学校に行くと疲れる繊細な子に悩んでいませんか?特に新学期を不安に感じる子には、始まる前の対応が肝心!声かけをちょっと変えるだけで笑顔で動き出しますよ!精神的に疲れやすい、小学校を行き渋る子の挑戦する心を育むママの対応をお伝えしますね。
【目次】
1.新学期に不安を感じていませんか?
2.繊細な子が小学校に行くだけで疲れる理由
3.先生やカウンセラー任せでは解決しない!
4.子どもの行動力がUPする!ママの声かけ
5.不登校の子が挑戦するようになりました!
1.新学期に不安を感じていませんか?
進級・進学が近づいてきました。
今年こそスムーズに新学期をスタートさせてあげたい!と思う一方、いったい何をどう準備すればいいのか悩んではいませんか?
まさか…今年こそ苦手を克服させようと頑張らせてはいないですよね!?
新しい環境、新しい先生、新しいお友達…
ただでさえストレスがかかりやすい新学期は、繊細な子にとって不安を感じやすく、とても疲れやすい時期でもあります。
またママ自身も期待と不安が入り混じり、不安定になりやすい時期でもありますよね。
・何もしてないはずなのに疲れている
・イライラして癇癪を起こす
・朝なかなか起きれない
・寝つきが悪い
繊細なお子さんは小学校新学期が始まる前から不安を抱えてしまうことが多く、このような困り事として現れる事があります。
そして新学期が始まると疲れやストレスが原因で、
・学校を行き渋る
・支度に時間がかかる
・頭痛や腹痛を訴える
・家ではゲーム、YouTubeばかり
などとさらに酷い困りごととして現れる事があります。
このようなお子さんの様子に不登校にならないかと不安を感じたり、イライラするママもおられるのではないでしょうか。
実はこれらの困りごとは、お子さんからのSOSでもあるのですよ。
新学期、いいスタートを切るためにも困りごとを放置せず、新学期が始まる前の今の時期から不安を解消させてあげること、新学期が始まる前をどう過ごすかがとても大切になります。
2.繊細な子が小学校に行くだけで疲れる理由
学校から帰ると、
・ダラダラする
・疲れて寝てしまう
・ゲーム・YouTubeばかり
・なかなか宿題しない
このような様子がみられると要注意です。
学校で疲れている可能性があります。
楽しいはずの学校が疲れる?どうして? と不思議に思うママもいるかも知れませんが、繊細なお子さんは小学校に行くだけで精神的にとても疲れる子が多いのです。
その理由は大きく分けて2つあります。
1つは、感覚の過敏さがあることです。
例えば聴覚に敏感さを持っている場合には、先生やお友達が大きい声を出すと怖くなったり不安を感じたり…
視覚に敏感さを持っている場合は、教室の掲示物で課題に集中できなかったり…
味覚に敏感さを持っている場合、給食でどうしても食べられないものがあって苦痛に感じてしまったり…
2つ目は、他の子よりも人の気持ちや状況を敏感に感じ取って、空気を読みすぎてしまうことです。
言葉の内容はもちろん、周りの人の声・表情からも敏感に感じ取って、精神的に疲れやすくなります。
このようにたくさんのつらいことを我慢して頑張りすぎた結果、クタクタになってしまうのです。
さらに我慢すればできることも多く、周りからは頑張りに気づいてもらえなかったり、叱咤激励をされてしまうことも多くそれがまたストレスになります。
こんな状態だと、当然お子さんにとって学校生活は疲れる場所になってしまうのも分かりますよね。
3.先生やカウンセラー任せでは解決しない理由
うちの子は繊細だから、
・学校にいる間は、先生に配慮をお願いしよう!
・何かあっらた、カウンセラーの先生にお願いしよう!
と思われる方も多いかも知れません。すでに相談されている方も多いのではないでしょうか?
