毎日の発達障害ADHDのお子さんのマシンガントークにお疲れのママへ、ADHDの子どもが一方的に話す原因と対処法について解説します。ママは子どもとの会話に耳を傾け、理解し、共感することで、絆を深めることができますよ!
【目次】
1.一方的に喋り続ける子に困っていませんか?
2.発達障害ADHDの子どもが一方的に喋る4つの原因
3.伸ばして落ち着かせる!ママとADHDの子どもとの会話のやり取り
1.一方的に喋り続ける子に困っていませんか?
子どもとの会話は、親にとってとても貴重な時間です。
ですが、一方的に話し続ける我が子にストレスを感じているママはいませんか?
・思ったことを全て口に出す
・なぜ?どうして?が口癖
・喋り出すと止まらない
なんて困っているママも多いのではないでしょうか。
我が家にも注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の年長の息子がいます。
息子もこれまで
・会話に割り込んで話をし始める
・当てられる前から挙手しながら答える
など、相手のことなんて全く気にせず喋り続けるということがありました。幼稚園でも悪目立ちするようになり、 家庭でも指導するようにと指摘されました。
「手を挙げてお名前を呼ばれてから、お話ししようね」と家庭でも注意してみましたが、全く聞く耳持たず…
なぜ、こんなに一方的に話すのが止められないのでしょうか。
良いことのような悪いことのような、 会話が成り立たないわけでもないし、そもそも注意すべきことなのかも迷われてるママも多いのではないでしょうか。
2.発達障害ADHDの子どもが一方的に喋る4つの原因
発達障害やADHDの特性から、一方的に喋る子どもはとても多いです。 その原因について4つお話します。
◆①興味や関心の高まり
ADHDの子どもは、 興味や好きなことの話題に対して集中力が高まります。
そのため、自分の興味や好きなことを引き起こすことについて、 一方的に話す傾向があります。
◆②情報の過負荷
ADHDの子どもは、 情報を処理するのが苦手な傾向があります。
そのため、頭の中でぐるぐると思考が早く進み、一度にたくさんの情報を発することがあります。
◆③言葉の調整困難
ADHDの子どもは、 自分の言葉を止めることが難しい場合があります。
そのため、一度しゃべり始めると止まらない、という状況が生じることがあります。
◆④他者とのコミュニケーションの欠如
ADHDの子どもは、 周りの人やお友達との適切なコミュニケーションを築くことが難しい場合があります。
そのため、自分の考えや感情を表現するために、一方的に話すことがあります。
幼少期からお話しができていることはとても良いことですが、 幼稚園や小学校では悪目立ちして注意されることがほとんどです。
お子さんの自信喪失にもつながるので、 お母さんが適切な対応をしてあげることが大切です。
喋るのをとめられないのは、子どものせいではなく「発達障害からくる特性」です。
むしろ「言葉が発達している証拠」と理解すると、捉え方が変えられるのではないでしょうか。
3.伸ばして落ち着かせる!ママとADHDの子どもとの会話のやり取り
◆耳を傾けて別の行動へと提案
子どもが一方的に話し始めたら、まずは耳を傾けてあげましょう。
子どもに話させることで、彼らの感情や思考を理解することができます。注意をして話すのを止めるのではなく、置き換えられる動作に誘導してあげましょう。
「ここではお喋りやめよっかー」
「ママ、忙しいんだけど」
「 静かにしてー!!」
↓
「心の中で言えるかな?」
◆理解を示す
子どもの話に対して共感や理解を示すことが大切です。
彼らが自分の気持ちや考えを受け入れてもらえると、安心して話すことができるでしょう。
「ママ、なぜ〇〇って●●なの?」
↓
「う~ん…ママもわかんないから一緒に調べてみよっか!」
ADHDキッズのなぜなぜ攻撃は、変にごまかさずに一緒に調べることをオススメします!
自分で調べて自分で解決できるようになる上に、信頼関係の構築にもつながってきます!
◆質問を投げかける
子どもの話題を尊重しながらも、質問を投げかけることで会話をバランス良く進めることができます。
彼らの興味を引きつけながら、会話を深めていきましょう。
「なるほどねー!よく知ってるね!ママは〇〇って〇〇なんだと思うけど〇〇は〇〇だと思う?」
◆休憩を挟む
子どもの一方的な話し方に疲れたら、休憩を挟むことも重要です。
一緒におやつを食べたり、散歩に出かけたりして、リフレッシュする時間を作りましょう。
◆共通の興味を見つける
子どもとの会話を楽しむためには、共通の興味を見つけることが大切です。
ゲーム・絵本・スポーツ・グルメ等、子どもの興味を尊重しながらも、ママ自身も楽しめるトピックを探してみましょう。
一方的な喋りが止まらない子どもとのコミュニケーションは、ママにとって挑戦的な場面かもしれません。
しかし、耳を傾け、理解し、共感することで、子どもとのコミュニケーションや絆を深めることができます。
親子で一緒に成長し、楽しい会話を楽しみましょう。
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執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)