やってみようと誘っても「失敗が怖いからやだ」「間違えたくないからやらない」そんな失敗を避けてたらこれからどうするの? 挑戦できる子にするのは好きなことからチャレンジすることが大事!そのために絵本を活用してみませんか?
【目次】
1.なんでそんなに失敗するのが怖いの?
「失敗するからやだ、やって」
「こんなことできないからやりたくない」
私の年長の息子は、何をするにも大人にやってもらいたがる子です。
何かやっていても、「これでいい?」「これで合ってる?」と確認をしないと前に進めません。
失敗したくない、間違えたくないという気持ちが強すぎて困っていました。
ちょっとくらい間違えてもいいし、できなくてもいいじゃん。
失敗してもやることに意味があるのに…
と思いながら、どうしていいかわかりませんでした。
「失敗は成功のもとだよ」と伝えたり、エジソンのエピソードを話したりして「やってみよう」と声をかけてみたものの、なかなか「やってみる」とはなりません。
失敗から学ぶことは多いし、小さい失敗を積み重ねていかなければ、いずれ大きな挫折を味わうかもしれない。
どうしたら失敗を恐れず挑戦できるようになるのか困っていました。
2.もしかして私のせい?
子どもが失敗したくない、間違えたくないと思って全然挑戦しない理由は私にありました。
子どものために良かれと思っていた私の対応が実は間違いだらけだったんです。
◆「失敗してもいいよ」はNG声かけ
そもそも私の声かけが間違えていました。
やる前から「失敗してもいいよ」と失敗する前提の声かけをしてしまっていたのです。
何かやろうとしたとき、少しでもためらっていると「失敗しても大丈夫だよ」と言われ続けたらどうでしょう。
「僕はこれをやると失敗するんだ」と無意識に植え付けられてしまいますよね。失敗すると分かっていて挑戦するなんてできません。
不安を取り除こうと思って言っていた言葉が逆に、息子にとって失敗を想像させるNG声かけになってしまっていました。
もともと慎重派でよく考えてから答えを出すタイプの子には気をつけてあげてほしいです。
◆やりたくないことをやらせてる
子どもが挑戦しないのは、大体やりたくもないことをお母さんがやらせたくて「やってみよう」と言っているパターンが多いです。
例えば、
・知らない子に話しかけたくないのに話しかけてみようと言う
・高いところに上りたくないのにあの遊具もやってみようと言う
・逆上がりなんてできなくてもいいのにやってみようと言う
こんな風に、親が将来のために必要だからやらせたいと思っていることは、子どもがやりたくないことの可能性もあるんです。
やりたいこと、興味があることなら「やってみよう」と背中を押されなくてもやりますよね。
むしろ、お母さんにとっては「やってほしくないことほどやるんですけど…」という状態になっているはずです。
ただ、やりたいことだけやってやりたくないことは挑戦しないと、これから困ることも増えてきます。
どうにかして挑戦できる気持ちを育てていきたいですよね。
3.読み聞かせで興味関心を探して挑戦しよう!
うちの子どもは何だったら興味を示してやってみようと思うのかわからない…
そんな時は絵本を読んでみてください!
絵本の読み聞かせ中に子どもが疑問に思って聞いてくることはないですか?
それがチャンスです!
「なんでかぼちゃは浮かぶのにニンジンは沈むの?」
これをお母さんが調べて答えることは簡単です。
けれどせっかく湧いた疑問、ただ答えるだけにしてたらもったいないんです。
うちは大きい水槽がなかったので、お風呂に水を張ってかぼちゃとニンジン、ピーマン、トマト、キャベツ、じゃがいもなど色んな野菜を入れてみました。
浮くものと沈むものの違いはなんだろう?
子どもが興味を持ったものから始めるとチャレンジしやすいですよね。
さらに絵本を見ているから見通しも立てやすいから「失敗するからやだ」となりにくいんです。
だけどやっぱりこわい、興味はあるけどできない気がする。
そんなふうに思ってると感じたら、魔法の枕詞をつけてみてください。
「“できるかどうかは別として”やってみよう」
そして、やってみようかなと言ったらほめる。
ちょっとでもやってみたらほめる。
できたらほめる、失敗してもチャレンジしたことをほめる。
こまめにほめていくうちに、失敗しても大丈夫なんだやってみようかなっていう気持ちが増えてきます。
そうしたらちょっと気が向かないことでも挑戦する勇気が湧いてきます。
ぜひ絵本を読んで興味関心に出会えたら、チャレンジしてみてくださいね。
子どもの癇癪に困り果てているママ!対応策をご紹介しています!
執筆者:いぐち ゆか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)