もちろん先生やスクールカウンセラーに相談したり配慮をお願いすることも大事です。
しかしこういった専門家の先生に相談するだけでは根本的な問題解決にはならないんですよ。
実は不登校の児童生徒数は9年連続増加で、その不登校の原因の第1位は無気力・不安と言われています。
国もこれに対して何もしていないわけではなくて、文部科学省も毎年この問題に対して対策をとっています。
実際に令和5年度の文部科学省の予算の資料によると、いじめ対策・不登校児童生徒支援等の推進を目的とした予算額は85億円になっています。
これは前年度予算額の80億円よりも増加しています。年々子どもの心の問題に対する予算は増えています。
そしてこの予算で主にスクールカウンセラーと、スクールソーシャルワーカーの配置充実が行われています。
しかしこの対策で子どもの心の問題が解決されたかというと、不登校の児童生徒数が9年連続増加していることからも分かるように、根本的な解決にはなっていないということが分かります。
現にカウンセリングを受けているけど良くならずどうしようもない状態で私のもとに相談に来られる方がほとんどです。
なぜでしょうか? カウンセラーの先生からも的確なアドバイスを受けているにも関わらず良くならない理由…
それはママがその場しのぎの対応をしていたり、やる理由を理解していないことが関係しています。
例えば、行きたくない時は休ませたらいいよ!のアドバイス通り、休ませたとします。
ママはどんな対応で休ませてあげるのでしょうか?
どのような顔で休んでもいいよと伝えますか?ちょっとイライラした顔ですか?
どのような声で、どのような言葉をかけて休ませますか?
行かせようとして、やっぱり無理だったとき、どのような声をかけますか?
休ませますか?休ませてどんな一日を過ごしますか?
ここが分からずにただ休ませるだけになるから解決しないのです!
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4.子どもの行動力がUPする!ママの声かけ
それでは、ママはいったいどんな対応をすれば良いのでしょうか?
ポイントは2つ!
1つは、ママの声を囁き声に変えること!
もう1つは、スモールステップの実況中継をすること!
例えば、当たり前のことをしている時に、
「起きたんだね!おはよう」
着替えようとしたら、
「もうお着替えするのね!」
「ご飯も食べたんだね!」
このようにこまめに、子どもがしていることをそのまま実況中継します。
このこまめな声かけ自体が、子どもを肯定することに繋がります。
そしてお子さんが「私って、意外にできてるんだ!」と感じられるようになります。
次に大事なのがこの声かけを優しいささやく声に変えることです。
優しくゆっくり、笑顔で、ささやくように声をかけます。
「学校、休むんだね。」「おやつ、食べるてるんだね。美味しそうね。」
このようにささやき声でスモールステップの実況中継をすることで、 学校が疲れる子も笑顔で動き出せるようになります。
繊細な子の心を癒して、自分を信じて動き出すためのエネルギーを充電できるようになります。
5.不登校の子が挑戦するようになりました!
このように声を変えただけで、生徒さんの嬉しい変化が多数届いています。
登校しぶりから不登校になった小3の女の子。
自分の気持ちを言葉に表すことが苦手で癇癪を起こすもあったそうです。
しかしママが声を変えると、素直に話を聞いてくれるようになり、何も言わなくてもお菓子のゴミを捨てたり、お手伝いもしてくれるようになったそうです。
不登校で人混みが苦手、新しいことに挑戦することを極度に嫌がっていた女の子。
ママが声かけを変えると、自分でやる!と決めてピアノ・持久走・勉強に挑戦するようになったそうです。
不登校で言葉と行動がチグハグ、昼夜逆転、支度に時間がかかりすぎていた女の子。
ママが囁き声で、当たり前にしていることを伝える対応に変えた結果、自分のことをよく話すようになり、
「1時間だけ学校に行く」と、自分から登校できたそうです。
生徒さんの経験からも分かるように、子どもの心の問題は一番身近なママの声を変えると解消されていくんですね。
スクールカウンセラーさんがいくら頑張っても、ママの存在には敵わないんです。
それほど、ママの声の影響力ってすごいんですよね!
やることは簡単! いつもの声を優しい囁き声に変えるだけです。
そしてできていることを伝えるだけです。
簡単だから忙しいママも楽しく続けられますよ!
学校行くと疲れる繊細なお子さんが新学期の不安を解消し、笑顔で動き出せるように、ぜひ今からママの声を変えてみてくださいね。
そして大切なお子さんの未来を守ってあげましょう!
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執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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