私は、息子に「時間もあるし、好きなことやって、ゆっくりしてみたら?」と声掛けし、学校へ行くことを急かすのは一旦辞めました。
すると、喜んで、息子は週末にあるデュエマ大会の情報を調べだして、行くようになったのです。
近所での大会もあれば、自転車で片道10キロ以上もある隣の市まで行ったり。
自分で情報を調べ、一日に3件はしごする日もあり、体力的にはかなりハードですが、好きなことならとことんやれる、息子の行動力が発揮され始めました。
知らない土地でもどんな場所でも地図で調べて行くようになりました。
まるで冒険に出かけるようなワクワクがあるのでしょう。狭かった世界がどんどん広がっているのが楽しいようです。
常日頃、だるい、めんどくさいが口癖の息子ですが、 興味のあるものについてはとことん調べる力がちゃんと備わっているとわかりました。
私がこの子の脳を育てるために意識して行っていることは大会の感想を聞いて、良い記憶で塗り替える声掛けです。
その時の状況や、気持ち、なぜ勝てたのか、負けたのか、それについて今後どうするつもりなのか、尋ねるようにしています。
・「こういうところを頑張ったんだね」
・「そういう工夫をしているんだね」
・「相手の動きをよくとらえてるね」
・「だからうまくいったんだね」
・「要領がいいね」
・「そんなに相手の動きを予測するなんてママにはできないわ~流石だね」
・「次の作戦はどうするの?」
など、息子との会話から、良い記憶が息子の脳へ届くように話すことだけ専念したのです。
正直、私はデュエマのことが全くわからないのですが、こういった分からない私にもわかるように説明をしてくれます。
たとえ話を使ったり、説明が分かりやすいのです。
大会に行くたびに息子は反省して、勝った原因、負けた原因、その対策を次の大会までに四六時中、調整しているのです。
そして、ついに、息子は大会で優勝をしました。
その時の充実感は全身からあふれ出ていて、自信満々でした。
実は、大会に出るようになってから、他にも嬉しいことがありました。
週末になると、前日から用意をして目覚ましもかけてちゃんと早起きするのです。
本当は学校に行ってくれたら親としては嬉しいです。
しかし、もう一度自分から頑張ろうと思えるまで、時間がかかるかもしれないけど、信じて見守ろうと思いました。
そして、この春、息子はもう一度学校に行き始めました。 安定して通い続けられるかはまだわかりませんが、だるいなと言いながらも、行ってみると楽しいようです。
スモールステップで息子のペースでできることを少しずつ増やしていけたらいいと思えるようになりました。
今、不登校で元気がなくなっているお子さんには、勉強だけでなく、お子さんの興味のあることをやらせてみてくださいね。
そして、成功体験がしっかりと記憶に残る会話をしてみてください。
そこから新たな自信が生まれ、動き始めるきっかけにつながること、間違いありません。
どんなお子さんも必ず、得意なところが一つはあるはず。
凸凹キッズを伸ばすには、凹ではなく凸を磨くのが一番。息子が変わっていく様子から確信しました!
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執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)