癇癪を起こすと追いかけてくる子どもを落ち着かせるママの対応策

 

癇癪を起こすと追いかけてきて、叩く・暴言を吐くというお子さんの言動に悩んでおられませんか?子どもとはいえ、容赦無く向かってこられると恐怖を感じますよね。そのような子どもにはどのように対応したら良いかをお伝えします。
 

【目次】

1.子どもが癇癪を起こしている時に無視するとさらにヒートアップしませんか?
2.無視するとヒートアップする子は、愛着に問題があるかもしれません。
3.癇癪を起こした時に無視するとヒートアップする子どもへの対応策

 

1.子どもが癇癪を起こしている時に無視するとさらにヒートアップしませんか?

 
 
無視しても、逃げても追いかけてくるお子さんの激しい癇癪や暴力にお悩みではありませんか?
 
 
子どもが激しい癇癪を起こした時に、気付かないふりをして別室に行こうとすると
 
 
・しつこいくらいに追いかけてくる
・追いかけてきて「死ね」などの暴言を吐く
・追いかけてきて暴力を振るう
 
 
など、癇癪を無視したら余計にヒートアップするお子さんがおられます。
 
 
 
 
子どもとはいえ、激しい剣幕で容赦無く向かって来られたら、大人でも恐怖を感じますよね。
 
 
我が家の息子も癇癪を起こすと、叩いたり蹴ったり、暴言を吐いたりがありました。
 
 
子どもの力でも叩かれたら痛いですし、やり返すわけにもいかなくて、もどかしい気持ちでいっぱいでした。
 
 
癇癪をおさめようとして何かを言えば癇癪はさらにヒートアップし、無視したらしたで追いかけてくる。
 
 
そのようなこどもの行動には隠された理由があります。
 
 
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2.無視するとヒートアップする子は、愛着に問題があるかもしれません。

 
 
子どもの激しい癇癪に対しては、その行動に気付かないフリをして無視するという方法が良いとされています。
 
 
しかし、この方法はどの子の癇癪にも有効というわけではありません。
 
 
たしかに、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもが癇癪を起こした場合には、無視する方法が有効です。
 
 
なぜなら、ADHDの子どもの癇癪は『行動』の問題だからです。
 
 
その『行動』に注目が集まらないと分かれば子どもはその行動をとる理由がなくなり、別の行動に移るのです。
 
 
癇癪を無視するとその行動が消滅せずヒートアップする子どもにはADHDではなく、愛着障害』が隠れている可能性があります。
 
 
 
 
愛着障害は、ADHDと非常によく似た問題行動が起きるため、よくADHDと間違われて診断されます。
 
 
しかし、愛着障害と発達障害は別のものです
 
 
愛着とは、「特定の人物との心と心の絆」のことで、この絆が育っていないために発生するのが愛着障害です。
 
 
この愛着障害の子どもは、癇癪を起こした時に無視をするとさらにヒートアップして追いかけてくるという特徴があります
 
 
なぜ、愛着障害の子どもは無視をすると追いかけてくるのでしょうか?
 
 
なぜなら、愛着障害は『感情』の問題だからです
 
 
愛着障害がある子どもの癇癪には、
 
 
・ネガティブな感情を紛らわせるためにやっている
・愛情がほしくて行動がエスカレートしている
 
 
という背景があります。
 
 
つまり、愛着障害の子どもの癇癪の動機は『感情』ですので、『行動』をスルーしても意味はないのです。
 
 
むしろ、その湧き上がった『感情』を無視されることによって、余計に癇癪がヒートアップして追いかけて来るという行動につながります
 
 
「こっちを見て欲しい」という愛情欲求からその行動をしているならば、その行動を無視すると「これでこっちを見てくれないならもっと過激な行動をしよう」と暴力を振るったりなどのさらに過激な行動にうつってしまうのです
 
 
愛着障害と聞くと、虐待やネグレクトをしている家庭で起こる問題というイメージがあり、自分の家庭には関係ないと感じるかもしれません。
 
 
しかし、愛着障害は通常の家庭で急増しているというのが現状です
 
 
また、発達障害グレーゾーンの子ども達は、愛情が伝わりにくいという特性を持っている場合が多いので、親子に愛着の問題が起きることはなんら特別なことではありません。
 
 
もし、子どもさんの癇癪に『無視をする』という方法が有効でないなら、親子の愛着の形成をするという視点でお子さんに関わることを試してみてはいかがでしょうか
 
 
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3.癇癪を起こした時に無視すると追いかけてくる子どもへの対応策

 
 

◆肯定の声かけ

 
 
癇癪は起きていない時の対応が一番大事だと言われています。
 
 
日頃から、「肯定の声かけ」して、子どもに自信をつけましょう。
 
 
肯定の声かけというと、『褒める』ということが一番に浮かぶかもしれませんが、
愛着に問題がある場合は、『褒めると怒り出す』という特徴があります
 
 
そんな場合に効果的なのが『実況中継』です。
 
 
「起きてきたね。」
「トイレに行ったんだね。」
「ゲームをするんだね。」
 
 
その時、子どもがしていることを言葉で伝えるだけです。
 
 
日頃からしていることを、言葉にして声かけをするだけで、「自分もできていることがたくさんあるんだ。」と自分に自信を持つことができるので、心が安定し、穏やかになってきます。
 
 
 
 

◆共感をする

 
 
それでも癇癪を起こして追いかけてきた場合にはどうしたら良いのでしょう。
 
 
癇癪を起こした時、明らかにママの視界に入っているのにも関わらず、スルーしたり別室に逃げるのは愛着が形成されていない場合には良いとは言えません
 
 
なぜなら、子どもは気持ちをわかってもらいたくて癇癪を起こしているからです。
 
 
まず、スルーや無視をやめて癇癪を起こした気持ちに共感しましょう。
 
 
愛着障害が原因の場合では、愛情的な関わりを求めているので、癇癪に対して「やめなさい」などと叱っても効果はありません。
 
 
その行動を叱るということは子どもの『感情』を否定することになるので、ママは自分の気持ちをわかろうとしないというメッセージになってしまいます。
 
 
しっかりと抱きしめるなどして、その行動を一旦制止しましょう。
 
 
それから、お子さんの感情を否定せず、しっかりと共感しましょう
 
 
「そうなんだね。」
「そう感じるんだね。」
「それは嫌だったね。」
 
 
この時に決して、「なんでそんなこと言うの。」とか、「なんでそんなことするの。」と言う否定的な言葉はさらに興奮させるので避けましょう。
 
 
時間をかけて子どもが自分で落ち着くまで待ってあげて、気持ちが落ち着いてきたら必ず褒めてあげます
 
 
ここでしっかり褒めてあげることで、気持ちを切り替えられることができたという成功体験になります。
 
 
次に子どもが落ち着いたのを見計らって、子どもがポジティブな気持ちになれる行動に誘導しましょう。
 
 
ママと一緒だったら『ネガティブな感情がなくなる』『ポジティブな感情が生まれる』ということを実感して繰り返す中で、子どもはママが安心できる存在であると感じることができるようになります。
 
 
癇癪を起こした時に追いかけてくる子は、その感情の根底にある「ママに分かって欲しい」という気持ちがあるので、その気持ちに注目して対応してみてくださいね。
 
 
親子の信頼関係がグッと深まることでお子さんは癇癪を起こさなくなりますよ。親子の愛着形成でお子さんの癇癪に怯えるママが減ることを願っています。
 
 
 
 
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執筆者:たかはしえいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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