発達障害で時間を守れない子に|タイムタイマーが効いた理由とママの関わり方

 

時間が守れず、切り替えができない発達障害の子どもに悩んでいませんか。それはやる気の問題ではなく、時間の感じ方や見通しの立てにくい特性が関係しています。今回は、時間が見える化できるタイムタイマーを取り入れた例と関わり方ポイントをお伝えします。
 

【目次】

1.時間を守れない子どもに、何度も声をかけていませんか?
2.時間の切り替えが苦手な発達障害の子に、言葉かけが効かない理由
◆時間の感覚がない
◆見通しを立てるのが苦手
◆気持ちのコントロールが苦手
3.時間を守って管理できるタイムタイマーの使い方
◆①「終わりが見える」体験をつくる
◆②予告して切り替えの準備をする
◆③切り替えられた事実だけを認める

 
 

1.時間を守れない子どもに、何度も声をかけていませんか?

 
 
うすぐ出るよ」
「あと5分だよ」
「時間だからやめて」
 
 
そう声をかけているのに、子どもは動かない。
 
 
それどころか、ゲームや遊びにさらに集中してしまい、ママのイライラだけが積み重なっていく──そんな毎日になっていませんか。
 
 
実は、発達障害やADHDの特性がある子どもにとって「時間を守る」ことは、やる気やしつけの問題ではありません。
 
 
 
 
頭では分かっていても、時間の流れや終わりがイメージできず、切り替えられないだけなのです。
 
 
必要なのは、叱ることでも何度も声をかけることでもなく、時間を「見える形」で伝え、見通しが持てる環境づくりです。
 
 
わが家でも、時間を守れなかった発達障害・ADHDの特性をもつ息子が、自分から行動を切り替えられるようになるきっかけがありました。
 
 
今回は、時間を守れない子に悩んできた親の視点から、タイムタイマーが効果的だった理由と、ママの声かけや関わり方をどう変えると切り替えがスムーズになるのかをお伝えします。 
 
 
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2.時間の切り替えが苦手な発達障害の子に、言葉かけが効かない理由

 
 
発達障害やADHDの特性がある子どもが、時間を守って次の行動に切り替えられないのは、やる気がないからでも、わざとでもありません。
 
 
多くの場合、時間の感じ方や見通しの立て方など脳の働きの違いが関係しています。
 
 

◆時間の感覚がない

 
 
脳の時間感覚を司るエリアが未熟で、時間の感覚がよく分かっていません。
 
 
「ちょっと待って」の「ちょっと」が何分くらいなのか?感覚的につかめていない状態です。
 
 
そのため「出発まであと5分だよ」と言われても、何分で支度ができそうか、今どのくらい時間がたったのかをうまく見積もることができません。
 
 
結果的に時間が守れず、遅刻につながってしまいます。
 
 

◆見通しを立てるのが苦手

 
 
時間の感覚がないので、ゲームや遊びをしている時に、「あと10分で宿題の時間だな」と見通しを立てて行動できません。
 
 
遅刻するとどうなるのかイメージすることも苦手なため、優先順位をつけられず、宿題などやるべきことが先延ばしになりがちです。
 
 
取り掛かっても「●時までに宿題を終わらせるぞ!」と終わりの時間を意識できないので、特に注意散漫なADHDの特性があると最後まで集中してやり遂げるのが難しくなってしまいます。
 
 
 
 

◆気持ちのコントロールが苦手

 
 
時間の感覚が未熟な子どもは、約束の時間だからと楽しいことを中断されると、うまく切り替えできずに癇癪やパニックになることがあります
 
 
脳の特性上、実際の時間と体感時間にズレがあるため、少しの時間でも待ちきれなかったり、集中し過ぎて時間の経過をあっという間に感じてしまいます。
 
 
そのため、大人から見ると時間が来たからやめるのが当たり前でも、子どもは「急にやめさせられた!」と感じているのです。
 
 
気持ちのコントロールができず、切り替えに時間がかかったり、癇癪につながるのはこのためです。
 
 
我慢が苦手なADHDタイプであれば、「ここまでやりたい!」という思いから、気持ちが切り替えられないこともあるでしょう。
 
 
このように、発達障害の子どもにとって「時間を守る」ことは、言葉だけで理解して行動するのが難しい場合があります。
 
 
だからこそ、時間の流れや終わりを“目で見て分かる形”で伝える工夫が必要になります。
 
 

