを買うことが必要です。京王れーるランドでは本物の運転台と大画面を使用して運転体験をすることができます。
 
 
操作方法は少し難しいのですが、元運転手の方がマンツーマンで一緒に手を添えて操作してくれるので、子どもはレバーさえしっかり握っていればオッケー!
 
 
発達障害の子どもでも楽しみながら、「できた!」という成功体験を積ませることができます。
 
 

◆アスれーるチック(2階)

 
 
これは3才から8才までの子どもが利用できる室内のアスレチックコーナーです。やんちゃなタイプのお子さんも体を動かしてリフレッシュすることができます。
 
 

◆車掌体験(1階)

 
 
こちらでは実際に使用されていた車両で、ドアの開閉操作や車内放送を体験することができます。本物の車両のスイッチや機器を触ることができるので好奇心旺盛なタイプの発達障害の子どもには特にオススメです。
 
 
また、屋外のアネックス(ミュージアムショップと直結)にも2つ京王線車両のカットモデルが展示されており、ハンドルや計器類を自由に触ることができます。
 
 
発達障害の子どもは実際に自分で触ることで、物事を理解したり考える力を身につけることができます。憧れの運転台にたくさん触らせて脳をぐんぐん発達させちゃいましょう!
 
 
 
 

3.お母さんの声かけでトラブルを回避!「プラレールコーナー」

 
 
電車好きな発達障害の子どもにはたまらない京王れーるランドですが、ついつい夢中になるあまりトラブルが起きることも…。
 
 
そこでここでは、2階にあるプラレールコーナーを例にお母さんの声かけでトラブルを回避する方法を紹介します。
 
 
プラレールコーナーでは自由にレールを使ってプラレールで遊ぶことができます。
 
 
色々な種類のレールや情景部品、ブロック橋脚などが用意されているので、お家ではなかなかできないダイナミックなレイアウトにチャレンジすることもできます。
 
 
各回で定員があるので、決まった時間に予約をすることが必要です。
 
 
プラレールコーナーでの発達障害の子どものつまずきポイントは主に2つありますので順に見ていきましょう。
 
 

◆周囲への配慮が必要

 
 
ここでは、レールや情景部品などを使いたいパーツを自分で取りに行く機会が何度もあります。
 
 
しかし、スペースにはあまり余裕がないため、他の人のレイアウトを引っ掛けたりしないように慎重に通る必要があります。
 
 
ところが発達障害の子どもはワーキングメモリの容量が少ない不注意傾向があるなどの特性があります。
 
 
そのため、「自分の欲しい部品を取りに行く!」ことしか考えられずに突っ走ってしまい、結果本人に悪気はなくても他の人のレイアウトを壊してしまった…なんてトラブルも起こりがちです。
 
 
そこでお母さんにして欲しいことは「できている時にすかさず褒めてトラブルを予防する」ということです。
 
 
例えば、
 
「ちゃんと歩いて取りに行けたね」
 
「お友達のレールにぶつからないで帰ってこれたね」
 
「足元見ながら歩いてて偉いね」
 
という感じです。
 
 
子どもは褒められると、自分の行動を意識するようになります。すると、「気をつけて!」なんて注意しなくても、自分から周りを見て行動するようになってくれますよ。
 
 

◆時間制限がある

 
 
発達障害の子どもは行動の切り替えが苦手な傾向があります。そのため時間になっても「もっと遊びたい!」と止めることができない…なんてこともよくありますよね。
 
 
ここでお母さんにして欲しいことは「時間を予告する」ことです。
 
 
時間に関しては、最初に「○分になったら片付け開始のアナウンスを入れます」と教えてもらえます。
 
 
さらに時間の予告にプラスして楽しい見通しをつけてあげると、発達障害の子どもは行動の切り替えがしやすくなります。
 
 
「○分になったらお片づけだよ。プラレールが終わったら、次はミニ電車に乗りに行こうね」などと最初に子どもに声をかけておきましょう。
 
 
そして片付けの時間が近づいてきたら、「後10分でお片づけだよ」「後5分でお片づけだよ」と声をかけてください。
 
 
カウントダウンしてあげることで子どもに心の準備をさせてあげることができます。
 
 
いかがでしたか?お母さんの声かけを工夫すれば発達障害の子どもとのお出かけトラブルもぐっと減らすことができるんですよ。
 
 
電車好きな子どもにはたまらない京王れーるランド。お母さんの対応で楽しい思い出をたくさん作ってあげてくださいね!
 
 
 
 
ーー施設詳細ーー
【施 設 名】京王れーるランド
【住   所】東京都日野市程久保3-36-39
【営業時間】9:30〜17:30(17時最終入館)
【休館日】水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
【公式サイト】http://www.keio-rail-land.jp
 
※こちらは2019年9月現在の情報です。お出かけの際は京王れーるランドの公式サイトで最新の情報をご確認ください。
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
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