発達障害グレーゾーンの受験生が受験前に無気力な状態に陥り困っていませんか?発達障害の子は、これまでのネガティブな記憶を溜め込みやすい特性から、無気力に陥ることがあります。ここでは、気力を回復させた対応についてお話しします。
【目次】
1.息子が受験前に無気力になってしまった
息子は進学校に通っていたので、大学受験が当たり前の環境でしたが、高校生になった頃から成績が下がっていきました。
0-100思考の息子は学校で人間関係がうまくいかないトラブルを抱えていたようです。
ですが、フルタイムの仕事をしていた私は、息子の学校でのトラブルに全く気付いていませんでした。
息子や学校から情報が入ることはなく、それなりに楽しく過ごしているものと思っていたのです。
そんな中、成績がひどく低下したのをきっかけに「みんなと同じにできない」と息子が言いだすようになり、私は初めて発達障害を疑いました。
美術は得意だけど、学年が上がるほどそうした科目で評価されることは激減します。
そんな環境の中で自信を失ってしまったようです。
高3で難関校クラスに入れなかったことでさらに自信をなくし、「オレなんか…」と投げやりな発言をするようになっていきました。
私にはたとえ学校の成績が悪くても、本気やれば受験までには何とかなる、あるいは諦めなければやれるはず、という思いがありました。
どうにかして息子のヤル気をあげようと、口うるさくなっていました。
入試が近づく頃には、息子は受験前から浪人をすると言い、がちがちに管理されるタイプの予備校へ行くと口にしていました。
続いて自律神経失調の症状もみられるようになり、無気力状態になっていました。
自律神経失調症状のある息子に、ハードな予備校の環境は耐えられそうにありません。ついでに身体症状は更に悪化するだろうと予想できました。
私は大学進学どころか、息子がこのまま引きこもるかもしれない、そんな不安でいっぱいでした。
2.好きなことで脳を発達させる
私は息子が前向きになることを諦めたくない思いから、大学受験直前に発コミュの基礎講座を開始しました。
発コミュ講座の受講をスタートした際、自己肯定感の向上と親子の信頼関係の回復を目標とすることを決めました。
また、楽しいことで脳が発達するというのも発コミュ講座を受講して知りました。
脳は、楽しいことやうれしいこと、ワクワクすることに対してよく働きます。好きなことなら、いつまででも脳を使い続けられるのです。
息子は野球が大好き!好きな野球の話をしている時は脳の中はとても楽しいはず!というアドバイスももらいました。
それまでの私はほぼ野球に興味がありませんでしたし、正直何度も繰り返される話にはうんざりしていました。
ですが、息子の頭の中が楽しいんだろうな、脳が刺激されているんだろうな、と聞く姿勢を変えると聞くことができるようになりました。
3.好きなことに没頭した息子の気力が回復!
息子の脳を好きなことで発達させたいと考えた私は、受験を終えた頃から好きな野球に没頭させる生活にしました。
家の手伝い達成のご褒美をバッティングセンターの回数券にしました。
野球観戦して応援を楽しんでもらったり、県外の球場へ旅行したりしました。
World Baseball Classicの日本優勝は、家族みんなで盛り上がりました。
野球を存分に楽しめるようになった息子は、リビングで過ごす時間が徐々に長くなりました。
そのうちに全米野球のダイジェストを英語で聞いたり、野球のニュースを英語で調べたりする姿もみられるようになりました。
子どもの脳を発達させることで、子どもの気力を回復させることができました。
現在、息子は大学進学を目指して浪人生をしています。
もちろん合格できるかどうか分かりませんし、それまで初心を維持できているかすら分かりません。
ですが、これからも息子が好きなことを楽しめる環境にし、応援しようと思います。
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執筆者:宝井あつみ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)