2人育児でワンオペでおでかけなんて無理!けれど、どこにも連れていってあげられないと子どもの興味関心の芽をつぶしちゃってるかもと不安にもなりますよね。だけど諦めなくて大丈夫。ちょっとした工夫と事前準備で楽しくおでかけできるようになりますよ。
【目次】
1.2人育児で土日ワンオペでおでかけなんて行けない
2.ADHDの子は迷子になりやすい
3.子どもと一緒に入念な事前準備で解決
1.2人育児で土日ワンオペでおでかけなんて行けない
注意欠如多動性障害(ADHD)の子どもはおでかけに行ってもちょろちょろして目が離せないですよね。
しかもそれが2人になったら、もう大変!
あっちに行く子とそっちに行く子でお母さん1人では到底対応できません。
うちの息子たちもそんな状態なので、おでかけできるのはパパもいるときだけでした。
しかし、パパは土日も仕事があることもあり、おでかけに行ける日は限られています。
それなのにパパが週末お休みでも午前中は寝ていたり、パパが行きたくないところにはなかなか連れて行ってもらえなかったり。
それでもやんちゃなADHDグレーゾーンの息子たちが、家でおとなしくできるはずもなく、1人でいつも小さい公園に連れて行っていました。
ショッピングモールに連れて行った時は、それぞれの興味のあるところに勝手に行ってしまうので、迷子になったこともあります。
なかなか子どもの行きたいところへ連れて行けないことをもどかしく思っていましたが、実家も遠いし、ワンオペでやんちゃな2人育児にはおでかけは無理と決めつけていました。
親の都合で子どもの好奇心をつぶしちゃってるかな。
おでかけしたい気持ちにフタをさせちゃってるかな。
お友達が旅行にいった話をうらやましそうに言ってくる子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
2.ADHDの子は迷子になりやすい
ADHDの特性がある子は衝動性や不注意がある子が多く、迷子になりやすいです。
気になったものを見に行かなきゃ気がすまない。
列などでお母さんが進んでいても、ボーっとしていてはぐれてしまう。
大人1人に子ども1人であれば、目を離さず対応できるかもしれません。
しかし子どもの数の方が多いと、どうしてもどちらかの子への意識が薄くなってしまいます。
さらに、つまらないことはすぐ飽きて動いてしまう特性もあります。
公共の場や交通機関などでは、他の人に迷惑がかからない様にしようと思い気疲れしてしまいますよね。
3.子どもと一緒に入念な事前準備で解決
ある日長男が「どうしても行きたいところがある」と言うので、意を決して母子3人でお泊り旅行に行くことになりました。
長男は絵本でラッコを見てからラッコブームが続いており、図鑑や絵本を見ながらラッコについていろいろ調べていました。
「絶滅する前に見たい」
国内の水族館で見れるラッコは三重と福岡にしかいなくて、しかもご高齢だそうです。
これは見れなくなる前に、そして長男が見たいって言ってる今が見に行く時なんじゃないかと思い決心しました。
迷子にならないように、また飽きずに過ごせるように子どもたちと一緒に事前準備をかなり丁寧にしました。
私一人で長時間の運転はつらい。かといって、電車に長時間乗るのも乗り換えもつらい。
交通手段を見ていたときに、船で水族館のそばまで行けることを見つけました。
車で2時間、船で1時間くらい、これなら飽きずに行けます。
船は思ったより快適で、通路が広いから歩き回っても気にならなず、甲板に出たり、お土産コーナーを見たり飽きずに時間を過ごせました。
そして、事前に港から水族館までのルートを確認したり、水族館の中のマップを見て計画を立てたり、水族館からホテルへの行き方も確認しておきました。
そしてお昼ご飯は水族館の中が混むことを想定して、外のすいているレストランで食べてから水族館に行く計画を立てました。
水族館内のトイレの場所や休憩できる場所なんかも、なんとなく把握しておきました。
そして、万が一はぐれたときに待ち合わせする場所も決めておきました。
いざ、水族館に行ったら、
・ショーの時、勝手に動いて迷子になる
・人ごみの中ずんずん進んで迷子になる
・並んで入ったら「おしっこ」といわれてふりだしに戻る
・きょうだいで見たい動物が違って困る
などなど問題もたくさんありましたが、楽しかったです。
迷子になった時は、周りにいる人が一緒に探してくれたり、事前に決めていた集合場所に来れて再会できました。
ショーの待ち時間はポテトやお菓子を食べながら待つことで飽きずにクリアできました。
怒りっぽいパパがいない旅行はむしろ快適で、母子で羽を伸ばすことができました。
ワンオペで2人の子どもを連れておでかけ、しかもお泊りなんて到底無理と思っていましたが、事前の計画と子どもたちが飽きない工夫をすることでとても楽しい旅行ができました。
家族でおでかけできるのが1番かもしれませんが、うちのようにチャンスが少なくて子どもを我慢させてしまっている方はぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
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執筆者:いぐち ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)