繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもは、自信がないことが多いもの。だからこそ、お母さんにぜひやってほしいコミュニケーションがあります。お母さんのコミュニケーションの工夫で、子どもがぐんぐん伸びますよ! |
【目次】
1.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもは自分の意見が言えない
2.自信をつけるには、家庭でのコミュニケーションが大切です
3.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもに自信をもたせるコミュニケーション法
4.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもの成長スイッチを押す方法
1.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもは自分の意見が言えない
繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプのお子さんをもつお母さんのお悩みで多いのが、『自分の意見がいえない』ことです。
学校や園で困ったことがあった時、きちんと自分の気持ちを言えるのだろうか…と悩みますよね。
自分の考えをきちんと発信することができる子は、他人に自分の発言を聞いてもらえ、否定されない経験をたくさんしてきています。
そして、それは「自分も発言してもいいんだ」という自信になっています。
その自信があることで『言ってみよう』『やってみよう』ができるようになってきます。
では、自信のない子はどうしたらいいのでしょう?
どうしたら、自信をつけることができるのでしょうか?
2.自信をつけるには、家庭でのコミュニケーションが大切です
実は、自信をつけるには、他人に発言を認められるという経験が必要なんです。
まずは、お母さんとのコミュニケーションでお子さんの発言を認め、自信をもたせてあげましょう!
そもそも、お母さんとのコミュニケーションがうまくいかないのにお友達や先生にうまく話せるということは難しいですよね!?
自分の気持ちをうまく話せなくて友達関係に自信をなくす前にお母さんの出番です!
子どもの人間関係のスキルを伸ばすために子どもが気持ちを言葉にした時に、受け入れる環境をまずはお家でつくりましょう!
では、どうやって受け入れる環境をつくったらいいのでしょうか?
家庭での子どもとのコミュニケーションは、どうしたらいいのでしょうか?
3.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもに自信をもたせるコミュニケーション法
その方法とは、子どもが気持ちを言葉にしたとき、否定したり修正したりしないように聞いてあげることです。
そして少し時間をかけてでも子どもの話を聴いてあげて、
『そんな風に思ってたんだね』
『お母さんでもそうしてたと思うよ』
『気持ちを話してくれてお母さんうれしかったよ』
と伝えてあげてほしいのです。
すると、自信のなかった子も『僕の考えていることは変じゃないんだ』『間違ってないんだ』という自信をつけることができます。
これってお母さんにしかできないことだと思いませんか?
「子どもの発言を否定せずに認めてあげてください」って友達や先生にはなかなか頼めませんよね。
いちばん身近で気楽に話せるお母さんとの言葉のコミュニケーションで『うまく言えた!』と思えるような環境を作ってみてくださいね!
4.繊細で敏感な発達障害・アスペルガータイプの子どもの成長スイッチを押す方法
繊細で敏感なお子さんに『発達支援をしまーす!』なんてあからさまにするとどうなるでしょうか?
『何かされるのかな…』とか『また、何か言われるのかな』など、状況を察知するのにアンテナがビンビン働きます!
普段は『空気読めないね〜!』と言われる子どもも多いです。でも実は、空気は読めないかもしれないのですが、状況を察知する能力には長けていることが多いのです。
ですから、お子さんに気づかれないということがポイント!
そして、気づかれずに脳の中にある成長するスイッチをお母さんが押していきましょう!
さて、どうするか?それが、言葉のチカラです!言葉のチカラで脳の成長スイッチを押すのです!
お子さんの中には口達者な子どもで小難しいことを言う子もいるかもしれません。だから、こっちも大人相手と同じように話してしまいがち…。
しかし、子どもにはなるべく
『シンプルでわかりやすい言葉』
『子どものペースに合わせたトーン』
にすると脳の中にスッと入り、成長スイッチを押してくれます。
私は、色々な本やネット情報・メルマガを読んでいますが、スッと入ってくるものと、ぜ〜んぜん頭に入っていかないものってあるんですよね!
ぜ〜んぜん頭に入ってこない言葉はぜ〜んぜん楽しくもないし、ワクワクもしません。
せっかくいいことを言っていても素通り〜なんです。これでは、成長しませんよね!?
子どもがお母さんの言葉のチカラで『わかった!』となった時、子どもの脳は活性化しています。すると、どんどん成長していくのです。
ぜひ言葉のチカラをうまく使ってみてくださいね!
▼言葉のチカラとは?思考を和らげるコミュニケーション術▼
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)