気になる症状は発達障害に併発しやすいチック症⁉パニックになる子どもを落ち着かせる声掛けとは

 

発達障害・アスペルガーの子どもが繰り返し行う咳払いや鼻啜りは、もしかしてチックかもと心配していませんか?不安からパニックになりやすい子どもに、ママが落ち着いて対応することで、症状を早く緩和することができますよ。
 

【目次】

 

1.これってもしかしてチック?発達障害に併発しやすいチックとは

 
 
お子さんが、気づいたら咳払いや鼻をすする症状を繰り返ししていたり、「んーんー」と声も出したりしていることありませんか?
 
 
一緒にいる時間が長いと余計に気になる。家族以外といる時に症状が出て、お友達や周囲の人になんて思われるだろう!?できればやめさせたい!と思いますよね。
 
 
その症状、もしかしたらチック症の1つかもしれません。
 
 
不安が強いお子さんに起こりやすく、幼稚園~小学校低学年の男の子に発症しやすいと言われています。
 
 
 
 
チック症には4つの症状があります
 
 
・音声チック
 
・運動チック
 
・複雑運動チック
 
・複雑音声チック   
 
 

原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要因や脳内の神経伝達物質の異常、環境要因などが関与していると考えられています。

 
 
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2.わが家のアスペルガー・登校しぶりの息子もパニックに!

 
 
わが家の小1の息子は、入学式後から付き添い登校をしていましたが、その年の11月中旬ごろに行き渋りが強くなりました。
 
 
朝のあいさつだけ、お昼休みに連絡帳を書きに行くだけ、と何とか学校に行っていましたが、だんだん全くいけない日が増えていきました。
 
 
そんな時、気づいたら12月中旬ごろから、鼻をすすって咳をして、それで苦しくなって困惑し、泣いてパニックになるということが度々起こるように!
 
 
最初は何が起こっているのかわからず、「苦しくなるから咳するのやめよう」と言ってしまっていました。
 
 
そこから、「チックかも?」と思ったのは数日たってからでした。
 
 
すぐにインターネットで調べると、「生まれつき持ち合わせており、発症してもだんだん収まっていくものなので様子を見ましょう」とあります。
 
 
しかし、様子を見ていても急によくなることはありません。それどころか、症状が繰り返し出てくるので、息子の不安はどんどん増していきました。
 
 
 
チックは本人が自分でコントールできるものではありません。無意識で起こってしまうものです。
 
 
それなのに「やめなさい」と言われても、どうすることもできません。
 
 
どうして止められないの?どうして苦しくなるの?と余計に不安が募ります。止めたいのに止められず、余計に不安が増し、症状も悪化しやすくなるのです。
 
 
そんな子どもを見ていると、もちろん親も不安が大きくなります。
 
 
親子で不安になって、ネガティブ記憶を貯めやすい子はさらに不安になってしまう。悪循環が起こってしまうのです。
 
 
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3.症状緩和のため、やるとよかったこと2つ

 
 
チックがストレスからくることを知った私がまずやったことは、「学校に行かなくてもいいよ」と伝えることでした。当時、学校ストレスが一番息子を苦しめていると感じたからです。
 
 
結果として、その日以来完全な不登校になりました。チックも改善したのですが、完全にはなくなりませんでした。
 
 
そこで私はさらにこんな対応をとりました。
 
 

◆①よく観察する

 
 
どんな時にどんな症状が出るのかな? また、どんな時は平気なのかな?と1日寄り添って観察しました。
 
すると、 
 
 
 ・お話をしているときは出ない。
 
・手持無沙汰な時間に出やすい。
 
・やり慣れたゲームや動画を見ているときは本当は手持無沙汰になっている。
 
次の活動に誘うと症状が出ない。
 
 
 と、いうことがわかったので、 症状が出ない時間を増やすように心がけました。
 
 

◆②安心させることを優先する

 
 
また、症状があるとき、本人から「息ができてる?」と聞かれることがありました。
 
 
このことから、咳ばらいはのどの違和感を取り除こうとしていること、声を出すことで大丈夫なことを確かめようとしていたと考えられました。
 
 
それなら、なにより安心を与えてあげよう!
 
 
そこで、チックの症状が出たときは
 
 
本人の名前を呼びながら優しく声をかけ
背中をさすってあげながら、深呼吸を一緒にし 
上手にできていることを褒めて 
ゆっくり呼吸ができてきたら、「ニコっとしてごらん」と声をかけました 
そして、落ち着いてきたところで、頭の中で好きな色をイメージさせました 
 
 
これらの効果として  
 
 
・背中をさする=手を身体に当てると、緊張や不安をやわらげる「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
 
 
・ニコっとするのは、口角を上げることで脳が「楽しい」と勘違いをして、気持ちを安定させる「セロトニン」というホルモンが分泌されやすくなります
 
 
・好きな色をイメージすると、脳内で余計なことを考えないように単純にし、感情を落ち着かせる効果があります。
 
 
 
 

この一連の対応で、息子のチック症状は1か月程度で落ち着き、3か月もたつとほぼ出なくなりました。

 
 
一番そばにいるママが、慌てず落ち着いて、安心させられるかが大事です。本人こうすれば落ち着けるという方法がわかれば、自分で対処できるようになります。
 
 
ぜひ、お子さんがチックの症状を気にせず、安心して過ごせる環境を提供し、お子さんに合った声掛けを見つけてください。
 
 
※本人の不安が強い、いつまで続くかわからない症状にママも辛い時は、専門機関に相談に行ってくださいね。
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:林 花寿美
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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