ところ構わず走り回る発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の幼児の対応に困っていませんか? 「静かにしなさい!」は逆効果でむしろ悪化します!今回は多動の子どもが走り回る原因としつけとは違う、ママと子どもとの関わり方の新常識を紹介します。
【目次】
1.発達障害ADHDの幼児がどこでも走り回ることに困っていませんか?
2.そもそも走り回ってしまう理由とは?
3.楽しく・安全にお出かけできるようになる対応方法
1.発達障害ADHDの幼児がどこでも走り回ることに困っていませんか?
何度も車にひかれそうになったことがある
病院でもスーパーでも関係なく走る
大声を出しながら走る
一瞬のすきに逃げて迷子になる
こんな状況に困っているママも多いのではないでしょうか。
パワフルすぎる発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の 子どもの対応にお疲れなママも多いはずです。
我が家にもADHDの4歳の息子がいますが、とにかく目についたものに一直線!いつもヒヤヒヤして大変でした!
何度も「人にぶつかるから、走っちゃダメ!」
「飛び出しちゃダメ!」
𠮟っても諭しても聞きやしない!
言葉で通じないならと、追いかけて捕まえる。それでも振り切って逃げていく!
子どもの対応にもう限界…
追いかけて捕まえて言い聞かせるしか方法はないのかもしれない…
と諦めているママもいますよね。
しつけや追いかけなくてもいい子育てママの常識を覆す新常識に切り替えてあげると、幼児でも走り回らずに手を繋いで歩けるようになります。
発達障害であろうとなかろうと、どの子どもにも使える対応なので、今日から実践できます。
ママ自身もいちいち叱らないでイライラせずにすむので、親子のコミュニケーションが楽しくなりますよ。
2.そもそも走り回ってしまう理由とは?
そもそもどうして走り回ってしまうのでしょうか?
◆運動欲求が強い
ADHDの子どもは、運動欲求が強い傾向があります。
外で自由に体を動かしたいという欲求が、走り回る行動につながることがあります。
◆刺激を求める
刺激を求める傾向があるADHDの子どもは、外の世界で新しい刺激を求めることがあります。
走り回ることで、興味を持ったり、刺激を受けたりすることができます。
◆集中力の低下を自ら防いでいる
集中力が低いADHDの子どもは、じっとしていることが難しい場合があります。
走り回ることで、興味を持続させることや、気持ちをリセットすることができます。
3.楽しく・安全にお出かけできるようになる対応方法
◆予告・提案する
子どもには、お出かけ前にルールを明確に伝えましょう。
どこで走ってはいけないか、どこで遊んで良いかをしっかりと理解させることが大切です。
小さい子どもには「ここで走っちゃダメ!」等、否定的な言葉は響きません。
まずは、「ママ〇〇ちゃんとおてて、繋ぎたいな~!」と、笑顔で優しく・近づいて・ゆっくりお話してみると耳を傾けてくれるようになります。
手を繋いでくれたら、すかさず褒めましょう!
◆運動を取り入れた活動をする
子どもの運動欲求を満たすために、お出かけ先で運動を取り入れた活動をすると良いです。
ボール遊びやかけっこなど、楽しく体を動かせる遊びを取り入れましょう!
ADHDの子どもを育てるママたちは、子どものパワフルな行動に振り回されることがあります。
子どもの運動欲求を満たすために、適切な遊び場を選んだり、運動を取り入れた活動をしたりすることで、子どもとのお出かけを楽しく安全に過ごすことができるようになりますよ。
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執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)