保育園への行き渋り。わが子が園生活を楽しめていないと思うと心配ですよね?今のところ休ませる程ではなさそうだからと騙しだまし通わせても、家族の前では不満爆発。園に相談するのも良いですが、まずお家でできる対策があります!私の体験をご紹介します。
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【目次】
1.日曜夜は「保育園行かない!」お迎えのときもブチギレる息子に疲弊
2.原因はストレス。行き渋りがなかなか改善しないワケ
3.保育園の行き渋り対策はお家でできる!!試してみたい2つのポイント
①まずは自信をつけること
②見直すべきは休日の過ごし方
1.日曜夜は「保育園行かない!」お迎えのときもブチギレる息子に疲弊
子どもに「保育園行きたくない」と言われると、親としては困惑してしまいますよね。
私には、5歳年中さんで発達障害グレーゾーンの息子がいます。
年中さんに上がってしばらくした頃から、息子は保育園への行き渋りが続くようになりました。
行けば楽しいこともあるのか本当に行かないことはなかったのですが、日曜日の夜は決まって「保育園行かない!好きじゃないんだ!」と叫んでいました。
翌日、結局登園したは良いものの夕方お迎えに行き教室の外から目が合うと、キッと目を釣り上げて 走り寄ってくるなり私を何度も強く叩きます。
そして「お迎え、お父さんがいい!」「○○(弟)とは一緒に帰らない!」などと怒鳴り散らすことが毎日続きました。
ギリギリまで仕事をしてなんとかお迎えに間に合うよう急いで帰ってきたのに、 園に着くなりその対応をしなければならないので私はお迎えに行くことが憂鬱になってきました。
他の子はお母さんがお迎えに来ると嬉しそうに駆け寄っていき軽やかに帰っていく。何でうちだけこんなに毎日怒るんだろう…悲しくて泣きそうになる日もありました。
そんなとき、出会ったのが発達科学コミュニケーションです。
2.原因はストレス。行き渋りがなかなか改善しないワケ
発達障害、得に自閉傾向の子は脳にかかるストレスに弱いという特性があります。
息子のように集団行動や子ども同士のコミュニケーションが苦手だと、毎日大勢で一緒に過ごすだけで緊張状態です。
そのまま1日過ごせばぐったりと疲れてしまいます。
また、自分を守るためにネガティブな記憶が優先的に残りやすい性質もあります。
もちろんきっと1日の中で楽しいこともあるのでしょう。しかし、
・お友だちにおもちゃを取られた
・やりたくない活動があった
・噛みつかれたりして悔しい思いをした など
嫌なことがあるとそちらばかりが蓄積されていってしまうのです。
保育園にいる多くの時間でストレスを抱えて過ごし、「今日も嫌なことがあった」と思う日が続けば、行き渋りがなくなるわけがありません。
お迎えの時や家で不満を爆発させているのは、子どもからのSOSのサインなのです!
3. 保育園の行き渋り対策はお家でできる!!試してみたい2つのポイント
保育園でのストレスを軽減するってどうしたら良いのでしょうか?
お家で園のような集団生活を再現して練習するようなことはできませんよね。
実は、お母さんだからこそできる行き渋り対策があります。 ポイントは2つだけなので、順番にご紹介していきますね。
◆①まずは自信をつけること
私が発達科学コミュニケーションを学んですぐに実践したのは、子どもを褒めること。
褒めると言っても、息子は大げさに褒めたりすると逆に怒ってしまうタイプなので「できたね!すごいね!」というような声かけはあまりしませんでした。
試したのは、「もうお着替えしてるんだね」「パジャマきれいにたたんでるんだね」のように今できていることをそのまま口に出して伝えることです。
“実況中継”ですね。
見たままを口に出すので、こちらも負担がありません。
どんなに小さなことや、できて当たり前と思ってしまうようなことでも、子どもができていることを認める、肯定することがとても大切です。
これを積み重ねていくと、「すごいね!」というようないわゆる褒め言葉も段々と受け入れてくれるようになっていきました。
◆②見直すべきは休日の過ごし方
夜「保育園行かない」と行き渋り発言をしたり、お迎えに行って殴られたりしたときに
「頑張って保育園行くんだよ」
「こんなことしてはダメ、やめなさい‼」
と言い聞かせても、状況は何も改善しませんでした。
むしろひどくなってしまいました。
ところが、しばらくしてあることに気づきました。息子は、週末に楽しい予定があるとわかっているときは平日もご機嫌なことが多かったのです。
日が近づいてくると、「日曜日は水族館に行くんだよね?」と何度も聞いてきたりしていました。
これは…‼と思い、私は週末の過ごし方を変えてみました。
午前中お家でだらだらすることはやめ、子どもの好きな車に関する施設やイベントを調べてみたり、本人に希望を聞いて行き先を決め、その日は朝から夕方まで目一杯遊びに行くようにしました。
写真もたくさん撮り、帰ってからそれを眺めて「楽しかったね~。」と会話しました。
ポジティブな記憶をたくさん残す狙いです。
すると、段々声をかけなくても「おはよう!」と自分から起きてきたり、「次はどこ行こうか?」と前向きな発言が増えていきました。
お迎えでの暴力も回数が減っていきましたが、殴ってきたときは何も言わず身体を離して帰り支度を進めたりしてスルーしました。
2つのポイントを実践して4か月程経った頃、行き渋り、お迎え時の不機嫌は全くなくなりました。
園でもお友だちにおもちゃを取られそうになったら対等に引っ張り合いができるようになったり、自ら周りに「ドロケイやろう!」と声をかけて遊んだりできるようになりました。
お迎えに行くと「お母さ~ん」と抱きついてきてくれたりして別人のようです。
帰り道、「保育園楽しかったー!」と言ってくれるようになりました。
私もご機嫌で降園できるようになり、週末は子どもとワクワクするようなお出かけを計画し、子育てが 楽しめるようになりました。
目指すは「お家でのストレス0‼」
たくさん褒めて自信をつける、平日の不機嫌はスルーして週末思いっきり遊ぶ。
もし私の体験が少しでも希望になってくれたら嬉しいです。
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
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執筆者:諸住乃莉子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)