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3.時間を守って管理できるタイムタイマーの使い方

 
 
わが家のADHDタイプの息子が時間の把握ができて、切り替えしやすくなるようにと取り入れたのが「トキ・サポ 時っ感タイマー」。
 
 
このタイムタイマーは、残り時間の色が減っていく様子を見て「どれくらい残っているか」「いつ終わるか」を感覚的に理解しやすいのが特徴です。
 
 
切り替えが苦手な子が時間を意識して行動できるように、タイムタイマーを使って「時間を守れた」という自信を積み重ねていけたらと思います。
 
 
ここからは、わが家で実際に効果を感じたタイムタイマーの使い方を、できるだけシンプルに紹介しますね。
 
 

◆①「終わりが見える」体験をつくる

 
 
はじめは、おやつや好きな遊びなど、子どもが楽しみにしている場面で使います。
 
 
「このタイマーが鳴ったらおやつだよ」
「終わりを教えてくれるタイマーだよ」
 
 
と伝え、タイムタイマーにポジティブな印象を持ってもらうことが大切です。
 
 

◆②予告して切り替えの準備をする

 
 
時間の切り替えが苦手な子には、いきなり終わりにせず予告を入れることが効果的です。
 
 
「あと10分」「あと5分」と段階的に知らせることで、子どもは「そろそろ終わりだな」と気持ちの準備がしやすくなります。
 
 
何分前が合うかは、お子さんに合わせて調整してみてくださいね。
 
 
もしも、ゲームを終われないようなら「今いいところなんだね。どこまでしたらやめられそう?」と会話して、再びタイマーをセットします。
 
 
楽しく切り替えできた成功体験が重要なので、子どもと相談する、子どもに決めさせることが鉄則です!
 
 
 
 

◆③切り替えられた事実だけを認める

 
 
予定通りにできなくても、行動を切り替えられたときには「やめられたね」「切り替えできたね」と事実をそのまま認めます。
 
 
成功体験が積み重なることで、「タイムタイマーがあるとできる」という感覚が育ち、少しずつ時間を意識して行動できるようになります。
 
 
けれども、特に心身が不調な時など、どうしても時間が守れないことがあります。
 
 
ここでポイントとなるのは、今日うまく出来なくても長期的に見て時間感覚が養われればいいわけですから、こだわり過ぎは禁物です。
 
 
たとえ30分後でも、切り替えができた時に「やめたんだね」とママが認めて褒めるスタンスが非常に重要です!
 
 
タイムタイマーは、時間を守らせるための道具ではなく、子どもが自分で切り替える力を育てるサポートツールです。
 
 
発達障害の時間が守れない子どもには、タイムタイマーを上手に使って時間管理をサポートしていきましょう。
 
 
ご参考になれば嬉しいです。
 
 
【商品詳細】
・商品名:トキ・サポ 時っ感タイマー (10cm) 
・公式HP:https://www.sonic-s.co.jp/product/lv-3062

 
 

時間を守れない発達障害の子どもについてよくある質問(FAQ)

 
 

Q1:発達障害の子は、どうして時間を守るのが苦手なのですか?

A1:時間の感覚や見通しを立てる力が育ちにくく、「あと◯分」がイメージしづらい特性があるためです。やる気やしつけの問題ではありません。

 
 

Q2:何度声をかけても動かないのは、聞いていないからですか?

A2:聞いていないのではなく、言葉だけでは時間の情報を処理しきれない状態のことがあります。

そのため、声かけを増やしても行動につながりにくい場合があります。

 
 

Q3:タイムタイマーを使っても、うまく切り替えられないことがあります

A3:あります。

大切なのは「時間通りにできたか」ではなく、「切り替えられた経験」を積み重ねることです。調子が悪い日は無理をせず、長い目で見ていきましょう。

 
 

Q4:タイムタイマーは甘やかしになりませんか?

A4:甘やかしではありません。

時間を守らせるための道具ではなく、子どもが自分で切り替える力を育てるためのサポートツールです。

 
 

 
 
 
 
 
 
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執筆者:山中寧子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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