ママの笑顔が子どもにとっては最高のご褒美!ママの笑顔がないコミュニケーションは子どもには全てが否定的に伝わってしまいます。不登校になった子どもとの引きこもり生活で育児に自信をなくした私が3カ月で笑顔を取り戻した方法をお伝えします。
【目次】
1.育児に自信が無い、笑顔になれないと悩んでいませんか?
子どもを叱らずに育てましょう、子どもを肯定して褒めましょうと言われて実践しているのに効果が感じられないと悩んでいませんか?
私もずっと悩んでいました。
・食事やお風呂など日常の行動の切り替えができない
・YouTubeがなかなかやめられない
・目に入ったものにすぐ飛びつく
そんな毎日の生活の中で何度も繰り返される子どもの行動に常にイライラ、大きな声を出して感情的に叱る事もありました。
ネットで子どもの困りごとへの対応の仕方を検索すると、叱るのは逆効果、肯定して褒めましょう」と複数のサイトで紹介されているのを見て、子どもを叱り続ける自分に罪悪感を抱きました。
子どもに申し訳ない事をしてきたと反省し、怒るのを封印、実践してみましたが全く効果がありませんでした。
それどころか子どもへ私の声が届かなくなってしまったのです。
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叱らずに肯定して褒めろと言うから実践しているのにどうして?
やってもやっても効果が出ないことに育児への自信をなくし困り果てていました。
そんな中、夫から「ママに笑顔がない」「表情と喋り方に気持ちが入っていない」と指摘を受けるようになりました。
2.笑顔がないコミュニケーションは子どもの脳に届かない⁉
人とのコミュニケーションには話し手から発せられる「言葉(言語情報)」よりも「目や耳から感じる態度(非言語情報)」の方が重視されることを知っていますか?
心理学者であるアルバート・メラビアンが1971年に自身の研究結果から導き出したメラビアンの法則を発表しました。
この法則によると話し手の「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つが一致しないと受け手が感じた場合には、受け手は次の優先順位で相手の態度を判断しているそうです。
受け手が話し手から受け取る情報を100%とすると
・視覚情報(表情・視線・ジェスチャーなど)・・・55%
・聴覚情報(声のトーン大きさ・話す速度や口調など)・・・38%
・言語情報(話す言葉や内容)・・・7%
つまり話し手の「言葉(言語情報)」から得ている情報はたったの7%。
それに対し「目や耳などから感じる態度(非言語情報)」から93%もの情報を受け取っているのです。
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自分の感情を封印し、育児に自信をなくした私は声のトーンが低くなり抑揚のないしゃべり方、感情のない表情で子どもと接していました。
そのため笑顔がない私から発せられる全てが子どもには届いていなかったのです
3.ママに笑顔がない理由を脳科学で紐解く
・家族以外と会話をしない
・食材、日用品など必要な買い物以外は外出しない
・毎日同じことの繰り返しで楽しみがなにもない
笑顔になれない生活を送っていたときの私の生活はこんな生活を送っていました。
不登校になって1日中YouTubeを見ている子どもの心配ばかりして、外出もせず楽しみが何もありませんでした。
一言で言うと運動不足。身体だけでなく心も運動不足の生活でした。
心が運動不足になるということは感情が動かないということ。
感情が動かないから「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「悔しい」などの感情表現が乏しくなります。
そして表情がなくなりママに笑顔がなくなっていきます。
そして感情の運動不足をなくすには身体の運動不足を解消することが効果的です。
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なぜならば、運動をすることで脳全体を活性化させることができるからです。
脳には大きく分けると運動・視覚・聴覚・記憶・理解・伝達・思考・感情の8つのエリアがあります。
運動の脳のエリアは木で例えると幹の部分にあたり、残りの7つの脳エリアが枝として不随しています。
そのため、運動エリア一つを刺激することで全ての脳エリアも刺激されます。
運動をすれば、思考や感情も動き出し、活性化され表情も豊かになっていきます。
4.自信を無くしたママが元気になる方法
笑顔になろう、声のトーンを変えてみようと心掛けましたが気持ちがついていかず長続きしませんでした。
まずは自分の気持ちを整えないことには、感情の入った自然な笑顔も声のトーンも取り戻せないと感じました。
そこで自分の感情を取り戻すために私がやったのは朝のウォーキングです。
子どもが寝ている早朝に15分~30分程度のウォーキングをしました。
音楽を聞いたり、歌を歌ったりしながら歩くことに集中できるように工夫をしました。
同じようにウォーキングをしている人とはなるべく挨拶を交わして少しでも外の人とのコミュニケーションを意識しました。
外の空気を吸って景色を眺め、季節を感じながら歩きました。
ウォーキングは気分転換だけでなく、脳が活性化され良いことづくめでした。
ウォーキングをすることで脳全体が活性化され沈みがちだった気持ちが上向きになり、表情が自然に作れるようになって声にもハリがでてきました。
それと同時に子どもにわたしの声が届くようになり、会話の量も増えていきました。
早朝ウォーキングという小さな気分転換を続けて3か月ほどたった時、子どもが突然「ママ最近良いよ。大好き」と言ってくれました。
理由を聞くと怒らなくなったことが一番良いと教えてくれました。
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言葉では褒めていても子どもが目や耳から受け取る情報で怒っていると感じれば、それは褒めにはならないということを痛感しました。
逆に言えばママがいつもニコニコご機嫌でいればそれは子どもを肯定することになるのです。
疲れたママの気分が上がらない時にウォーキングで身体と心の運動不足を解消してみてみださいね。
子育てが楽しくなるコミュニケーション術をお伝えしています。
執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)