勉強しない不登校キッズが自ら学びだす!学習の遅れが気になる子どもへの驚きの秘策

 

不登校の時期が長くなり、勉強しない子どもに焦っているお母さんはいませんか?学校に行かず、勉強もしないなんてと頭を悩ませる問題です。けれども、正しい対応を続け良い親子関係を築くことで、子どもが自ら学び出すことが証明されました!
 

【目次】

 
 

1.勉強しない不登校の子どもを心配していませんか?

 
 
不登校が長くなると、子どもがゲームばかりに没頭して、勉強をしなくなる問題。
 
 
子どもは全く気にしていない様子でも、親としては将来が心配で深刻な問題ですよね。
 
 
わが家の息子は小学校低学年の頃、不登校になりました。
 
 
最初の頃は、学習が遅れないように!と、お家で学校のプリントやドリル、通信教育のタブレット教材に取り組んでいました。
 
 
けれど、わからない問題が出てくると癇癪になって途中でやめてしまいます。
 
 
発コミュに出会う前のガミガミママだった私は、勉強のこととなると親子喧嘩が絶えませんでした。
 
 
それでも、このドリル〇枚終わったら、ゲームを〇分していいよ、とお約束していました。
 
 
子どももかろうじてそれを守り、簡単な問題だけを選んでサッと終わらせたり、泣きながら怒りながら取り組んで、一応約束は守っていました。
 
 
ある日知ったのですが、お友達は難しそうなプリント1枚でゲームの時間が5分なのに対し、わが家は学年以下の簡単なプリント1枚でゲームは1時間!
 
 
なんて甘いんだろう…とまた悩みました。
 
 
 
 
 
子どももこのプリントでゲーム〇分!〇時間させて!と交渉してきます。
 
 
また癇癪になったら…全く勉強しないよりは…と、私も甘くなりがちで、ぶつぶつ文句をいいながらOKしていました。
 
 
そうすると、お勉強の量や質はどんどん落ちて、学年相応の学習をすることが困難になっていきました。
 
 
そしてついに、大好きなゲームをごほうびにしてお勉強をさせるのが難しくなり、ゲームを好きなときに好きなだけやるようになりました。
 
 
小学4年生からの1年半、不登校は継続したまま全く勉強しない状況になってしまったのです。
 
 
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2.子どもにやってほしいことがあるなら、どう誘うのかは大人側の戦略なんです!

 
 
ここで、発コミュ流の新たな視点をお伝えします。
 
 
脳は楽しいと感じたときに発達が加速します。
 
 
勉強をさせたいとき、勉強しなさい!と叱りながらさせても、あまり効果は期待できません。
 
 
とりあえずできたとしても、渋々やった勉強の内容は脳に定着していないからです。
 
 
子どもに勉強をさせて、その内容を定着させたいなら、どう誘うのかどんな環境でさせるのかは、大人側の課題なんですよ。
 
 
子どもに勉強をさせるのも、学校に行くことも、大人側のやってほしいことなんです。
 
 
小学生なら当たり前にするべきこと、できなきゃいけないこと、ではないのです。
 
 
 
 
お勉強をさせるのも学校に行かせるのも当たり前ではなく、大人側のやってほしいことと考える新しい視点
 
 
どう誘うかは、お母さんの戦略にかかっているなんて!
 
 
衝撃的ではありませんか?
 
 
こう聞いて、すぐにそうなのね!それなら上手に誘いましょう、と納得して動けるお母さんはどのくらいいるでしょうか。
 
 
いやいや、学校に行くのも宿題も当たり前のことでしょ、サッとやってよね、と思われるかもしれません。
 
 
私は学校に行くのも勉強するのも、子どもなら当たり前のことと思っていましたし、勉強への誘い方なんて見当もつきませんでした。
 
 
けれど、発コミュ対応を継続しながら試行錯誤するうちに、なんと、1年以上見向きもしなかったドリルを探し、子どもが自ら勉強を始めたのです!
 
 
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3.上手に誘えば自ら学び始める!発コミュ対応のすごい秘密

 
 
きっかけは、欲しいものができたことでした。
 
 
プレイステーションがほしい!
 
 
この子どもの希望を、私は「夢」と呼びました。
 
 
プレイステーションの良いところを教えてもらい、欲しい理由を語ってもらいました。
 
 
息子は自閉症スペクトラムで、自分の気持ちを言葉にするのが苦手なタイプです。
 
 
理由をスラスラ語ってくれるわけでなはいので、
 
 
・どんなゲームができるの?
・どうしてほしいと思ったの?
・もし手に入ったらどんな楽しいことがある?
 
 
などをゆっくり質問していきました。
 
 
ひとつひとつの答えに、そうなんだね、なるほど~、いいね!楽しそう!など肯定しながら会話を進めます。
 
 
このやり取りも、発コミュママたちが実際に実践している会話、子育ての方法なんです。
 
 
 
 
そして最後に「プレステ欲しいっていう夢ができたね!その夢を叶えるために、どんなことができると思う?」と聞きました。
 
 
少し考えてから、「お金を貯める!お手伝いでもいいけど…勉強したらお小遣いくれる?」と言ったのです。
 
 
子どもと相談して、勉強の内容とお小遣いの金額を決め、3年生のお勉強の復習から始めることにしました。
 
 
そして、ドリルを無理なく終わらせられそうな期限も決めました。
 
 
まずは、これならスラスラできるかな、というくらい簡単なものを提案して、出来る!わかる!という成功体験を積むことを目的として始めました。
 
 
そして、勉強に取り組めた!という自信を育むことで、次につながっていきます。
 
 
苦手の克服ではなく、得意なことから子どものやる気を引き出して、発達を加速させていく。これが発コミュ対応の秘訣です。
 
 
夢のプレイステーションゲットまでは、まだまだ遠い道のり。
 
 
取り組む日とお休みの日とムラはあるものの、わかる!できる!という経験をして、お勉強に対するマイナスイメージがなくなっていると感じます。
 
 
ちょうど手が離せず、〇時まで待ってね、と言うと、マルつけまで自分で済ませていることもあったほど!
 
 
不登校になり、勉強をやめてしまうのは親としてはとても不安ですよね。
 
 
けれど、私はこの日、発コミュ対応を続けることで、必ず動き出す日が来るんだということを実感しました。
 
 
1年半という時間が過ぎ、これからも子育ては続きます。すぐに親が望む結果は見えないかもしれません。
 
 
けれど、確実に夢に向かって走り出す兆しが見え始めています。
 
 
これからも、上手に誘って子どものやる気を引き出せるママになりたいと思います。
 
 
今、辛い気持ちでいる不登校キッズのお母さんへこの事例が少しだけ希望になれば嬉しいです。
 
 
 
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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